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R2新規開発教材試行の様子【県立日彰館高等学校】

 教材:スマホ時代の子供たち~身につけたいスマホリテラシー~

期日/場所

令和2年12月21日(水)14:35~15:25 /県立日彰館高等学校

参加者数

県立日彰館高等学校1年生 63名 

講師(ファシリテーター)

行政 智

講座の様子

三次市の日彰館高校で,道徳の時間を活用して,「親プロ」の講座を行いました。アイスブレイクは,じゃんけんのグーとパーで,まずは,「みかんは好きか?嫌いか?」という問いに,グーとパーを一斉に挙げる練習をしました。本番の質問では「スマホを使う時間を決めている?決めていない?」など3問実施しました。スマホなど,まだ持っていない生徒がいることも考え,もしも自分が持っていたらと仮定して考えるように事前に伝えておきました。誰もが一斉にグーとパーで回答することで,周りを気にせず自分の意志で手を挙げることができるといった雰囲気をつくり,自分ごととして取り組むといった心構えをしてもらい,プログラムに入っていきました。
ppppp lllll
 はじめに生徒にねらいを読んでもらい,スマホなどはとても便利な機器でもあることに触れました。次に,スマホの画面で問題点だと思うところに〇をつけ,そこから起こりうるトラブルについて考え,意見交流していきました。
おおおおおお qqqqqq
クラスメイトとの交流の場では,自分は友だちとどのようにスマホのやり取りしているのかを振り返ると共に,自分の情報を公開していたらどんなことになるのかなど,意見交流する時間をできるだけ多く取ることで,グループ内でお互いの考えをしっかりと話すことができました。
 ううううう
ファシリテーターは,グループでの意見交流をする時には,「3つの約束があったよね」と声をかけ,安心して話せる場を意識するようにしました。そうすることで,意見を否定されない安心感もあり,グループでの意見交流をしっかりと行うことができました。自分や友だちをトラブルの被害者・加害者にさせないためには,「ルールを決める」「フィルタリングを利用する」「顔の見えない人には合わない」「何かあったら親や信用できる大人に相談する」などの意見が出され,他の生徒の意見もメモを取りながら話が進みました。スマホをはじめとする,SNSなどのコミュニケーションツールは,便利である反面どんな危険な面があるのかを知ることが大切であり,自分も他の人も被害者・加害者にならないためにも,自分のスマホの使い方を見直し,正しい使い方をどうするのかを,考えることができました。

生徒の声

・自分が思っているより,危険は身近なところにありそうだと思いました。
・スマホの使い方について,グループでたくさん意見交流ができ,スマホとのつきあい方に気をつけていきたいです。
・こうしたプログラムをすることで,注意喚起になってスマホのこととか考えることができるので,こまめに意見交流の時間を持つのがいいいと思います。親とも相談し,ルールを決めてスマホを利用していこうと思いました。
・メールなどする際には,相手のこともよく考えてコメントをしようと思いました。

先生の声

・学校の指導では,「してはいけない」で,話してしまいがちなので,生徒が考える時間を設定していただいたところが,よかったと感じました。
・スマホリテラシーについて,生徒が自分ごととして考えるきっかけとなる講座になりました。
・意見交流では,人の意見もメモを取ると共に,スマホなどの危険性も知ることができました。また,冬休み前ということもあり,生徒にとって大変良い機会となりました。

ファシリテータ―の感想

・イラスト画面が多いので,内容を理解しやすいプログラムです。
・気になる事例もあげてあり,被害者・加害者どちらにもなりうる自分がいることが分かりやすいです。
・考えるポイントがはっきりしているので,自分だったらどうする!の意見が出しやすく,自分と他者の意見を記入(メモ)することで,より自分ごととして考えることができるし,気づかなかった点にも気づくことができるので,しっかりと意見交流ができる時間を取りたいプログラムです。
・保護者との対話にも結び付く参考資料があるので,家庭へとつなげていけたらと思いました。


 

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