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開講あいさつでは、近年、地域のつながりの希薄化や孤独な子育て、子供が抱える困難の多様化・複雑化など、子供や子育て家庭を取り巻く環境は一層厳しさを増しており、国においては「こどもまんなか社会」の実現に向け、ライフステージを通じた切れ目のない支援や、子育て当事者への支援の充実が図られていることについてお伝えしました。
また、本研修は、オープンバッジの発行対象になっているため、オープンバッジの概要についても説明しました。
令和6年度の「「親の力」をまなびあう学習プログラム」講座等実施状況について、報告しました。令和6年度に新しく「親プロ」ファシリテーターの仲間入りをされたのは45名で、各市町の「親プロ」講座実施数は161件でした。講座終了後に実施したアンケートでは、「子育ての不安や悩みに変化がありましたか」という問いに対して93%を超える方が「子育ての安心感が高まった」と回答されており、このプログラムを活用した学習は、大変有効であることをお伝えしました。
一方で、「親プロ」講座参加者からは「活動よりも、もっと話す時間がほしい」「Snsで情報は入ってくるからわざわざ集まる必要を感じない」などの意見があり、実際に講座を行っているファシリテーターの方々からも、「現代の親子の課題に対するプログラムがあるとよい」「時代に合っていないものがある」などプログラムの改善を求める声が挙がってきておりました。
そこで、既存のプログラムを作り変えるのではなく、「現代の課題に合ったプログラム」を皆様と一緒に開発していきたい!との思いから昨年度3月に、令和6年度「「親の力」をまなびあう学習プログラム」意見交流会を開催し、新規プログラム案「親茶会(仮称)」を開発しました。本研修では、皆様に体験していただき、よりよいプログラムにしていくための御意見をいただきたいとお伝えしました。
題目:参加者の心をほぐすアイスブレイク
講師:社会福祉法人 光彩会 和光園保育所 所長 岡本 由姫美
講義では、初めにアイスブレイクについて説明していただき、ゆっくり穏やかに心をとかす「心のこもったおもてなし」という意識が大切だと学びました。また、たくさんのアイスブレイクを知り、できるようになることが大切なのではなく、主催者の要望や参加者の様子に応じて、同じアイスブレイクでも実施方法を工夫し、参加者に対して、心からの温かさや配慮を示すことが求められていると教えていただきました。そして、実際にいくつかのアイスブレイクについて、実施する際のポイントや配慮する点などの説明をしていただきながら体験することができ、「なるほど」と実感する学びの場となりました。

演習では、新規プログラム案「親茶会(仮称)」を体験しました。受講者は円になって座り、話したい人は話して、聞くだけが良い人は話さなくても大丈夫というルールの元、サイコロトークを行いました。今回のお題は、「子育て奮闘記「あるある」」でした。
対面の受講者の皆様にサイコロを振っていただき、出た目と同じ目のカードをめくってトークテーマを決めました。オンラインの受講者の皆様には、「「親茶会(仮称)」におけるファシリテーターの役割について」「サイコロの目について(こんな目があると話がはずむ等)」の視点で「親茶会(仮称)」を参観していただき、その後の意見交流で、気付きを共有しました。
ファシリテーターのお二人の和やかな雰囲気に包まれて、受講者の皆様も笑顔で参加されており、オンラインの方からは「現地で参加したかった」「ファシリテーターの声掛けが良かった」等の意見が共有されました。ファシリテーターの実際のファシリテーションを参観することで、参加者との関わり方や声掛けのタイミング等を学ぶことができました。
また、受講者の皆様からサイコロの目のアイデアをいただき、子育て奮闘記以外のいろいろな「あるある」バージョンを考えることができました。
最後に、新規プログラム「親茶会(仮称)」は、皆様からの御意見を元にブラッシュアップし、3月に完成させ、ホームページで報告することをお伝えしました。

本研修の受講者が受領できるオープンバッジの手続きの方法やアンケート等の事務連絡を行って全体を終了しました。
広島県立生涯学習センターでは、県内各市町の家庭教育支援に携わる皆さんの支援を、研修等を通じて今後も引き続き行っていきます。
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