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令和7年度生涯学習振興・社会教育行政関係職員等研修【地域づくりのための学習プロジェクト立案研修】報告

令和7年度生涯学習振興・社会教育行政関係職員等研修【地域づくりのための学習プロジェクト立案研修】報告 

日時 

令和7年7月31日(木曜日)9時30分~16時30分

会場 

広島県情報プラザ 2階 第2研修室 広島市中区千田町7番47号

オリエンテーション(9時30分~9時40分)

挨拶 説明
 開講あいさつでは、広島版「学びから始まる地域づくりプロジェクト」支援事業の趣旨が、第4期教育振興基本計画に示されている、一人一人が自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、「持続可能な社会の創り手」になることを目指すという考え方に通じるものであることについて話しました。また、人々の関係を共感的・協調的なものとするためには、社会教育による「学び」を通じて人々の「つながり」や「かかわり」を作り出し、協力し合える関係としての土壌を耕しておくことが求められていることについて話しました。

講義 「広島版学びから始まる地域づくりプロジェクトの背景と考え方」(9時40分~10時25分)​

講師:広島修道大学人文学部 教授 山川 肖美

講義 講義2
 初めに、地域づくりのための学習プロジェクト立案研修の元になる、「広島版学びから始まる地域づくりプロジェクト」について、広島修道大学の山川教授に御説明いただき、学びと地域づくりの好循環の仕組み(エコシステム)をデザインし、実現に向けて協働していくプロジェクトであることや、その実現のための方法について学びました。やってみたい学習プロジェクトをロジックモデルで考えてみたり、いろいろなアプローチの方法を学んだりして、「地域づくりのための学習プロジェクト」とはどんなプロジェクトなのかイメージすることができました。

趣旨説明 「広島版「学びから始まる地域づくりプロジェクト」支援事業の概要」(10時25分~10時45分)

 当センターが行っている、「広島版「学びから始まる地域づくりプロジェクト」支援事業」について、コンセプトや支援内容を説明しました。地域住民にとって最も身近な学習・交流の活動拠点である公民館等が、行政や大学・企業・NPO、地域の関係機関・団体と連携・協働して地域課題に対応した学習機会を提供し、学びを通じた地域づくりの活動を促進するための拠点として重要な役割を果たせるよう支援する事などを説明しました。

事例発表 「学びと地域づくり・ひとづくりの好循環を創る学習プロジェクトの実際」(10時55分~12時00分​)

事例発表者:世羅町小国自治センター センター長 風呂 久美​
東広島市教育文化振興事業団学び推進課 本部長 福永 崇志
東広島市教育文化振興事業団学び推進課 学び推進員 長谷川 宣子
総評:広島修道大学人文学部 教授 山川 肖美
事例1 事例2 事例3
 事例発表では、「広島版「学びから始まる地域づくりプロジェクト」支援事業」に実際に取り組まれた二つの市町から、具体的な事業内容や、周りを巻き込み地域住民が自分事として参画していくプロセス等を発表していただきました。
 世羅町では、「おぐに丸も応援!地域づくりビジョン発!小国地区活性化プロジェクト」と題して学習プロジェクトを立案され、「小国地区地域づくりビジョン」を作成されました。地域の方々と、やってみたい・できそうなアイデアを出し合い、五つのアイデアで小国の活性化にチャレンジされたことや、ビジョンを見える化し、職員が異動しても引き継ぐことができる体制を整えておられること等が大変参考になりました。
 東広島市では、「人生100年いくつになっても学ぶ幸せ「幸齢社会」づくりプロジェクト」と題して、地域センターや集会所等を活用した「高齢者の学びの場」を実施されました。「人間・生活専攻コース」や「健康・スポーツ専攻コース」等、いろいろな学びを提供し、地域の実情に合った講座を展開されました。また、初めは福富地区で行われたこの事業を東広島市全体に広げ、それぞれの地区の地域課題の解決につながる学習機会の充実を図っておられるところが大変参考になりました。

演習・ワークショップ (13時00分~16時20分)

講師:広島修道大学人文学部 教授 山川 肖美
演習 演習2 演習3 演習4
 はじめに、個人ワークとして、受講者の所属地域について、「地域の現状(データ)」「地域の資源」「地域課題の分析」を演習シートに整理しました。
 次に、グループで交流した後、グループで一つのプロジェクトを選んで「取組の概要」「達成目標」等を考えていきました。いろいろな立場の方と意見交流する中で、地域の課題解決に向けたプロジェクトについて、たくさんのアイディアを出し合うことができました。

案1 案2 案3 
総評
 最後に、山川教授から各グループで立案した学習プロジェクトについての総評や、今回の学びを自市町に持ち帰って実践する上でのアドバイスなどをいただきました。受講者それぞれの所属地域における、地域課題を解決していくために、やってみたいこと・できそうなこと等具体的に考えるよい機会となりました。

振り返り・事務連絡(16時20分~16時30分)

事務連絡
 最後に、対面の受講者とオンラインの受講者で手を振ってお別れしました。
 広島県立生涯学習センターでは、広島版「学びから始まる地域づくりプロジェクト」支援事業を、今後も引き続き行っていきます。
 
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