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サカスタの画像

【ポイント解説】広島の新たなサッカースタジアムの魅力に迫る!

ひろしま自慢 |

広島市の中心部に新しく建設されたサッカースタジアムが、ついにオープンしました。「広島の新たなシンボル」ともなるスタジアムは、どのようなものなのでしょうか?

新スタジアム「EDION PEACE WING HIROSHIMA」

J1サンフレッチェ広島の新本拠地となるサッカースタジアム「EDION PEACE WING HIROSHIMA (エディオンピースウイング広島) 」。

2012年のリーグ初優勝で建設機運が高まり、その後、広島県・広島市・広島商工会議所で検討が進められ、2019年2月、広島市が整備主体となってスタジアムの建設計画がスタート。そして、ついに2024年2月に、サッカースタジアムがオープンしました。

「まちなかスタジアム」

スタジアムの外観

新スタジアムは、広島市中央公園内に位置しており、広島バスセンターやJR「新白島駅」、アストラムライン「県庁前駅」、広島電鉄「原爆ドーム前」などから徒歩圏内でアクセス抜群!

紙屋町・八丁堀エリアなど広島都心部と隣接した、≪まちなかスタジアム≫は、試合前後に市内中心部で、食べたり飲んだり、ぶらぶらすることもできます。都心に活気が生まれて、楽しくなりそうですね!

名前の由来は?

新スタジアムは、所有者である広島市の条例では、「広島サッカースタジアム」となっていますが、株式会社エディオンが命名権を取得し「エディオンピースウイング広島」と名付けられています。

新スタジアムのコンセプトは、みんなのシンボルとなる「希望の翼」が掲げられ、翼 (ウイング) をイメージして設計された特徴的な屋根があります。「エディオンピースウイング広島」の名には、「恒久平和と、夢や希望を持って明るい未来へ羽ばたく」との願いが込められています。

ここが見どころ!

新しいスタジアム、気になりますよね。見どころを集めてみました!

スタジアムはこうなってます

ピッチの様子

スタンドからピッチまでの距離が8メートル!前のスタジアム (旧エディオンスタジアム) では、約30〜40メートルの距離があったことを考えると、その近さが良く分かりますね。最前列付近は観客と選手が同じぐらいの目線の高さで、迫力のあるプレーを近くで感じることができます。

東西南北ある4つのスタンドは、それぞれ違う設定になっています。南側がホーム観客用で、切れ目のない「ワンスロープ型」のスタンドとなっています。マツダスタジアムのように、ボックスシートやパーティーテラスなどの色々なタイプの観客席があるので、一緒に行く人に合わせて楽しめそう!

そして、大型ビジョンも見どころの一つ。国立競技場と同じ規模のものが完備され、最新の音と光の演出を行う設備もあるんです。照明・音響・映像の迫力ある総合演出も、試合の魅力を最大限まで引き出してくれますよ。

非試合日にも賑わう工夫が

新スタジアムでは、サッカーの試合日はもちろん、365日賑わう施設として、整備されています。

1階には、「HIROSHIMA SOCCER MUSEUM」。サッカー王国広島のレガシーと誇りを国内外へ伝え、被爆からの復興とサッカーの関わりや、未来に続く明るい広島の姿=平和をテーマにしています。

サッカーファンだけでなく、県民・市民・観光客等、幅広い人が楽しめる場となっており、試合がない日でも楽しめるようになっています。サッカーの魅力に触れられる体験型のコーナーもあるので、お子さんも楽しめそうです。 (入場料:大人500円、小中学生300円)

また、試合がない日には、スタジアムの施設を使うことも可能で、会議や商談、パーティ、スタジアムウェディングなどとしても利用可能で、サッカー以外の様々な使い方ができそうです!

このほかにも、新スタジアムを周遊できるスタジアムツアーやレストランも続々オープン予定なので、エディオンピースウイング広島の公式ページ もチェックしてみてください!

広島の真ん中に生まれた、みんなの居場所「ひろしまスタジアムパーク」

スタジアムパークの完成予想図

新スタジアムは、両隣に広がる広場エリアと一体となったスタジアムパークとして整備が進められています。

広場エリアでは、大きな芝生に、開けた空、緑や水辺に囲まれた自然環境を十分に生かし、子どもが楽しめる遊具や、広島ならではの食や文化などが楽しめるような商業施設「HiroPa(ヒロパ)」が整備されます。

広場エリアは、2024年8月にオープン予定!「ひろしまスタジアムパーク」として、スタジアムと広場エリアを繋ぐことで、さまざまな世代の方が集う、「都会のオアシス」を目指しています。オープンが待ち遠しいですね!

ひろしまスタジアムパーク | HIROSHIMA STADIUM PARK

防災施設としての役割も

スタジアムの内観

中央公園広場は、元々、地震、津波や大規模な火災の際の避難場所としての防災機能がありましたが、新スタジアムにも防災機能が整えられています。

例えば、

  • コンコース等を指定緊急避難場所や帰宅困難者一時滞在施設の避難スペースとして活用
  • 自家発電や貯水槽が整備されており、インフラが途絶えても72時間は供給可能
  • 防災備蓄倉庫が完備

市内中心部で人の動きが多い場所だからこそ、こういった大規模な避難場所があるのは安心ですよね。地域の人も含めて、とても頼りになる存在となりそうです。

サッカーだけじゃない!広島都心部の新たな回遊拠点として

スタジアムの外観

まちなかスタジアムの構想は、これだけではありません。サッカーを見に来てくれた人が、その周辺の施設にも訪れ、回遊・滞在することで、街全体の活性化を目指しています。

周りには、球場跡地にあるひろしまゲートパーク、平和記念公園、グリーンアリーナ、こども文化科学館、ひろしま美術館など、魅力的な施設がたくさん!紙屋町・大手町・八丁堀エリアにもほど近く、観光や買い物、飲食なども楽しめます。

回遊性を高めるために、新サッカースタジアムへ繋がるペデストリアンデッキが、ひろしまゲートパークがある南側、広島城がある東側に整備されており、新スタジアムが新たな都心の回遊拠点となります。また、広島城も歴史・文化の発信拠点となるよう、新たな商業施設や歴史館などが整備される予定なんですよ (広島市)

広島駅付近にはMazda Zoom-Zoom スタジアム広島、市内中心部にはEDION PEACE WING HIROSHIMA (エディオンピースウイング広島) 。どちらも広島を代表するスポーツ施設として、さらに盛り上がってほしいですね。

さらなる進化で熱くなれ!

サンフレッチェ広島の2024シーズンのスローガンは、「シン・ぶちあつ」!『「新」スタジアムで「進」化したサッカーを展開し、自分と仲間を「信」じて戦い、タイトル獲得を果たし、「真」の王者になる』という強い決意が込められています。

1992年に誕生し、2022年4月に創業30周年を迎えたサンフレッチェ。そして、ついに2月23日 (金) より、新スタジアムをホームスタジアムとしたJリーグが開幕します!これからの活躍も楽しみですね!

サンフレッチェ広島の選手とサポーターがともに喜ぶ画像

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