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尾道水道の夕景

広島県の2021年を振り返って

ひろしまで暮らす |

今年も残すところ数日となりました。皆さんにとってどんな1年だったでしょうか。昨年末からのコロナ集中対策の中で迎えた2021年。新しい生活様式や働き方にそれぞれが向き合いながらも少しずつ適応していき、1年越しで迎えた東京オリンピック・パラリンピック競技大会では、コロナ禍での生活に息苦しさを感じていた私たちに、スポーツの力で元気を与えていただきました。

広島県としても、広島空港のリニューアルや叡啓大学の開校、DX推進事業を実施するなど、これからの発展へ向けて動き始めた1年でもありました。

2021年の広島県を漢字一文字で表すとすれば…?

広島県では毎年、その年を振り返って漢字一文字で総括をしています。2019年は「数」、2020年は「散」、そして2021年を表す漢字として湯崎知事が選んだ文字は「新」でした。新型コロナウイルス感染症対策への取組、カープ栗林投手の新人王選出や陸上山縣選手の日本新記録樹立、また10月には、広島選出の国会議員として30年ぶりとなる岸田新総理が誕生しました。

県民一丸となって取り組んだ、新型コロナウイルス感染症対策

今年も、新型コロナウイルス感染症対策に県民一丸となって取り組んでまいりました。特に夏はデルタ株のまん延により、広島県内でも過去に経験したことのないほどの感染拡大が見られましたが、外出半減や飲食店等に対する休業要請、ワクチン接種など、県民や事業者の皆さまのご協力によって、感染レベルを下げることができました。現在の県内感染状況 (2021年12月28日) は、少ないながらも感染者の発生が見られます。

また、12月26日にはオミクロン株の患者が1名確認されました。このため、注意喚起も含めて感染レベルを0から1に引き上げたところです。今年の年末年始は、久しぶりに家族や友人に会う方も多いと思いますが、お互いのためにもマスクの着用や手洗い、定期的な換気などの基本的な感染防止対策に引き続きご協力をよろしくお願いします。

新人王・新記録の誕生!スポーツの力が輝きました

ヘラと鉄板に乗ったお好み焼

「新」ということで、広島東洋カープの栗林良吏投手がセ・リーグの新人王に輝き、球団としても2年連続で新人王が誕生。6月には、陸上競技男子100メートルのレースで広島県出身の山縣亮太選手が日本新記録9秒95を樹立しました。県民にとっても、大変嬉しいニュースでしたね。

今年は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会を中心にスポーツ分野で大活躍された選手延べ53名 (個人22名・3団体31名) が「広島県体育・スポーツ知事表彰」を受賞されました。競技にひたむきに向き合う姿は、私たちに勇気と感動を与えてくれましたね。選手の皆さま、ありがとうございました。

広島空港が「世界に選ばれる目的地」としてリニューアル!

広島空港商業エリア(イメージ)

広島県の空の玄関口である広島空港が7月1日から民営化され、国内・国際路線の拡充や中国地方の交通拠点として広島市内方面バスの増便・東広島駅への接続化などの交通ネットワーク拡充が予定されています。また、商業エリアもリニューアルを行い、これまでよりも広島らしい魅力あふれる店舗が集まっています。

広島空港

「世界に選ばれる目的地」を目指して!進化する広島空港の今に迫る!

広島空港は2021年7月から民間運営が始まっており、定期路線が拡充し商業エリアのリニューアルが進んでいます。飛行機やバス...

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今後さらに、レストラン街のリニューアルや国際線の免税店の充実などを予定していますので、これまで広島空港を利用したことがなかった方も、ぜひ活用してみてくださいね。

22世紀型大学「叡啓大学」が開校

グローカルのイメージ

100年先の未来予想図をデザインすべく、社会を変える「実践力」と世界で通じる「教養力」を培うことを目指した叡啓 (えいけい) 大学が、県立の大学として広島市内に開校しました。JR広島駅から徒歩約10分、広島市中区幟町に位置しているという立地良好なキャンパスです。叡啓大学は日本初となる「ソーシャルシステムデザイン学部」が創設されており、リベラルアーツ科目に重点を置いていることも特徴の一つです。今年4月に開校したばかりですが、これからどんな人材が世界へ羽ばたいていくのか、楽しみですね。

叡啓大学 ホームページメインビジュアル

英語が飛び交う大学が街中に開校!?叡啓大学に潜入!

令和3年4月に広島市内中心部に開校した県立の叡啓(えいけい)大学をご存知ですか?100年先の未来予想図をデザインできるよ...

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D-EGGS PROJECT

D-EGGS PROJECT by サンドボックスのホームページ画面

デジタル技術を活用してコロナ禍における課題解決を図る実証実験「ひろしまサンドボックスD-EGGS PROJECT」。新型コロナウイルス感染症拡大によって私たちの日常が大きく変化していく中で、テクノロジーを活用した「新しい日常」へ適応するアイデアを皆さまから募集しました。全国から391件のアイデアを寄せていただき、1次選考を経て最終審査を通過した30件のアイデアが広島県内のフィールドで実証実験を行いました。30件のテーマとしては新しいワークスタイルや「密」を回避した地方観光モデルの創出、循環経済化への提案など。今後も、実用化へ向けて引き続きサポートをしていきます。

D-EGGS PROJECT by サンドボックスのホームページ画面

広島DX「#解決したい課題」のアイデアに投票しよう

デジタル技術を活用して、より便利で快適な暮らしを実現するためのアイデアを募集するプロジェクト「D-EGGS PROJEC...

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2022年に向けて

さて、2022年はどんな1年になるのでしょうか。広島県では、まずは引き続き新型コロナウイルス感染拡大防止対策に全力で取り組んでいきます。また、デジタル技術を活用することでより良い形で社会的にも経済的にも発展的な回復ができるように進めていきます。

2年目を迎えた「徹底解剖!ひろしまラボ」も、有益な情報や広島の魅力を皆さまにお届けできるようにより一層パワーアップしていきますので、2022年も引き続きよろしくお願いします。