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家族との避難に悩むお母さんのイメージ

避難したいけど密も心配…。そんなときは避難所の混雑状況をチェック!

ひろしまで暮らす |

県内で発生する自然災害のうち、亡くなる方が多いものの一つが土砂災害。いざという時、危険な場所にいる人は“迷わず避難”しなければいけません。

ただ、コロナ禍の今「避難したいけれど、避難所が密なのではないか心配…」と不安な気持ちを抱えている人も少なくないかと思います。そこで、県ではコロナ禍でも少しでも安心して避難先に避難できるためのサービスを新たに始めました。

コロナ禍の災害時に分散避難を!

その名も「VACAN MAPs (バカンマップス)」。スマートフォンやパソコンから、避難先の混雑状況を確認できるもので、リアルタイムに情報が更新されます。

VACAN Maps の画面イメージ

災害時に開設される各市町の避難所にいる職員などが、インターネットを使って混雑状況を随時発信する仕組みとなっています。皆さんのお手元のスマートフォンやパソコンの画面上には、「空いています」「やや混雑」「混雑」の3段階で混雑状況がアイコン表示されます。

例えば自宅近くに2つの避難所がある場合、VACAN MAPsで混雑状況を確認し、混雑していない方を選んで避難することができます。コロナ禍の今、できるだけ密な状況を避けるためにも分散避難に活かしたいですね!

そして、いざという時に落ち着いて行動するためにも、災害への心構えを日頃から持っておくことが大切です。この VACAN MAPs では、災害時に開設予定の避難所を、平時でも確認できます。お住まいのエリアのどこに避難所があるのかを予め確認しておくことも、備えの一つ。いざという時、慌てず避難行動ができるようにしておきたいですね!また、県内の他の地域にお出かけしているときでも、避難所の場所を探すことができますよ。

事前の備えが大切な命を守る

その他にも、いつ発生するか分からない災害への備えとして、自分や家族の命を守るための「自らの防災行動計画」である「ひろしまマイ・タイムライン」の作成があります。

ひろしまマイ・タイムライン メインビジュアル

ひろしまマイ・タイムライン

避難に備えた行動をあらかじめ決めた「自らの防災行動計画」のこと。時系列で取るべき行動が分かるようになっている。

避難情報が出た際、どこにどのように避難すればいいのかを確認するのでは遅いです。 自らや家族のとるべき行動について、「いつ」「誰が」「何をするのか」「避難開始のタイミングをどうするか」など、ハザードマップや避難情報、防災気象情報を確認しながら時系列に整理しておきましょう。スマートフォンで誰でも手軽に作成できますよ。一緒に暮らすご家族と日頃から災害時の避難について話をしておくことが、いざというときの行動につながります!

マイ・タイムラインをスマホで作成しているところ

以前の記事でも災害から命を守るための事前の備えについてご紹介していますので、こちらもご覧ください。

これからの大雨に要注意!命を守るために予め確認を!

コロナ禍の今、災害発生時に今回ご紹介した VACAN MAPs をぜひ活用してみてください。そして平時から迷わず行動ができるように、予めできる準備をしておきましょう!