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スマート農業の様子

今話題のスマート農業で私たちの暮らしも変わる!?

ひろしまで暮らすイベント情報 |

「スマート農業」という言葉をご存知ですか?もしかしたら近頃耳にされた方もいらっしゃるかもしれません。

スマート農業とは、これまでの農作業を AI (Artificial Intelligence:人工知能) やロボット技術、ICT (情報通信技術)、IoT (Internet of Things:モノのインターネット) などを利活用し、作業行程を自動化・省力化する方法のことです。

農業にドローンを活用している様子

例えば、自動的にトマトを収穫するロボットや、人力作業を補助するアシストスーツ、無人で動かすことのできるトラクター、そして上空から撮った画像をもとにしてピンポイントで農薬を散布することができるドローンなどなど…。

アシストスーツを着用してみかんを収穫する様子

なんだか近未来的でワクワクしますよね!

このように農業の分野で急速に技術開発や実用化が進められる一つの背景として、農業で働く人が減少し、高齢化が進んでいることが挙げられます。そこでスマート農業を取り入れることにより、農作業が省力化でき農家の負担軽減につながる可能性があります。そのため年齢を重ねても農業に携わることが可能になり、またこれから農業を始める人が取り組みやすくなるなど、多様な人材の参入により農業が活性化することも期待できます!

私たちの暮らしに何の影響があるの?

スマート農業が進むことによって、私たちは新鮮な農作物をより安く買うことができるようになると言われています。またスーパーで手に取った野菜がどのようなこだわりをもって育てられたのか?どのような栄養素があるのか?など詳しい情報を簡単に知ることができるようにもなります。

野菜を買うイメージ

生産、流通、販売がつながり、出荷量や出荷時刻などの情報がリアルタイムで共有されることで、物流量が安定し、流通コストが抑えられることとなり、結果的に私たちのもとに新鮮な農作物がより安く、安定的に供給されることにつながるのです!

広島もスマート農業に取り組んでる!

キャベツ収穫機実演の様子

そんなスマート農業。広島県でも既に様々な取組が進んでいます! 例えば、昨年11月25日には 「ここまで来た!スマート農業」をテーマに、スマート農業実演・研修会が行われ、スマート農機と経営管理システムを連動させたAIによる作業指示に従うことで「社員10人でも実施可能な、中山間地におけるキャベツの大規模経営」を目指した取組が紹介されました。

キャベツ畑

ちなみに広島県では、ドローンを使った農薬の散布や難しいといわれていたキャベツの全自動収穫機を中四国で初めて導入するなどの実証実験も進められているんですよ!以前の記事で紹介したキャベツの県産供給率がこの技術を機に増えていくといいですね!

広島県のスマート農業取組事例はこちら

広島県のスマート農業の最前線に触れよう!

スマート農業フェア チラシ

最先端技術の紹介や体験を通して、スマート農業を理解し、産地や担い手の育成につなげていくことを目的として、12月9日にスマート農業フェアが開催されます!

日時
12月9日(水) 9:30~16:00
場所
広島市中小企業会館 (広島市西区商工センター1丁目14-1)
対象者
農業者、畜産業者、農業団体、学生、企業、行政機関など
お申込み
事前お申込み不要
参加費
無料

スマート農機や画像解析技術、環境制御システム等を実際に見ることができたり、相談ができる展示会、そして既に取組をされている方からのスマート農業の取組事例などを聞くことができる講演会などが行われ、最新の情報を知ることができます!

県が主催するスマート農業フェアは今回が初。農業に革新を起こし、さらなる進展が期待できるスマート農業。今は新しい技術を取り入れつつある過渡期ですが、農作業の改革を目指していち早くスマート農業を取り入れるためフェアに参加してみてはいかがでしょうか?