
75回目の8.6。2020年の平和記念式典はオンラインで
ひろしまを学ぶ |
梅雨が長引いたこともあってか、突然8月になった感じがしますが、間もなく8月6日を迎えます。今年は被爆、そして終戦から75回目の8月6日。「75年は草木も生えないだろう」と言われたあの悲劇からまさに75年目となり、被爆者の方々やご家族、ご遺族、広島に暮らす人々、そして核兵器廃絶と国際平和を願う人々にとって特別な1日となるはずです。
オンラインで平和記念式典に参加しよう

画像は昨年 (2019年) の平和記念式典
新型コロナウイルス感染症の影響により、令和2年(2020年)の平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式:8月6日(木)8:00~8:50開催)は規模を縮小し、ソーシャルディスタンスを確保するなどコロナ対策を行って開催されるそうです。そのため、残念ながら今年は一般席は設けられず、招待者以外の参列はできません。ですが、今年は以下のアプリやホームページで、式典がライブ中継されるとのこと。
TikTok
広島県公式アカウント から配信 (当日7:55~8:50予定)
※ スマホなどのデバイスにTikTokアプリをインストールする必要があります。
広島市公式ホームページ
令和2年 (2020年) 平和記念式典をライブ中継します (当日7:00~8:50予定)
毎年参加しているという人はもちろん、普段はなかなか現地まで行けないという人も、被爆75周年の今年は、出勤や通学の前に少しでもオンラインで式典に参加してみませんか?

また、例年は8月6日の夕方から夜にかけて、元安川で犠牲者の慰霊と平和祈願のための灯ろう流しが行われますが、今年はこちらもオンラインで開催されるとのこと。「ひろしま はなのわ 2020」連携イベントでもあるそうで、オンライン上で灯ろう流しの受け付けがされるほか、はなのわメイン会場 (旧広島市民球場跡地を中心とする区域) のスクリーンでも仮想空間に流れる灯ろうが映し出されるそうですよ。
※ ひろしま はなのわ 2020メイン会場へお越しの際は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、マスク着用などの咳エチケット及びアルコール消毒にご協力をお願いします。
オバマ前米国大統領やローマ教皇など世界各地からメッセージが

被爆75周年に当たり、バラク・オバマ氏 (前米国大統領) やローマ教皇フランシスコ台下、潘基文氏 (元国連事務総長)、ベアトリス・フィン氏 (ICAN事務局長)、フィリップ・コトラー氏 (ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院 SCジョンソン&サン特別教授) など多数の著名人から広島へメッセージが届いています。また、「国際平和拠点ひろしま」のサイトでは、『被爆75周年特集』として、被爆前の広島市の歴史から被爆直後の被害の状況、そして復興についてまとめられています。各界のリーダーたちとともに、皆さんも平和について考えてみませんか。