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インターネット版 古文書講座 NO.2

印刷用ページを表示する掲載日2016年4月12日

解読文

1枚目

     家内安全御札
并ニ出世立身御守
一 くと所(竃所)きよめ第一之事
一 毎朝新火ニて焼付候事
 附、無用之火焼申間敷
一 薪・しば(柴)木之類
 かりにも足下にかけましく
一 灰つかへ取除候節、小火
 吟味可仕(仕るべし)
  但、丑寅之日用捨
一 くと所ニてたはこ(煙草)吹附
 又は吹がらうつすなと(打つ捨など)

2枚目

 堅用捨
一 同所肩江器物何によらす
 物置候事無用
一 毎々台所そうち(掃除)致候節
 くと所(竃所)へはきかけ(掃きかけ)間敷
一 水瓶之水へちり(塵)・ほこり(埃)
 入不申様念入、手雫・杓之雫
 心ヲ附可申事
    并ニ不浄手内之はしり場ニ而
    洗候事用捨
一 こほれ火足下にかけ間敷事
一 火消田子毎々改見可申
    并ニ夜中火鉢・たはこほん(煙草盆)
    置所念入候事

3枚目

一 認時行儀ニ可仕(仕るべし)、乱ヶま敷(がましく)
噺し并ニ争論堅無用之事
一 庭内へつばき吐、又は余り
 もの等捨候類用捨
一 鍋・釜・食物之器へ一度箸なと
 致候もの二度もとへかへし(元へ返し)候事
 別而用捨可致(致すべし)
一 裏ニて焼し火内へ取候節
 くと所(竃所)へ入候事仕間敷候、くと所(竃所)は
 きよめ所と心得候へは、
 祈祷ニ成候
 我ためは人のためなり
             またひとの
 ためハをのれ(己)か身に
             むくふへし(報うべし)

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