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収蔵文書展「災害を語る歴史資料」 4(11)

印刷用ページを表示する掲載日2020年6月2日

4 レスキューされた被災文書(11)

専門家による修復 (槙林家文書 201820)

 この帳面四冊は,いったん冷凍保管した後,国立歴史民俗博物館の天野真志氏に修復(帳面の解体→洗浄・漉きばめ→綴じ直し)していただいたものである。

 修復前の帳面は表紙などがゆがんだ状態で,汚れや折れ皺があり,カビの発生や破損した部分もあったが,天野氏の修復により,汚れやカビが除去されて,欠損した部分もきれいに補填されている。

 また,帳面の綴じ部分の紙縒りは解体時に外し,漉きばめで修復した後,新しい紙縒りを使用して,それぞれ元の綴じ方と同じ方法で綴じ直してある。

専門家による修復

修復2 修復3
(左)修復前の帳面 (右)修復した帳面を新しい紙縒りで綴じ直す。

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