このページの本文へ
ページの先頭です。

収蔵文書展「災害を語る歴史資料」 4(4)

印刷用ページを表示する掲載日2020年6月2日

4 レスキューされた被災文書(4)

濡れた状態で7ヶ月経過し,固着した文書 呉市E家文書

 被災後,濡れたままの状態で7ヶ月が経過した文書には,緑や黒いカビが全体に繁茂し,虫も発生して強烈な臭いを放っていた。これは,濡れた帳面が数冊固着したもので,戸外での日陰干しを一か月以上繰り返して乾燥させたが,乾燥させても固着の剥離が難しく,開披不能な状態となっている。被災後のなるべく早い救出がいかに大事かを示してくれる資料である。

濡れた被災文書

受入時の写真

受入時の濡れた被災文書

 

おすすめコンテンツ