このページの本文へ
ページの先頭です。

収蔵文書展「災害を語る歴史資料」 3(4)

印刷用ページを表示する掲載日2020年6月2日

3 地震災害を語る歴史資料-安政大地震を記述した古文書-(4)

賀茂郡村々の安政大地震被害状況の調査報告
(竹内家文書 「地震損之ヶ處郡中村々約帖ひかへ」 198801-4645)

 嘉永7年(1854)11月に,賀茂郡の割庄屋を務めた竹内家が大地震後の郡内村々の被害状況を藩に報告するためにまとめた調査報告書の控。

 各村ごとに家屋や田畑・道路・河川・池などの破損状況などを集計し,怪我人についても記している。郡内の各所で地割れにより「水汐吹出」といった現象が起き,堤防の破損も数多く報告されている。

 竹原下市では,地割れで田畑から海水が吹き出し,広島藩の御蔵所も壁や瓦が落ちて大きく破損した。損壊家屋が143軒あり,塩浜でも地割れにより泥が吹き出し,塩蔵や釜屋など37軒が破損したと記している。

賀茂郡村々の安政大地震被害状況調査報告

 

※ 解読文(赤線部分)はこちら

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

おすすめコンテンツ