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収蔵文書展「災害を語る歴史資料」 3(3)

印刷用ページを表示する掲載日2020年6月2日

3 地震災害を語る歴史資料-安政大地震を記述した古文書-(3)

文化3年「御旧記」にみる安政大地震の記載 (中垣家文書 199706-1)

 沼田郡伴村の農民が文化14年(1817)から明治14年(1881)にかけて記した日記。

 その日の天気が毎日記載されており,「大あめ」「大風」「大水」などの記載も頻出するが,毎日の記述はいたって簡略である。

 この日記の中には安政大地震における広島での様子も記述されている。嘉永7年(1854)11月4日「五つ時(8時頃)ニじしん入,五日七つ(16時頃)ニ而大じしん入,夜五つ(20時頃)ニ而じしん入,四つとき(20時頃)大じしん入,九つ(0時頃)ニ而じしんつゞき,三つ入廣嶋方大そうどう,ふる家(古家)こけ,をうてい(大邸)もこけ,をしろ(御城)の御やぐら(櫓)かやり(覆り)」と,広島城下が騒然となった様子が記されている。

御旧記に見る安政大地震の記載

※ 解読文(11月4日分〈赤線部分〉)はこちら

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