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収蔵文書展「災害を語る歴史資料」 2-1(1)

印刷用ページを表示する掲載日2020年6月2日

2-1 江戸明治期の水害関係文書(1)

江戸時代の災害復旧工事の見積書(「夫積帳」)
天保2年7月「高宮郡下町屋村去ル六月五日洪水損所仕戻し普請夫積帳」 (重清家文書 198819-945)

 夫積帳は,災害復旧工事を行う際に,村役人が必要な人夫や資金を見積もり,割庄屋を通じて藩に出願する際に作成した見積書。この出願をもとに藩役人が現地を見分し,夫積帳の内容を吟味し,工事を認可した。

 この夫積帳には,朱書きで数多くの修正(下方修正)が加えられており,実際にはこのような作業を経て復旧工事が行われていたこと,また,それだけ藩にとっても災害復旧には莫大な出費を要したことがうかがわれる。

復旧工事の見積書1 復旧工事の見積書2

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