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(9) 梶ノ鼻自然海浜保全地区

印刷用ページを表示する掲載日2023年6月1日

梶ノ鼻(かじのはな)自然海浜保全地区

指定:昭和57年3月31日
所在:尾道市因島外浦町字内楫
陸域面積:1.44ヘクタール

 この海浜は、梶ノ鼻とその南方に半円状に弧を描いた延長約850メートルの海岸です。
 中央部の農地等に接した部分に人工護岸が設置されていますが、その前面には粘板岩、砂岩を主体とする砂浜 (幅約20メートル、延長約300メートル)が広がり、梶ノ鼻の海食崖や海食棚及び海岸林が一体となった優れた海浜です。
 また、梶ノ鼻の粘板岩を貫く流紋岩の大岩脈の露頭や海食棚は古生層の層理が観察できる等地学的に価値の高い地区です。
 陸域は、中央部の農地、雑種地を除く両端の山林が、土砂の流出の防備のため保安林に指定されています。
 植生は、クロマツ、クヌギ、コナラ、ウバメガシなどで海岸線は海食崖となって海に接しています。

古生層の層理が見られる梶ノ鼻
古生層の層理が見られる梶ノ鼻の写真

位置図
​この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び
数値地図25000(地図画像)を複製したものです。(承認番号平成25情複第286号)

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