社会教育主事・社会教育士
社会教育主事とは
社会教育主事は、社会教育法の規程により、都道府県及び市町村の教育委員会に置かれる専門的職員で、社会教育を行う者に対する専門的技術的な助言・指導に当たる役割を担います。
職務の例としては
- 教育委員会事務局が主催する社会教育事業の企画・立案・実施
- 管内の社会教育施設が主催する事業に対する指導・助言
- 社会教育関係団体の活動に対する助言・指導
- 管内の社会教育行政職員等に対する研修事業の企画・実施
など、その業務は多岐にわたっています。
社会教育主事になるための資格は、「社会教育主事講習」を受講するほか、大学等で単位を履修することなどで取得できますが、社会教育主事として活躍するためには、資格を取得して、都道府県又は市町村教育委員会等から社会教育主事として発令されることが必要です。資格を有する人が、必ず社会教育主事として発令されるものではありません。
社会教育主事講習
広島県内においては、次のとおり「社会教育主事講習」が開催されています。
◆広島大学 社会教育主事講習
◆国立教育政策研究所 社会教育主事講習【A】
◆国立教育政策研究所 社会教育主事講習【B】(広島県立生涯学習センター)
国立教育政策研究所社会教育実践センター(東京)を主会場として、インターネットを活用したライブ配信により、地方会場(広島県)でも受講できます。
上記各講習について詳しくはこちらから(→広島県立生涯学習センターHP)
その他、令和5年度の全国の状況はこちらから(→文部科学省HP)
大学等での単位履修
社会教育士とは
社会教育主事になるための資格は、「社会教育主事講習」を受講するほか、大学等で単位を履修することなどで取得できますが、社会教育主事として活躍するためには、資格を取得して、都道府県又は市町村教育委員会等から社会教育主事として発令されることが必要です。そのため、これまでもNPOや社会教育関係団体、企業、学校教職員、PTAなどの方々が「社会教育主事講習」の受講や、大学等で単位を履修し、さまざまな場で活躍していましたが、「社会教育主事」とは名乗ることができませんでした。
そこで、講習や養成課程における学習成果がさらに広く社会における教育活動に生かされるよう、定められた科目を修了した者は「社会教育士」と称することができるようになりました。
地域における様々な分野で活躍する社会教育士が増えるにつれ、「学びのオーガナイザー」としての総合的な視点に立った地域全体の社会教育振興に取り組む社会教育主事の役割はますます重要になります。