「宇宙農業への挑戦」についてアメリカの学会で発表しました!
西条農業高等学校の生徒が,スーパーサイエンスハイスクール(SSH)での研究内容をアメリカ航空宇宙局(NASA)主催の学会で発表しました。
また,西条農業高等学校では科学的な視点で高品質な農作物の生産に挑戦しています。
1月8日(火),次の生徒たちが教育長を訪問し,これまでの学びの成果について報告しました。
畜産科 3年 迫川 優大(さこがわ ゆうだい)さん
園芸科 3年 二張 裕介(にはり ゆうすけ)さん,曽利田 風季(そりだ ふうき)さん
NASA主催の学会で発表した迫川さんは,
「これまで研究してきた『微小重力下でニワトリは孵化するのか~宇宙農業への挑戦~』というテーマで発表しました。無重力に近い状態を再現できる特殊な機械に卵を入れて実験しました。この研究の成果を大学での勉強に生かし,また,後輩たちにも受け継いでいきたいです。」
と研究の概要を説明してくれました。
園芸科の二張さんと曽利田さんは,
「西農シクラメンはノルウェー産の海藻『アルギット』を利用し,環境不適地でも大型のシクラメンに栽培することに成功しました。」
「西農イチゴは紅ほっぺという品種に地元産の『酒かす』を肥料として使用することで,大粒で甘みの強いイチゴの生産に成功しました。」
と説明し,西農シクラメンと西農イチゴをプレゼントしてくれました。
教育長は,
「とても貴重な経験をされましたね。説明が分かりやすく,興味がわきました。」
「こんなに立派なシクラメンとイチゴは初めて見ました。後輩たちに研究の成果を受け継いでいってほしいですね。」
と生徒たちの挑戦を称えました。