いじめ問題のホームページ 5 いじめ問題の指導モデルと留意事項
いじめ問題の解決のために
5 いじめ問題の指導モデルと留意事項
いじめへの対応はスピードが大切!しかし,拙速な対応は事態を悪化させる!
留意点 | |||
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(1) | 情報収集 | 発見した教職員が状況を報告,整理 | ★ 状況等を管理職及び生徒指導主事等に,報告する。 ★ できるだけ具体的に,事実を整理する。 |
(2) | 情報収集 (その2) | 複数の教職員から情報を収集 | ★担任,副担任,教科担任,養護教諭,クラブ担当教員,部活動顧問等から情報収集する。 |
(3) | 指導方針の検討 (その1) | 生徒指導部会の開催 | ★教職員からの情報を基に,今後の対応方針を検討する。 |
(4) | 保護者対応 (その1) | 被害児童生徒の保護者への対応 | ★被害児童生徒の保護者に対し,現時点での状況と今後の指導について説明する。 |
(5) | 事実確認 (その1) | 被害児童生徒からの聞き取り | ★時間,場所,状況等に配慮する。 ★徹底して守り通すという毅然とした態度を示す。 ★心情に寄り添いながら,具体的な事実とともに,思いを丁寧に聞き取る。 |
(6) | 指導方針の検討 (その2) | 生徒指導部会の開催 | ★教職員からの情報,被害児童生徒からの事実確認を基に,今後の対応及び指導方針を検討する。 |
(7) | 事実確認 (その2) | 周囲の児童生徒からの聞き取り | ★被害児童生徒の状況,人間関係に十分配慮して行う。 |
(8) | 指導方針の検討 (その3) | 生徒指導部会の開催 | ★周囲の児童生徒からの聞き取りを基に,事実を整理する。 |
(9) | 保護者対応 (その2) | 被害児童生徒の保護者への対応 | ★いじめの状況,指導方針等の説明及び家庭の状況についての聞き取り。 |
(10) | 事実確認 (その3) | 加害児童生徒からの聞き取り | ★被害児童生徒,教職員等からの聞き取りを基に,事実確認を行う。 |
(11) | 指導方針の検討 (その4) | 生徒指導部会の開催 | ★加害児童生徒からの事実確認を基に,今後の対応及び指導方針を検討する。 |
(12) | 保護者対応 (その3) | 加害児童生徒の保護者への説明 | ★確定した事実とともに,学校としての指導方針を説明する。 |
被害児童生徒の保護者への説明 | ★学校の取組状況についての説明と,当該児童生徒の学校での様子について説明する。 | ||
(13) | 特別な指導 | 加害児童生徒に対する,毅然とした指導 | ★指導方針に従って実施する。 |
(14) | 人間関係の修復 | 謝罪の場等の設定 | ★被害児童生徒保護者と連携し,意向を反映させる。 |
(15) | 学級(ホームルーム)に対する指導 | いじめのない学級(ホームルーム)づくり | ★被害及び加害児童生徒だけの問題として捉えるのではなく,周りでいじめをはやし立てたり,見て見ぬふりをしたりした児童生徒の指導を行う。 ★いじめを許さない望ましい集団づくりを行う。 |
(16) | 指導後の状況把握 | 加害被害児童生徒の状況把握 | ★当該児童生徒との面接,保護者との連携,授業での状況等を把握する。 |
「いじめられている児童生徒を必ず守る!」「事実関係の把握は迅速かつ正確に!」