「広島県生涯学習推進構想」の概要
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「広島県生涯学習推進構想」の概要
はじめに
1 推進構想策定の趣旨
○ 「広島県生涯教育推進構想」(昭和60年策定)を見直し,新たな構想を策定
○ 構想見直しの必要性
(1) 学習者の視点を重視し「生涯教育」から「生涯学習」へ
(2) 県民の学習ニーズの多様化・高度化・専門化へ対応
(3) 地方分権の推進による県や市町村の自主的な取組
○ 見直しの方向
(1) 青少年期における生涯学習の基礎・基本の徹底
(2) 学習活動の維持・発展のための基盤整備
(3) 学習成果が適切に評価され,生かされるための条件整備
(4) 生涯学習関係機関・団体のパートナーシップの構築
2 推進構想の役割
21世紀に向けた広島県の生涯学習推進のためのガイドライン
総論
1 生涯学習の意義と必要性
(1) 生涯学習の意義
〇 生涯学習とは,人々が,生涯にわたって,あらゆる生活の場面において知識や技術を習得するプロセス
〇 県民がいつでも自由に学習活動を行うことができ,その成果が適切に評価され,生かされるよう,学習機会の充実や学習情報の提供などの基盤が整備された生涯学習社会の構築をめざす
〇 これからの生涯学習では,知ること,行動すること,共に生きることを一体的に行うことが重要
(2) 生涯学習の必要性
1.自己の充実,2.社会の変化,3.科学技術の発展,4.地域の活性化,5.学校教育の新たな取組
2 広島県のめざす方向
(1) 基本理念
「学びが創る 豊かなひろしま」
~生涯学習県ひろしまの実現をめざして~
(2) 基本目標
本県の恵まれた学習資源を生かしながら,学習者の視点に立って施策を推進するとともに,学習をとおした豊かな人生や社会の構築を念頭におき,次の5項目を基本目標とする。
1.明日へふみだす学びの一歩
2.いつでもどこでも学びの応援
3.学びで輝くひととまち
4.学びが育む心のふれあい
5.学びを支えるパートナーシップ
各論
1 具体的な推進方策
(1) 学習意欲の高揚 ~明日へふみだす学びの一歩~
子ども向けの啓発資料の作成配布,多様なメディアを利用した広報活動,県民運動としての全県的な展開
(2) 学習支援の充実 ~いつでもどこでも学びの応援~
1.多様な学習機会の提供
日常生活,学校教育,社会教育,地域社会,職場など県民が学習する場の充実,現代的課題に関する学習機会の充実
2.マルチメディアの活用
放送大学,衛星通信,インタ-ネット,ケ-ブルテレビなどを積極的に活用した学習
3.生涯学習関連施設の充実と運営の弾力化
社会教育施設や学校施設等の充実と,県民が利用しやすいような弾力的な運営,住民の運営参加
4.学習参加促進のための環境づくり バリアフリーやタウンモビリティーの推進,託児ボランティアの配置,職業人の研修・休暇制度による支援
5.指導者の養成と団体の育成 大学,大学院において生涯学習関係指導者の養成,民間教育事業者や企業等からの講師の招へい,退職者の活用
6.情報提供の充実 コンピュータ,情報誌等の多様なメディアを利用した学習情報の提供
7.学習相談の充実 学習相談能力の向上や関係機関・団体の相談窓口との連携
(3) 学習成果の評価・活用 ~学びで輝くひととまち~
1.学習成果の評価 地域での学習成果を大学等の単位として認定,学習記録のための生涯学習手帳,学習評価機構の設置について検討
2. 学習成果の活用 人材バンクの登録と相談・あっせんの充実,地域での活動の場の開拓
(4) 交流活動の促進 ~学びが育む心のふれあい~
学習活動を通じた世代間や地域間等の交流促進
(5) 推進体制の充実 ~学びを支えるパートナーシップ~
1.多元的な学習圏の構築 コミュニティ,市町村域,広域市町村域,県域,県域を越えた学習圏の構築
2.推進組織の充実 関係機関・団体によるパートナーシップの構築や,それぞれの関係機関・団体内でのネットワークづくり
2 これからの主な取組
- 義務教育改革の推進
- 県民公園構想の推進
- 生涯学習システムの構築
- 広島ふるさとづくりの推進
- 「瀬戸内しまなみ大学」の開設 等
生涯学習推進のために
生涯学習関係機関・団体が,それぞれの役割と責任を自覚しながらパートナーとして幅広く連携・協力し,一体となって生涯学習の推進に取り組む
県民の役割 : 生涯学習の主役
家庭の役割 : 人間形成の基礎を培う場
地域社会の役割 : 身近な活動の場
学校の役割:基礎 ・ 基本を培う場
民間教育事業者の役割 : 多彩な学習機会を提供
企業等の役割 : 地域の生涯学習を支援
市町村の役割 : 住民にとって最も身近な機関
県の役割 : パートナーシップの中心
広島県の生涯学習のめざす方向
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