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「ひろしま『ひと・夢』未来塾」のプロフェッショナルコース第3回講座(平成27年9月5日,6日)を開催しました

印刷用ページを表示する掲載日2015年9月30日

シンボルマーク
 「ひろしま『ひと・夢』未来塾」のプロフェッショナルコースの第3回講座(実地研修)を開催しました。 

第1日目 ~道の駅たかの~

・超地域密着型道の駅の運営とそれを支える商品開発力について 

講師 碇孝洋氏(有限会社フィールドワーク代表取締役)

碇氏写真

講師 根波裕治氏(道の駅たかの駅長)

根波氏写真

碇氏は長崎県の百貨店勤務での経験を活かし,「道の駅たかの」が開業に至るまで地域住民と一緒になって,地域の特産品開発等に取り組まれ,そのときの経験について説明していただきました。

レストラン案内 レストラン・プレゼン資料
地域外の人間である碇氏から見た高野町は,「日本の田舎」というよりは「欧州風」の印象を受けたそうです。このイメージを踏まえ,レストランもおしゃれな路線で設計されました。

道の駅整備事業 管理運営協議会
地域産品を活用した商品の開発・販売,施設運営に当たっては,地域をよく知っている地域住民の協力が欠かせません。高野支所の職員の,きめ細やかな働きかけが地域住民の協力に繋がったそうです。開業までには,駅の名称やロゴについて,地域ぐるみで本当に長い時間をかけて話し合いをしたそうです。

惣菜・菓子 加工場
2班に分かれて,施設内の見学をしました。地元の食材を加工した商品も販売されていますが,駅舎内ではガラス越しに商品の加工過程が見られるような造りになっており,来場者からの評判もよいということです。

檀上氏講義 檀上氏案内
地域おこし協力隊として,高野に赴任し,現在は観光コンシェルジュとして活躍されている檀上氏も加わって,講義,施設の案内をしていただきました。塾生の中には,地域おこし協力隊も多くいるため,良いモデルと映ったようです。

雪室・りんごジュース
雪室では,高野りんごのジュースが保冷されていました。雪は随分少なくなっていましたが,中に入って雪室特有の温湿度を体感しました。

講義終了後,塾生から,商品の開発・販売に関する多くの質問がなされました。碇氏は,これまので経験等を踏まえ,的確なアドバイスをしてくださり,塾生は熱心に聞き入っていました。

第2日目 ~世羅の宿ひがし~ 

「道の駅たかの」での講義を終え,塾生は宿泊地である「世羅の宿ひがし」に向かいました。今回の宿泊・研修会場となった「世羅の宿ひがし」は,平成23年3月に閉校となった旧世羅町立東小学校を改修し,自治センター,宿泊施設等の機能を持つ複合施設として生まれ変わった,地域づくり活動の拠点です。

世羅の宿ひがし 食事風景

食堂では,地元の女性たちの協力により,世羅町産の食材を使用したメニューなどが提供されています。地元素材がふんだんに使われた夕食をいただいた後,懇親会が開催され,塾生たちは夜遅くまで語り合っていました。


・女性のチカラを借りてつくる“面白い”地域づくり 講師 佐藤緑氏(株式会社ハーストーリィプラス代表取締役)

佐藤氏写真

佐藤氏は自らの経験を踏まえ,女性の感性を活かした事業の取組について説明していただきました。
佐藤氏講義 
現在の会社の前身である「HER STORY」は,当時主婦であった佐藤氏が,もう一人の主婦の方と一緒になって設立されました。一人ひとりは特別な才能はなくても,それぞれの特技をうまく活かしていくことで,企画・運営をされています。今回のテーマにふさわしく,女性らしく,可愛らしいイラスト付きの資料です。

ハーストーリィプラス設立 カフェ
スタッフの多くは主婦の再就職組なので,料理好きな方はシェフとして厨房で料理を作り,販売では“生活者の視点”を活かしたトークを強みとしています。
主婦のチカラを結集したビジネスに大切なことは,「熱烈なファンを育成し,ともに働く強力なクチコミを広げること」だそうです。実績に基づいた,説得力のあるアドバイスが,女性のみならず,男性の塾生にも大いに参考となったようです。

吉宗氏講義
今回の講座は「女性のチカラを借りてつくる“面白い”地域づくり」をテーマにしていたため,塾生である吉宗氏から地元世羅町で行っているカメラ女子の取組について,紹介していただきました。

 山田氏トークセッション
研修会場となった「世羅の宿ひがし」の運営には,地元の女性も深く関わっています。この施設の開業に関わった山田氏にも参加していただき,女性のチカラを活かした地域づくりについて,意見交換を行いました。

ワーク

メイン講師から,プランのブラッシュアップに必要な分析や情報収集等の作業指示があり,それに基づき,それぞれのグループに分かれて意見交換等を行いました。議論が進んだグループでは,先進地視察を計画する等,プラン完成に向けて必要な情報収集等に動き出すことになりました。

井手氏解説 ワークの状況

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