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活動写真

若者自身で「若者が集いたくなる街」をつくる!La Labの活動に密着!

ひろしまを学ぶひろしまで暮らす |

自分たちのまちは自分たちでつくる・・・!広島県内5大学の学生たちが、若者が集いたくなる空間づくりに取り組んでいます。プロジェクトの名前は、広島都心部まちなかデザイン実験室「La Lab (ららぼ) 」!

専攻も年齢も異なるメンバー約20人が、アイデアを出し合い、自由に挑戦しています。これからどんなものが生まれるか、ワクワクしませんか?

La Labって何?

La labの活動風景

La Labには、広島市立大、広島大、叡啓 (えいけい) 大、広島修道大、安田女子大の学生約20人が参加。地下街シャレオ (広島市中区紙屋町) の一画にあるスペース「広島都心会議SHOW ROOM」に定期的に集まって活動しています。

この活動は、広島市都心のまちづくりの推進に取組む組織「広島都心会議」が中心となり、広島県と広島市も連携しながら、三者で協力して学生たちをサポートしています。

「La Lab」という名前は、広島市都心に若者が集い「いろんな人とアイデアを出したり試したりしながら、リズミカルに、楽しく、想像を膨らませながら、若者が集いたくなる空間を創出するラボラトリー (実験室)」になるように…との思いが込められています。

知って、考えて、試してみよう!

フィールドワークの様子

La Labの活動は、2025年5月にスタートしました。

広島の街を知るため、まず行ったのがフィールドワーク。スマホで写真を撮りながら広島市中心部を歩き回りました。現在のまちの様子を肌で感じ、若者目線で「これから欲しい場所」のヒントを探りました。

「若者が集いたくなる空間」つくってみた!

街中のリラックス空間

ワークショップやフィールドワークからヒントを得て、「自分たちが集いたくなる空間」のアイデアを考え、8月には「広島都心会議SHOWROOM」で初のトライアルを実施。4グループに分かれ、週替わりで自分たちで考えた企画を実践してみました。

例えば、人工芝の上にビーズクッションなどを置いた、自由にくつろげるリラックス空間、訪れた人と一緒に作品を作り上げる参加型アート、端材を使って作った卓球台で自由にゲームを楽しめる「まちなか卓球」…。「本当に人が来てくれるのだろうか」といった心配をよそに、多くの人でにぎわいました。

2025年11月から実施している2回目のトライアルでは、初回の良かった点や反省点を踏まえて、内容をブラッシュアップ。例えば、リラックス空間は靴を脱いで床に直接座れるように変更し、よりくつろげる雰囲気を演出。まちなか卓球ではタイマーや得点板も設置するなど、ゲーム性を高めてより楽しめる空間をつくりました。

今後は、社会人と若者のゆるい交流会など若者と広島の面白いヒト・モノ・コトが交わる企画も実施予定です。

メンバーたちの熱い思い

メンバーの広島修道大4年福田光さんと、叡啓大4年玉置岳斗さんに、活動のやりがいや今後の目標などについて聞きました。

福田光さん
広島修道大4年 福田光さん
La Labには、自分の思いを素直に口にでき、お互いに「それいいね」と言い合える雰囲気があります。やりたいことをやりたいと胸を張って言えること、協力しあえることに喜びを感じています。プロジェクト1期生として、何十年後に「これを成し遂げた」と自信を持って言える実績を残し、未来につなげていきたいです。
玉置岳斗さん
叡啓大4年 玉置岳斗さん
県外出身の私は、友だちの「広島には何もない」という言葉に違和感を感じていました。お店や文化施設など必要な物は十分揃っているうえ、山や海も身近にある。都会と自然が両立している魅力的な街だと思っています。他の都市にはない広島のポテンシャル、特性を生かしたまちづくりを進めていきたいです。

La Labの今後

La Labのメンバー

La Labは今後もワークショップやトライアルを重ねながら、若者が集いたくなる魅力的な空間の実現に向けて動き続けます。

広島県都市圏魅力づくり推進課の久保田優衣さんは「楽しみながら活動することで広島に愛着を持っていただけたら、それが将来の魅力あるまちづくりにつながっていく」と期待しています。広島県は、これからも若者が自由なアイデアで挑戦できる場を広げていきます。

La Labの活動はInstagramやnoteで発信しています。ぜひご覧ください!

新たなメンバーも募集中!La Labの活動に興味を持った皆さん、参加をお待ちしています!お問い合わせは、La Lab公式InstagramのDMからご連絡ください!