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家庭との両立 女性警察官の働き方 鑑識係

印刷用ページを表示する掲載日2019年4月17日

カメラを構える女性警察官

家庭との両立 警察署 刑事第一課 鑑識係 巡査長

床をライトで照らす女性警察官
 
―警察官になることへのためらい

警察学校では,男性と共に受ける厳しい訓練に,心が折れそうになったこともありましたし,その後の交番勤務では,強い口調の相手と話すときの対応など,なかなか思い通りにいかない事もあり,悔しい思いをすることも少なくありませんでした。

しかし,現場経験を積んでいく中で,性犯罪に巻き込まれた被害者や子供からの事情聴取など,女性だからこそできる事もたくさんあると身をもって学び,今はこの仕事にやりがいを感じています。

 

―実際に働いてみて思うこと

現在は,警察署の鑑識係で勤務をしていて,犯人に関する写真や指紋などを採取したり,現場で証拠を見つけ出す鑑識活動などしています。仕事は大変ですが,新しい発見と経験の毎日であり,自分自身の成長が実感できる職場です。

職場の雰囲気はとても良く,厳しさの中にも優しさがある上司や同僚がいて,時に悩んだり苦しんだりもしますが,一緒に悩みを共有したり,対策を考えることで乗り越えられたときは,何とも言えない達成感を感じています。


窓ガラスを鑑識活動


―家庭との両立について

私の家族は警察官の夫と,1歳の娘です。夫は刑事をしていて,帰りが遅くなることもありますが,家庭のことに理解のある職場のため,出来るときは育児や家事も積極的に行っています。

平日は家族と一緒に過ごす時間が少なくても,その分,休日には家族で出かけるなど,一緒の時間を大切に過ごすようになったと思います。

勤務先では,仕事をしながら家庭の事も充実させる様々なサポートがあり,とても働きやすい環境だと実感しています。だからこそ,全力で仕事に取組むことができます。

―これからの夢,目標

警察官を志したときから,鑑識係で活躍することを夢見てきました。必要な資格を取得して,少しずつ経験を重ね,今その夢だった鑑識の仕事ができています。結婚や育児を経験しても,夢を叶え,家庭と仕事の両方を充実させることができています。

これからも一人前の鑑識ウーマンを目指して頑張っていきたいです。

黙々と作業をする様子

花のライン

―受験を考えている女性の方へ

男性社会のイメージが強い警察ではありますが,女性にしかできないこと,女性だからこそできることがたくさんあります。

女性は結婚,出産等で,男性に比べて大きな環境変化を余儀なくされることもありますが,自分のやりたいことを諦める必要はないと思います。

どんな環境でも,できること,やれること,そして必要とされる場所があると思うので一度きりの人生,やりがいのある警察官になって,ぜひ一緒に働きましょう。


お花のラインのイラスト

 

ある1日のスケジュール
7:30 子供を保育園に送る
8:30 始業
11:00 書類作成
12:00 昼食
13:00 事件現場で鑑識活動など
16:00 データ照会・捜査報告書作成
18:30 終業
19:00 保育園へお迎え


笑顔の鑑識係の女性警察官

経歴
平成24年10月 拝命
平成25年3月 警察署 地域課 交番
平成27年4月 警察署 警務課
平成29年2月 第一子出産
平成30年4月 育休復帰
平成30年9月 現職

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