今回のブログは,みんなお待ちかね「警察官あるある!」(・・・待ってないか。)
テーマは「警察官の階級」
巡査部長とか警部補は,テレビとかニュースでよく見聞きするよね。
参考までに警察官の階級(階級章)はこんな感じです。
今回はその階級に関する「あるある」を紹介するね。
<階級編>
〇 顔だけで階級を判断される。
十数年前,キックが巡査部長で交番勤務だった時のこと。
ある当番日,高齢男性と若い男性がもめているとの通報を受けて,キックは部下を連れて,すぐ現場臨場した。
現場に到着すると,男性二人が今にも殴り出しそうなくらい顔を近づけている様子。
キックはすぐ部下に
「とりあえず二人を離して話を聞こう。」
と言った。
キックは二人の間に割って入って,高齢男性に
「どうされたんですか?話を聞きますんで,あちらに行きましょう。」
と言い,高齢男性の背中に手を添えて別の場所に誘導しようとした。
すると高齢男性は
「警察に用はないわ,あっちにいけ。」
とキックの介入を拒否した。
キックはひるまず「行きましょう,行きましょう」と言い誘導を続けようとすると高齢男性は,キックの顔を確認!!
「若造には何も話すことはないわ,あっちの上司を呼べや。」
と言った。
(えっ若造?・・・それに俺が上司なんじゃけど。)
高齢男性は,続けて
「学校卒業してすぐのようなやつに何を話してもわからんじゃろうが。」
「もう一人のほうを呼べや!!」
キックは傷ついた。
(俺,卒業して結構経つんだけどな。)
(確かにまわりのみんなからも「童顔」って言われるけど。)
(よしっ!)
キックは開き直った。
すぐに部下のところに走って行き
「○○くん,交代しよう!」
「この場だけは,お前が俺の上司だ!!」
部下は,わけがわからん顔をしながらも「はいっ」と言って,高齢男性のところに走って行った。
・・・しばらくして高齢男性と部下を見ると,高齢男性が身振り・手振りで事情を説明している様子が見て取れた。
(これで良かったんだ・・・キックは何度もそう言い聞かせた。)
~ 現場では柔軟な対応が求められることもある。
もちろん,もめごと事案は最終的にキック巡査部長が双方を納得させて現場和解!!
〇 階級章は見誤ることがある。
キックが巡査部長で警察署で勤務しとった時のこと。
当時のキックはやったことのない業務に従事しとって,2週間に1回,警察本部で教養を受けとったんじゃけど,その教養日での出来事。
キックはだいたい教養の日は,昼前に警察署を出発して,お昼は警察本部の食堂を利用するようにしとった。
その日もいつもどおり,警察本部に到着すると食堂に行って「日替わり定食」を注文。
・・・約10分後,定食を受け取って席に着こうとしたら,なんと利用者がいっぱい!!
仕方ない,相席しかないなと思って,キックは優しそうな年輩の男性を探し
「すいません,この席よろしいでしょうか。」
と言うと,その男性は
「どうぞ!どうぞ!」
と快く了承してくれた。
その男性は制服を着ていたので,ふと階級章を見ると
階級を表す縦の棒が「1本」
葉っぱが「金」
この人は「警部補」だとわかった。
(昼食中)
・・・しばらくすると,食堂に来た人が
「おつかれさまです。」
とその男性にあいさつをする・・・またまた人が来てあいさつをする。
そんな様子を見ていたキックは,この人は「人望の厚い人」なんだなと思った。
ふと,なぜかもう一度階級章が目に入る。
「あれっ?階級章ってあんなに金ピカだったけー?」
「棒は1本で葉っぱは金よね。」
「あれっ?プレートも金!」
(はっ!俺のプレートは銀。・・・やばい)
キックはすぐに計算。
(プレートが銀で棒が1本,葉っぱが金だったら「警部補」)
(ということはプレートが金だったら,警部補,警部,警視・・・警視正,えっ?警視正・・・嘘でしょ!!)
・・・キックは猛スピードでご飯を流し込んだ。
~ 「警視正」はわかりやすく言えば「会社の社長」。
階級章はプレートの色にも注意しておこう。
以上,次回をお楽しみに!!