【 穂肥を搭載して離陸したドローン 】 【 散布開始位置に向かうドローンとオペレーター 】
8月14日、三次市君田町の(同)安田農産(水稲32ha、従業員5名)は、ドローンによる水稲の穂肥施用を山田錦実証ほ(3筆、88a)で行い、散布時間約13分で作業を完了しました。同社は令和4年度に広島県内初の実証を開始し、当技術を先導しています。今年度、水稲作の全面積32haでドローンによる穂肥施用を実施し、基肥の緩効性(一発)肥料を全廃しました。
安田剛代表社員は「生育診断・ドローン運用ノウハウを4年間で蓄積し、ドローンを新型に更新して臨んだ。昨年度はアイガモ型除草ロボを活用して、酒米を栽培期間中無農薬で栽培し、神社・酒造会社とコラボレーションした日本酒を販売した。スマート農機も活用して、伝統に根差した魅力的な商品を開発したい。将来的には輸出も手掛けたい」と話されていました。当所としても継続して支援しています
当実証ほは、三次市スマート農業推進協議会(三次市、JAひろしま三次、県関係機関)で実施されています。(1)DJI T25ドローン、(2)従来の背負い式動力散粒機、それぞれで穂肥を散布し、動作項目を比較・検討します。11月には三次市主催の講演会において成果の発表が行われる予定です。
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(北部農業技術指導所)
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