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マダニの感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に注意しましょう!!

印刷用ページを表示する掲載日2018年7月23日
  • マダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」を予防するためには,マダニに咬まれないようにすることが重要です。
  • マダニの活動が盛んな,春から秋に多くの発生が見られることから,農作業やレジャーなどで,森林や草むら,藪などに入る場合には十分注意しましょう。 
  • 森林や草むら,藪など,マダニが多く生息する場所に入る場合には,肌の露出を少なくする。
  • 長袖・長ズボンを着用する。
  • シャツの裾はズボンの中に,ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる。
  • 足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)を履く 。

SFTS発症時期 

*国立感染症研究所HPから引用

目次

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

1 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは

平成23年に初めて特定された,SFTSウイルスに感染することにより引き起こされる病気で,主な症状は発熱と消化器症状で,重症化し,死亡することもあります。
SFTSウイルス自体は,以前から国内に存在していたと考えられますが,平成25年1月に初めての症例が確認され,現在までに,全国では23府県で355例(うち63例で死亡)の症例が確認されています(平成30年6月27日現在)。広島県については,29例(うち6例で死亡)の症例が確認されています(平成30年7月17日現在)。

2 感染経路 

多くの場合,ウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染していますが,感染患者の血液,体液との接触感染も報告されています。
また,インフルエンザなどのように容易に人から人へ感染して広がるものではないとされています。

3 症状

マダニに咬まれてから6日から2週間程度の潜伏期間を経て,主に原因不明の発熱,消化器症状(食欲低下,嘔気,嘔吐,下痢,腹痛)が出現します。
時に頭痛,筋肉痛,神経症状(意識障害,けいれん,昏睡),リンパ節腫脹,呼吸器症状(咳など),出血症状(紫斑,下血)を起こします。

広島県における患者の確認状況(平成30年7月17日現在)

No. 公表日 年齢性別 転帰 発症(死亡)時期
1 H25.2.19 成人男性 死亡 平成24年夏
2 H25.6.3 60歳代女性 生存 平成25年5月
3 H25.9.2 70歳代男性 生存 平成25年8月
4 H25.10.17 70歳代男性 生存 平成25年9月
5 H25.10.25 60歳代男性 生存 平成25年10月
6 H26.6.5 60歳代女性 生存 平成26年5月
7 H26.6.13 60歳代女性 生存 平成26年5月
8 H26.10.2 60歳代男性 生存 平成26年9月
9 H27.4.28 80歳代女性 生存 平成27年4月
10 H27.5.8 80歳代女性 死亡 平成27年5月
11 H27.6.2 70歳代女性 生存 平成27年5月
12 H27.6.4 70歳代女性 死亡 平成27年6月
13 H27.6.11 70歳代男性 生存 平成27年6月
14 H27.7.22 80歳代男性 生存 平成27年7月
15 H27.7.22 70歳代女性 生存 平成27年7月
16 H27.8.20 70歳代女性 生存 平成27年8月
17 H27.9.3 60歳代男性 生存 平成27年8月
18 H27.11.11 80歳代男性 生存 平成27年11月
19 H28.9.1 60歳代男性 生存 平成28年8月
20 H28.9.23 60歳代男性 生存 平成28年9月
21 H28.10.14 70歳代女性 死亡 平成28年10月
22 H29.6.24 90歳代女性 死亡 平成29年6月
23 H29.6.30 80歳代女性 生存 平成29年6月
24 H29.7.26 70歳代男性 生存 平成29年7月
25 H29.8.1 50歳代女性 生存 平成29年7月
26 H29.10.19 70歳代女性 生存 平成29年10月
27 H30.4.28 70歳代男性 生存 平成30年4月
28 H30.7.14 70歳代男性 死亡 平成30年7月
29 H30.7.17 40歳代女性 生存 平成30年7月

国内の確認状況:重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について(厚生労働省ホームページ) 外部リンク

広島県におけるマダニの生息状況

 (1)マダニとは

フタトゲチマダニマダニとは,食品などに発生するコナダニや衣類や寝具に発生するヒョウダニなど,家庭内に生息するダニとでは種類が異なります。
マダニ類は,固い外皮に覆われた比較的大型(吸血前で3~4mm)のダニで,主に森林や草地などの屋外に生息しており,市街地でも見られます。
日本全国に分布しています。

 

(写真提供:広島県立総合技術研究所保健環境センター)

【ポイント】
マダニは,家庭内にいるダニとは種類が異なります。

 (2)広島県におけるマダニの生息状況(県内の2つの地点で調査) 

(調査方法)
実施機関:広島県立総合技術研究所保健環境センター
調査地点:A地点(標高162m),B地点(標高65m)
調査期間:2010年から2011年

広島県におけるマダニ種類と生息時期

※ その他広島県内では,3属11種のマダニ類を確認している。
※ 最高気温10℃以下で減少し,5℃以下でほとんど採取できなかった。

 (3)マダニのライフサイクルと吸血源となる哺乳類 

SFTS

 (写真提供:広島県立総合技術研究所保健環境センター)

【ポイント】
  • 植生上で吸血源の動物が通りがかるのを待ち伏せする
  • 活動時期は,4月中旬~11月下旬
  • イタチ,タヌキ,キツネ,ネコ,イヌ等も吸血源になる
  • ダニは吸血が完了すると落ちる
  • 動物の通り道はダニに吸着される危険性が大きい

 (4)マダニの吸着(刺される)状況 

マダニの吸着(刺される)状況

(写真提供:広島県立総合技術研究所保健環境センター)

【ポイント】
  • 皮膚に口器を差し込み,セメントのような物質によりしっかり固着する
  • 吸着されても痛くもかゆくもないので,なかなか気付かない

予防方法 

SFTS等マダニが媒介する感染症を予防するためには、
マダニに咬まれないようにすることが重要です!

(特に,マダニの活動が盛んな春から秋にかけては注意が必要です。)

農作業,レジャーや庭仕事など野外で活動する際には、次の点に注意が必要です。

  • 長袖,長ズボンなどを着用して皮膚の露出を避け,ズボンやシャツの裾などを入れ込んでマダニの入り込みを防ぐ。
    長靴を履くのも効果あり。
  • 屋外活動後は,体や服を叩き、マダニに刺されていないか確認する。
    帰宅後は,すぐに入浴して身体をよく洗い付着したダニを落とし,衣服は洗濯する。
【ワンポイント】
マダニは,身体にとりついてすぐに刺すのではなく,体のやわらかい部位をさがして刺す習性があります。
  • 脱いだ衣服は放置せずにすぐ洗濯するか,ナイロン袋等に入れて口をしばっておく。
  • 吸血中のマダニを見つけた場合は,できるだけ医療機関で処置する。
【ワンポイント】
・マダニ類は体部をつまんで引っ張ると口器がちぎれて皮内に残ってしまうことがあるため,口器を残さない方法でマダニを除去する必要があります。
・マダニをつぶしてしまうと,そのマダニがもし病原体を持っていた場合によくありませんので,マダニはつぶさず慎重に除去する必要があります。

(出典)厚生労働省「重症熱性血小板減少症候群に関するQ&A」

マダニポスター山ありダニあり(厚生労働省)外部リンクnew

「ダニ」にご注意ください

ダニにご注意ください(厚生労働省)外部リンク

 よくある質問

Q1 マダニに咬まれました。どうしたらよいですか。

 症状がない場合は,医療機関への受診は不要です。マダニに咬まれた後,数週間程度は体調の変化に注意をし,発熱等の症状が認められた場合は医療機関で診察を受けて下さい。
 咬まれてから2週間程度の間に発症した場合は,医療機関を受診して,経緯などを含め医師に相談してください。

Q2 マダニに咬まれたので検査してほしい。

 症状がある場合は,まず医療機関を受診してください。医師が,診察に基づき,検査が必要か判断されます。
 症状がない場合は,検査は不要です。なお,マダニの検査は実施していません。

Q3 マダニが皮膚に吸着しているのを発見しました。どのようにすればよいですか。

 無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚内に残って化膿したり,マダニの体液を逆流させてしまったりする恐れがあります。医療機関(皮膚科)で処置(マダニの除去、洗浄など)をしてもらってください。

その他

重症熱性血小板症候群に関するQ&A(厚生労働省)外部リンクnew

相談窓口

ダニに咬まれた場合など,最寄りの保健所等へご相談ください。

 
保健所名等 管轄地域 連絡先

広島県西部保健所

大竹市、廿日市市 0829-32-1181

広島県西部保健所広島支所

府中町、海田町、熊野町、坂町、安芸高田市、安芸太田町、北広島町 082-228-2111

広島県西部保健所呉支所

江田島市 0823-22-5400

広島県西部東保健所

竹原市、東広島市、大崎上島町 082-422-6911

広島県東部保健所

三原市、尾道市、世羅町 0848-25-2011

広島県東部保健所福山支所

府中市、神石高原町 084-921-1311

広島県北部保健所

三次市、庄原市 0824-63-5181

広島市中保健センター

広島市中区 082-504-2528

広島市東保健センター

広島市東区 082-568-7729

広島市南保健センター

広島市南区 082-250-4108

広島市西保健センター

広島市西区 082-294-6235

広島市安佐南保健センター

広島市安佐南区 082-831-4942

広島市安佐北保健センター

広島市安佐北区 082-819-0586

広島市安芸保健センター

広島市安芸区 082-821-2809

広島市佐伯保健センター

広島市佐伯区 082-943-9731

広島市健康推進課

広島市
082-504-2622
FAX 082-504-2622
休日・夜間 082-245-2111

福山市保健所

福山市
084-928-1127
FAX 084-921-6012
夜間 084-921-2130

呉市保健所

呉市 0823-25-3525
FAX 0823-24-6826
夜間 0823-25-3590

広島県感染症・疾病管理センター

県内

082-513-3068(休日・夜間含む)
FAX 082-254-7114

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