平成23年に初めて特定された、SFTSウイルスに感染することにより引き起こされる病気で、主な症状は発熱と消化器症状で、重症化し、死亡することもあります。
SFTSウイルス自体は、以前から国内に存在していたと考えられますが、平成25年1月に国内で初めての症例が確認され、広島県においては平成25年2月に1例目が確認されて以降、100例(うち20例で死亡)の症例が確認されています(令和8年4月30日現在)。
主に、SFTSウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染します。その他、感染者の血液や体液との接触や、SFTSを発症している動物との接触により感染することもあります。
マダニに咬まれてから6日から2週間程度の潜伏期間を経て、主に原因不明の発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が出現します。
時に頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸器症状(咳など)、出血症状(紫斑、下血)を起こします。
| 区分 | No. | 発生件数 |
うち死亡件数 |
|---|---|---|---|
| H25年 | 1~5 | 5 | 1 |
| H26年 | 6~8 | 3 | 0 |
| H27年 | 9~18 | 10 | 2 |
| H28年 | 19~21 | 3 | 1 |
| H29年 | 22~26 | 5 | 1 |
| H30年 | 27~36 | 10 | 2 |
|
H31年 |
37~43 | 7 | 2 |
| R2年 | 44~55 | 12 | 3 |
| R3年 | 56~68 | 13 | 2 |
| R4年 | 69~76 | 8 | 1 |
| R5年 | 77~84 | 8 | 1 |
| R6年 | 85~94 | 10 | 1 |
|
No. |
診断日 | 年齢性別 | 転帰 | 発症(死亡)時期 |
| 95 | R7.5.21 | 60歳代男性 | 生存 | 令和7年5月 |
| 96 | R7.7.2 | 80歳代男性 | 死亡 | 令和7年6月 |
| 97 | R7.7.3 | 70歳代女性 | 生存 | 令和7年6月 |
| 98 | R7.7.10 | 80歳代男性 | 死亡※ | 令和7年7月 |
| 99 | R7.7.30 | 80歳代男性 | 死亡 |
令和7年7月 |
| 100 | R7.8.6 | 70歳代女性 | 生存 | 令和7年8月 |
※後日死亡が判明
医療機関(皮膚科等)で処置(マダニの除去、洗浄など)をしてもらってください。 無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚内に残って化膿したり、マダニの体液を逆流させて病原体が体内に入りやすくしてしまう恐れがあります。
マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は、すみやかに医療機関で診察を受けてください。受診する際は、経緯などを含め医師に相談してください。症状がない場合は、受診する必要はありません。
症状がある場合は、まず医療機関を受診してください。医師が診察に基づき、検査が必要か判断されます。
症状がない場合は、検査は不要です。なお、マダニ自体の検査は実施していません。
・SFTSウイルスに感染し発症している動物の血液などの体液に直接触れた場合、感染する可能性があります。
・令和2年6月に、広島県においても初めて、ネコからSFTSウイルスに感染し、発症したとみられる事例が確認されました。
・健康なネコやイヌ、屋内のみで飼育されているネコやイヌからヒトがSFTSウイルスに感染した事例はこれまでに報告されていません。
・動物を飼育している場合、過剰な触れ合い(口移しでエサを与えたり、動物を布団に入れて寝ることなど)は控えましょう。
・動物に触ったら必ず手洗い等をしましょう。
・ペットのマダニ予防・駆除については、獣医師に相談しましょう。
・ペットの健康状態の変化に注意し、体調不良の際には動物病院を受診してください。
・野生動物は、どのような病原体を保有しているかわかりません。野生動物との接触は避けてください。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)診療の手引き2025年度版(厚生労働省)
SFTSを含めた動物由来感染症の感染を防ぐために、患畜の取扱いには手袋を着用するなど、標準予防策及び必要に応じて接触感染予防策を徹底いただくようお願いします。
ダニに咬まれた場合など、最寄りの保健所等へご相談ください。
| 保健所名等 | 管轄地域 | 連絡先 |
|---|---|---|
|
広島県西部保健所 |
大竹市、廿日市市 | 0829-32-1181 |
|
広島県西部保健所広島支所 |
府中町、海田町、熊野町、坂町、 安芸高田市、安芸太田町、北広島町 |
082-228-2111 |
|
広島県西部保健所呉支所 |
江田島市 | 0823-22-5400 |
|
広島県西部東保健所 |
竹原市、東広島市、大崎上島町 | 082-422-6911 |
|
広島県東部保健所 |
三原市、尾道市、世羅町 | 0848-25-2011 |
|
広島県東部保健所福山支所 |
府中市、神石高原町 | 084-921-1311 |
|
広島県北部保健所 |
三次市、庄原市 | 0824-63-5181 |
|
広島市中保健センター |
広島市中区 | 082-504-2528 |
|
広島市東保健センター |
広島市東区 | 082-568-7729 |
|
広島市南保健センター |
広島市南区 | 082-250-4108 |
|
広島市西保健センター |
広島市西区 | 082-294-6235 |
|
広島市安佐南保健センター |
広島市安佐南区 | 082-831-4942 |
|
広島市安佐北保健センター |
広島市安佐北区 | 082-819-0586 |
|
広島市安芸保健センター |
広島市安芸区 | 082-821-2809 |
|
広島市佐伯保健センター |
広島市佐伯区 | 082-943-9731 |
|
広島市健康推進課 |
広島市 |
082-504-2622 |
|
福山市保健所 |
福山市 | 084-928-1127 Fax 084-921-6012 |
|
呉市保健所 |
呉市 | 0823-25-3525 Fax 0823-24-6826 |
|
広島県感染症・疾病管理センター |
県内 |
082-513-3079 |
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