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あなたはハンセン病をよく知っていますか

印刷用ページを表示する掲載日2019年1月29日

あなたはハンセン病をよく知っていますか。ハンセン病の正しい理解のために

家族のイラスト

 

 

ハンセン病とはどんな病気ですか

 

イメージ図「今は治る病気です」 ハンセン病は,基本的には皮膚と末梢神経の病気です。発病した場合,よく効く薬がない時代には,手,足,顔面の変形や、視力障害などの後遺症を残すことがありましたが,医学の進歩とともによく効く薬が開発され,完全に治る病気になりました。
 また最近では,日本人のハンセン病新規患者は,年間0~1人です。
 なお,これまでに療養所の医師や看護婦などでハンセン病にかかった職員は一人もいません。外見上は後遺症が残っていても,回復した患者から,感染する可能性は全くありません。

 

ハンセン病の原因は何ですか

 ハンセン病は,ノルウエーのハンセン博士が発見した「らい菌」による感染症です。イメージ図
 らい菌は非常に感染力の弱い菌で,免疫力の弱い人が,らい菌に接触したときに感染することがあります。生活環境の悪い場合にはじめて発病し,私達が暮らしているような現代の生活環境ではほとんど発病しません。
 ハンセン病は潜伏期間がきわめて長く,また,病気がきわめてゆっくり進むこと,さらに同一家族で発病する人が多い場合があるため,遺伝病という誤解が生じました。
 このような誤解から,ハンセン病患者だけでなく,家族も本当につらい思いをすることになりました。ぜひ,解いてほしい誤解の一つです。

らい病?ハンセン病?
 
ハンセン病は以前「らい病」,「らい」,「ハンセン氏病」などと呼ばれていましたが,現在では過去の差別の歴史等を踏まえ「ハンセン病」を使用しています。

ハンセン病はなぜ恐れられ,患者さんはなぜ差別されたのですか

 次のようなことがその理由としてあげられます。

  • 病気の進行にともない,手,足,鼻,目,耳たぶなどの一見してわかるところに変形や機能障害がおこる。
  • 治療薬が開発されるまでは,この病気が「不治の病」であると考えられていた。
  • 同一の家族内で患者が発見されることが多かったため,遺伝病であると考えられていた。
  • 患者は,家族から引き離されて強制的に療養所に入所させられたことから,「強い感染力をもった恐ろしい病気」であるといった誤ったイメージが定着してしまった。

ハンセン病はこんな病気です

イメージ図
  • 感染力のきわめて弱い病原菌による病気です。
  • 有効な治療薬により完治します。
  • 早期に治療すれば,身体に障害が残ることはありません。
  • 治癒したあとに残る変化は単なる後遺症にすぎません。
  • 回復した方に接触しても感染することはありません。
  • 遺伝病ではありません。

皆さんへのお願い

  患者および元患者の方々が人権を大きく制限,制約されてきたこと,また社会において偏見や差別が存在してきた事実を厳粛に受け止める必要があります。
 ハンセン病について一人ひとりが正しい知識と認識を持ち,偏見と差別をなくし,患者および元患者の方々を温かく迎え入れる社会を実現しましょう。

  • 家族と一緒にハンセン病について話し合ってみませんか。
  • 講演会や資料展示会に参加してみませんか。

皆さんのご協力とご理解を心からお願いいたします。

  • 毎年6月25日を含む週の日曜日から土曜日は,「ハンセン病を正しく理解する週間」です。
  • 「国立ハンセン病資料館」が月曜日及び祝日の翌日を除く9時30分~16時30分に開館。国立療養所多磨全生園(東京都東村山市)の敷地内に開設され,貴重な写真や資料等が展示されています。

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