AIで広島の未来を切り開く!ひろしまAIサンドボックスって何?
ひろしまを学ぶ |
すさまじいスピードで発展しているAI。その利活用については、まだまだ計り知れない可能性があります。
だからこそ、この大きなAIの波は、これまで挑戦の土壌を築いてきた広島にとって、最大のチャンス!広島がAI活用をリードし、地域課題の解決と新たな価値を創出していくための取組が幕を開けました。
目次
失敗してもいい!広島県がリードするAI
2024 (令和6) 年9月、県は、AIを積極的に利活用して、誰もが希望を持てる社会と未来を目指し、「AIで未来を切り開く」ひろしま宣言を行いました。
すでに県では、様々な分野で挑戦を後押しする環境づくりを進めてきましたが、さらに、これからは「HIROSHIMA AI TRIAL~失敗を生かそう~」をスローガンにAIを積極的に活用した様々な取組を実施していきます。
地域課題の解決と新たな価値を創出するとともに、イノベーション・エコシステムの形成に向けた様々な取組に挑戦し、誰もが希望を持てる未来を目指します。
AI活用×挑戦を応援「ひろしまAIサンドボックス」
県のAI活用をリードする取組の1つに、「ひろしまAIサンドボックス」があります。
県では、平成30年度から、「広島県をまるごと実証フィールドに!」を合言葉に、デジタル技術を活用した実証の場を提供する〝砂場〟のような環境づくりを目指した「ひろしまサンドボックス」というプロジェクトを進めてきました。
例えば、大崎上島町では、自律航行船の試験運行実証が行われたり、廿日市市の保育園で「笑顔を寄附に変える」ための実証実験が行われたり…未来を変える第一歩の取組が広島県各地で行われています。
さらにその「ひろしまサンドボックス」の中で、「AIで未来を切り開く」ひろしま宣言から本格始動したのが、「ひろしまAIサンドボックス」です!
AI活用による新たな価値創出
「ひろしまサンドボックス」は、デジタル技術を活用した実証の場を提供するプロジェクトですが、「ひろしまAIサンドボックス」は、その中でも特にAIに特化し、新たなビジネスや課題解決を目指した取組です。
広島県にAIを活用した新ビジネスにチャレンジする企業や人材を呼び込み、新たなイノベーション・エコシステムを形成するため、AI開発者と広島県内企業等の協業による取組を加速させていきます。
AIの砂場「ひろしまAIサンドボックス」でできること
「ひろしまAIサンドボックス」では、実証にかかる経費の半額を県が支援し、県内企業や自治体は、データの提供などを行い、両者の協業により、AIソリューションの開発実証を進めます。この事業の最大の特徴は「チャレンジそのものを支援する」こと。たとえ完成に至らなくても、挑戦に価値があると考え、経費の支援を行います。
事業開始初年度である今年度は、266件のアイデア・課題の提案があり、その中から20件のプロジェクトが採択されました。
広島を舞台に始まる挑戦的プロジェクト!
「ひろしまAIサンドボックス」に採択されたプロジェクトで、重視されたのは新規性や創造性といった挑戦的な要素です。
具体的にどんな挑戦が始まるのか、採択プロジェクトを1つ見てみましょう。
まちと会話する未来の交通へ!
コールセンターに寄せられる「お客さまの声」とどう向き合い、どう生かしていくか―。そこから始まったのが、広島電鉄㈱とバレットグループ㈱の取組です。
広島電鉄では日々、多くの問い合わせがコールセンターに寄せられます。その多くは困りごとや不満など、ネガティブな声。寄せられる声をどうすればポジティブに生かすことができるのか。そこでタッグを組んだのが、バレットグループ。
プロジェクトのテーマは「AIとLINEを活用した公共交通利用者の満足度向上」を掲げ、LINEを活用したチャットボットを開発します。
バレットグループ・鶴見さん(左)と佐藤さん(右)
広島電鉄を利用する老若男女の声をLINEで受け取り、AIがその内容をテキストとして蓄積・分析。集まったデータこそ、まさに「まちの集合知」です。ゆくゆくは、AIが質問に答えるだけでなく、欲しい情報をAIから届けるプッシュ型のコミュニケーションも考えています。
日々利用する公共交通がより楽しいものに。なんだかワクワクする取組ですね。
いよいよ県内各地でAIの挑戦がはじまる
2025 (令和7) 年6月に「ひろしまAIサンドボックス」で採択されたプロジェクトは、広島県各地で続々と実証実験を進めています。
失敗を恐れずに、のびのびとした環境で、地域に根差したソリューション開発を目指す。そして、広島で生まれたAI活用技術が各地に広がって、より暮らしやすい未来につながっていく。
世の中を変えるかもしれない貴重な第一歩に、目が離せませんね。
