
食のキープレーヤーが決起会を開催!おいしい!広島プロジェクトって?
ひろしま自慢 |
県外から広島へ知り合いが遊びに来たとき、皆さんだったら、どんな「食」でもてなしますか?
牡蠣やお好み焼などのイメージが強いかもしれませんが、実は広島県が誇れる食は、もっとたくさんあります!
広島は美味しさの宝庫であることを県外や国外に広めたい。広島を訪れる人をおいしい食でもてなしたい。そんな想いから、昨年立ち上がった「おいしい!広島プロジェクト」が、この秋、大きな盛り上がりを迎えています。
10月2日に開かれた決起会では、県内各地の「ぜひ、これを食べてもらいたい!」という熱い想いが紹介されました。
目次
県庁に食のキープレーヤーが集結!食への愛があふれた!

決起会当日、県庁の講堂に、県内各地から生産者、料理人、企業など、普段食に携わっている117人の人たちが集まりました。
皆さんの目的は、「おいしい!広島プロジェクト」をオール広島で盛り上げること。それぞれ自慢の食をPRするだけではなく、参加者同士の交流も活発に行われ、会場は熱気に包まれました。
「おいしい!広島プロジェクト」って?

2023年、県は、G7サミットの開催に合わせ、広島の多彩な食の魅力を世界へと届けようと「おいしい!広島プロジェクト」を立ち上げました。
それ以降、広島の食資産・食文化を磨き、発信し続けてきましたが、この秋、プロジェクトを県民運動に発展させ、さらに盛り上げていくことで「ひろしまは美味しさの宝庫である」というブランドイメージを高めようと、「再始動」の意味も込めて、今回、決起会が開催されました。
まずは県内において、県民の皆様に広島の美味しさを実感いただくことで、誇りに思い、県外の人にお勧めしてもらい、合わせて県外の人々からも評価され、おいしい食を目的に何度も訪れたいと思ってもらえる状態を目指します。
広島といえば「牡蠣」「お好み焼」?いやいやもっとある!

「いろんな海の幸を食べに北海道に行きたい!」「大阪で串カツとか粉もんとかたくさんあって、食い倒れの街だよね」…日本各地には、「食」目当てにたくさんの人が訪れる地域がいくつもあります。
じゃあ、広島県は?
「生産量日本一の牡蠣じゃろ」「ソウルフードといえばお好み焼じゃね!」もちろん、すでに県内外で「広島の食といえば」のイメージが強い食材もたくさんあります。
ただ、それだけを堪能するのではもったいない!県内を見回すと、各地にいろんな「自慢すべき食資産」があるんです。
四季折々の魚介に出会う!「瀬戸内さかな」

四季によって水温が大きく変わる瀬戸内海。一年を通して、四季折々の旬のおいしい魚が豊富に存在します。
春であればマダイ、塩焼き、鯛めしのほか、鯛そうめんなど、どんな食べ方でも美味しい魚です。夏にはスズキ、氷水でキュッと締める「あらい」は代表的な食べ方。
秋はマコガレイを煮付けや唐揚げでどうぞ。冬はカワハギの薄造りを肝醤油で食べれば、上品な甘みと肝の濃厚さを堪能できます。
今ピックアップした以外にも、瀬戸内海でとれるおいしい魚介はたくさんあります。広島を訪れた時期によって味わえる魚介が変わるので、訪れるたびに新鮮な出会いを楽しめます。

決起会では料理人、漁師、流通関係者の皆さんが、「広島のさかなは魚種が豊富で本当においしいさかなばかりなので、皆さんにぜひ味わってほしい」と語りました。
銘柄様々!「広島和牛」

松阪牛、神戸和牛に近江牛・・・名前を聞いただけでよだれがあふれてしまいそうなブランド牛。広島にも県外に誇れる和牛があることをご存じでしたか。
「広島和牛」とは、県内で最長飼育された黒毛和種の牛肉で、広島県産和牛のこと。特定の銘柄や商標ではなく、「広島牛」や「広島和牛元就」、「比婆牛」や「神石牛」などの県内和牛の総称として「広島和牛」を利用しています。
例えば、「比婆牛」は、赤身に網目状の細やかな脂肪が入り、すっきりしていて旨味コクが際立っているのが特徴。生産されている頭数が少なく、ほとんどが地元で消費されるため、めったに市場に出回らない稀少価値の高い和牛です。
まさに、広島に来て「一見の価値あり」ならぬ「一食の価値あり」です!

決起会ではシェフ、生産者が登壇。比婆牛の生産者は「頭数を増やすよう頑張っていきたい」、神石牛の生産者は「神石高原町で年寄りから若手まで生産消費一体で盛り上がっている」と熱い思いを伝えました。
地元の料理に合わせたい!「日本酒」

広島県は、日本三大酒処の1つ、西条をはじめ、各地で酒造りが行われており、多様な味わいの日本酒を楽しめるのが特徴。
いろんな日本酒を味わって、推しを見つけるのもよし、各地の食材と、その土地で醸された日本酒のペアリングを楽しむのもよし。自分だけの最高の1杯に出会ってみては。

決起会では法被を着た酒造組合のみなさんが、「各蔵で特徴のある、バリエーションのあるお酒がある。いろんな食材に合わせていただける」と語りました。
観光の目玉といえば?食でしょ!

観光の大きな楽しみの一つが、「食」!せっかく来たなら、その土地でしか食べられない食を味わっていきたい。
広島ならではの食はいろいろありますが、その中の1つに「コウネ」があります。コウネとは牛肉の肩バラ肉の一部で、1頭からは2kgほどしか取ることのできない希少部位!その味は、一言でいうと「しっかりした“牛味”」。
赤身と脂身が半々くらいで、噛めば噛むほどに肉の旨みが広がるのが特徴です。

観光連盟や飲食事業者の皆さんが登壇。「「食」だけじゃなくて、そこに至るまでのプロセスを観光コンテンツにしていって、それを体験していただくなどの取組を行っています」と力強く語りました。
市町・企業も力を入れてます!

県内市町や企業の担当者なども、食に力を入れています。
市町は大竹市の「あたたハマチ」や福山市の「福つまみ」など、その地域ならではの「推し食」を紹介。企業も食に関する取り組みをPRしました。
SNSで「#おいしい広島」を調べてみて!

これだけ自慢の食であふれていますが、まだまだ他にもたくさんあります。もっと知りたい!という人は、SNSで「#おいしい広島」をキーワードに調べてみてください。広島県の食に関する情報がたくさん出てきます。
ぜひ皆さんも、「広島でこんな美味しいもん食べた!」「この食材もっと知ってほしい!」といった情報があれば、ぜひ「#おいしい広島」をつけて発信してみてください。
食欲の秋、おいしい!広島を堪能しよう!

いかがでしたでしょうか。最後まで読んでくださった皆さんは、きっと、早く広島の「おいしい」を堪能したくてうずうずしているに違いありませんね。
すでに知ってる食も、まだ知らない食も、広島の豊かな自然に育まれ、食を支える人たちが丹精込めて作り出した、自慢すべき宝です。
食欲の秋、おいしい!広島を堪能してみてはいかがですか。