ミヤジマトンボは,日本では宮島のみに生息する世界的な希少な絶滅心配種です。本種を宮島の生息地にたずねて観察するこの事業は,参加人数が20名程度と制限がありますが,廿日市市内の小学5年生を中心に,平成25年から毎年開催しています。
内容は充実しており,午前中は座学で「宮島の歴史」「ミヤジマトンボの生態」を学び,午後に生息地をたずね実際に成体の観察を行います。最後に子ども達による生息地の環境整備(ゴミ拾い)を行い,自然環境の保全について知ります。
「宮島の歴史」専門講師から詳しく学びます。
「ミヤジマトンボの生態」協議会会長から学びます。
宮島水族館の職員と一緒に生息地で実際にミヤジマトンボの観察をします。
最後にみんなでゴミ拾い,自然環境の保全について学びました。
協議会会員により年間3回程度,生息地の環境整備をおこなっています。
集めたゴミは本土側に運び,産業廃棄物として処分します。
処分費はゴミを捨てた人ではなく,拾い集めた人(協議会)が負担します。