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生物多様性とは?

印刷用ページを表示する掲載日2014年3月28日

地球上に小さな生命が誕生して以来、生きものは、長い時間をかけて枝分かれし、進化をしてきました。
海から雲へ、雲から山へ、そして川を流れ下って再び海へ ― 水の惑星地球の循環システムの中で、まもり育てられた生きものたち。
私たち人間も、そのひとつです。
いま、わたしたちの周囲にはさまざまな生きものが存在しています。
個々の生きものが、特有の遺伝子を受け継ぎ、種を守りながら、生態系を構成しながら。
そのなかに、今の私たちの暮らしも存在しています。

生物多様性の「4つの恵み」と「4つの危機」

 気が付かないうちに,わたしたちは,自然から多くの恵みを受けています
 また,私たちの生活環境の変化にともない生態系のかく乱が進行し,生物多様性は4つの危機にさらされています。生物多様性 - 4つの恵み
生物多様性 - 4つの危機

広島県の生物多様性

瀬戸内海から中国山地の山々まで、広島県には変化に富んだ自然があります。
人は、それぞれの場で自然に適応しながら生活してきました。
そして、動物や植物もまた、それぞれの環境に応じて生命の営みを繰り返してきたのです。
私たちの暮らしの周囲を見渡してみませんか。
人間も、自然と共生しながら生命をつないできたことが見えてくるはずです。

その一部をご紹介します。

里海・干潟川里地・里山山

 

 

 

私たちにできること

 これらの生物多様性を守るために,私たちに今すぐできることを一部紹介します。。

 私たちのライフスタイルや行動は生物多様性と密接な関係があります。
 生物多様性の保全が大切だという思いがあれば、私たちにも今すぐできることがあります。

1 さまざまな生物とのつながりを知ろう。

★ 自然と触れあうイベントに参加しよう

自然体験会などのイベントに参加すると、小さな動植物の一つひとつに生命があることを実感できます。
一歩進んで、自分の手で生物多様性を護るための保全活動にも参加しましょう。

★ 生物多様性に配慮した商品を選ぼう

地元で穫れた魚や野菜、生きものにやさしいマークのついた商品を選ぶことで、地域の生物多様性を大切にする気持ちを表現しましょう。

★ 絶滅のおそれのある生物を保護しよう

希少生物の生息・生育地域を荒らさないよう気をつけて。違法な採取などを誘引するおそれがあるので、インターネットなどで生息・生育場所の情報を発信することはやめましょう。

さまざまな生物とのつながりを知ろう。

 






 

 

2 調理器具や食器は、油汚れを拭き取ってから洗おう。

 揚げ物料理をした後の油を、そのまま流していませんか。
「川が浄化してくれる」「下水処理場があるから」と気を許さず、新聞紙などで油を取り除いてから洗うようにしてください。
自然の処理能力には限界があります。
工場などからの排水だけでなく、家庭からの生活排水も水質悪化の一因になるのです。 調理器具や食器は、油汚れを拭き取ってから洗おう。

 

 

 

 

3 植物は持ち帰らない。ゴミは持ち帰る。

山に登って可愛い花を見ると、つい家に持ち帰りたくなります。
でも、これはやめましょう。
環境が変わると植物は根づかないことが多いのです。
昆虫も「×」。
逆に、ゴミや食べ物の残り物などは必ず持ち帰りましょう。
山の環境を、人間の手で変えることのないよう、ご注意! 植物は持ち帰らない。ゴミは持ち帰る。

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