ゾーン30・ゾーン30プラスとは
1 ゾーン30とは
生活道路における歩行者等の安全な通行を確保することを目的として、区域(ゾーン)を定めて最高速度30キロメートル毎時の速度規制を実施するとともに、その他の安全対策を必要に応じて組み合わせ、ゾーン内における速度抑制や、抜け道として通行する行為の抑制等を図る生活道路対策です。
2 ゾーン30内における主な対策内容

3 ゾーン30における整備事例

4 ゾーン30プラスとは
5 ゾーン30プラスにおける物理的デバイス等の整備事例

6 生活道路対策の必要性
広島県内の交通事故死傷者数は年々減少傾向にありますが、幅員5.5メートル未満の生活道路における交通事故死傷者数が約20パーセントを占めており、今後もより一層の生活道路対策を推進していく必要があります。


7 ゾーン30・ゾーン30プラスQ&A
Q1 ゾーン30の速度規制は、一般的な速度規制とどのように違うのですか?
A1
速度規制は個々の道路(路線)ごとに実施するのが一般的ですが、「ゾーン30」規制では、区域を定めて速度規制を実施することで、対象区域内の道路に最高速度30キロメートル毎時の速度規制が適用されることとなります。
Q2 なぜ30キロ規制なのですか?
A2
グラフのとおり、自動車と歩行者が衝突した場合、自動車の速度が時速30キロを超えると、歩行者の致死率が急激に上昇します。
重大事故を抑止するため、生活道路を走行する自動車の速度を時速30キロ以下に抑制することとしたものです。

Q3 ゾーン30を整備する区域はどのようにして決められるのですか?
A3
交通量や交通事故の発生状況等をもとに、警察が道路管理者や地域の皆さまと協議・調整して決定する場合や、地域の皆さまからのご要望を踏まえて整備の必要性等を検討して決定しています。
なお、ゾーン30は、幹線道路等に囲まれている、生活道路が集まった市街地の区域などに整備します。
Q4 ゾーン30とゾーン30プラスの具体的な違いは何ですか?
A4
「ゾーン30」は、警察による最高速度30キロメートル毎時の区域規制が主な対策でしたが、「ゾーン30プラス」は、道路管理者と警察が検討段階から緊密に連携しながら、最高速度30キロメートル毎時の区域規制と物理的デバイスとの適切な組合せにより交通安全の向上を図り、生活道路における人優先の安全・安心な通行空間の整備に取り組むものです。







