【 水稲用の穂肥をドローンに充填 】 【 穂肥を散布中のドローンとオペレーター 】
7月29日、庄原市東城町の(株)岡崎ファーム(水稲26.5ha、従事者4名)は、ドローンによる水稲の穂肥施用を行いました。令和7年度、(株)岡崎ファームは26haの水田で緩効性(一発)肥料から速効性肥料の分施(基肥+穂肥)に施肥体系を変更して、そのうち22ha分の穂肥をドローンで施用しています。
三次・庄原地域では、気象変動への対応技術として、水稲の施肥体系に速効性肥料の分施(基肥+ドローンによる穂肥)を用いる事例が登場しています。「緩効性(一発)肥料にはない穂肥施用の作業が増えるための人手を確保」「ドローンを運用できる体制の整備」という導入条件がある一方で、「肥料コスト低減」「増収効果」等のメリットが認められています。
岡崎代表取締役は「計画実現まで1年を要した、実際に運用するために何度も作業手順を考えてきた」「穂肥後の葉色が濃く、地域の人に褒めてもらっている、上手くいってうれしいです」と声を弾ませていました。
北部農業技術指導所では水稲経営体の安定多収実現のために、県関係機関、JAひろしま庄原、全農ひろしまと連携し、実証圃を計画・実施しています。
(北部農業技術指導所)
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