【研修会の様子】 【実証ほ場の様子】
西部農業技術指導所 植物防疫チームでは、近年レモンにおいて被害が増加しているハナアザミウマの防除について、令和4年から6年にかけて、現地で実証試験を行ってきました。
ハナアザミウマは6~7月にかけてレモンほ場で増加し、加害されたレモンにはコルク状の斑点が生じるため、等級が落ちてジュースや加工品用となってしまいます。
この被害を防ぐため、紫外線反射マルチシートや防虫ネットを用いた物理的防除を現地試験したところ、その効果が確認されました。その結果について、令和7年3月28日に瀬戸田果樹同志会の研修会で、生産者に対して報告しました。
今後、農薬散布の化学的防除だけではなく、防除資材等を用いた物理的防除などと組み合わせ、総合防除(IPM)を行っていくことが重要になると考えられます。レモン害虫の防除については、今後も発生予察調査なども合わせて継続して支援していく予定です。
(西部農業技術指導所)
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