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令和7年9月28日(日曜日)、広島市のRCC文化センターエールエールA館で「ひろしま留学フォーラム2025」を開催し、県内の中高生や保護者、教職員等多数の方に参加いただきました。
当日の催しの内容をご紹介します。
★☆★☆広島県教育委員会からの説明★☆★☆
留学に関する「よくある質問」について、県教育委員会の担当者から説明を行いました。
★☆★☆高校生2名による留学体験発表★☆★☆
〇宮島工業高等学校3年 山本 るいか さん(県教育委員会のオーストラリア・クイーンズランド州への短期留学プログラムに参加)
家族の留学の話を聞くなどして、海外の学校や文化に興味をもつようになり、留学に行きたいと思うようになりました。
英語には自信がなかったけれど、自分からどんどん話しかけることで、友達もたくさんできました。留学を通して、興味をもつこと、挑戦することが大切だと学びました。 また、自分から積極的に行動できるようになったことが大きな変化でした。
英語に自信がなくても、現地での経験が自信につながるので、留学に悩んでいる人はぜひ一歩踏み出して留学に挑戦してみてほしいです。
〇広島叡智学園高等学校2年 立川 璃々子 さん(学校主催のプログラムで3か月間イギリスへ留学)
夢や明確な目標があったわけではないですが、今の自分を変えたいという気持ちから、留学を決断しました。
留学中は楽しいことばかりではなく辛いこともありましたが、目の前の物事に自分が納得できる準備をするという姿勢が大事だと思えるようになりました。ネガティブ思考だったのですがポジティブ思考に変わり自分の可能性を信じて挑戦し続けることの大切さを学びました。
留学は学ぶことだけでなく、自分の考え方を変えてくれる貴重な経験となりました。
★☆★☆基調講演★☆★☆
講師:オタフクソース株式会社国際事業部 對馬 汐里 様
大学卒業後に外務省に入省し、これまでロシア、ウクライナ、アメリカに赴任してきました。
海外生活では、日本と違うことがたくさんある。その「違い」を楽しむという視点をもつことと、遠慮しないということを意識して、いろいろなことにチャレンジしてほしいです。自分が当たり前だと思っていたことや、想像の範囲の外にある経験というものが、たくさんあるので、そういったことに触れることで、将来の自分の判断や考え方の土台を広げてほしいと思います。
語学というのは、できることを広げるためのあくまで「ツール」です。相手とのコミュニケーションでは、その国の暮らしや食べ物といった文化を理解するということも求められるので、そういった意識をもって、語学を勉強してみてください。
異なる文化的背景をもつ相手を理解する時に、政治面や経済面、外交面など、いろいろな切り口があるが、「食」というものは年齢も関係なく、非常に興味関心の高い分野。お菓子を持って行ったり、何か現地でも簡単に作れるレシピを持っていたりすると、交流のきっかけ作りになり、関係を作りやすくなります。これまでの経験から「食」の影響力を感じ、「食」を通して外交に携わりたいと思ったのが転職のきっかけになっています。
★☆★☆留学相談ブース★☆★☆
フォーラムの後、気軽にお立ち寄りいただきご相談いただけるよう8団体による個別相談ブースを設けました。
フォーラムの様子はこちらからご覧いただけます。
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令和6年12月15日(日曜日)、広島市のRCC文化センターエールエールA館で「ひろしま留学フォーラム2024」を開催し、県内の中高生や保護者、教職員等約50名の方に参加いただきました。
会の中では、留学に関する疑問や不安を払しょくしたり、留学に関する様々な情報を得ることを目的として、次のような催しを行いました。
広島県教育委員会からの説明
留学に関する「よくある質問」について、県教育委員会の担当者から説明を行いました。
留学体験談発表(高校生2名、大学生2名)
〇広島県立世羅高校2年 貞縄 小百合 さん(アメリカの姉妹校への短期留学)
当初は留学と自分の進路が結び付かず、留学を躊躇していたが、勇気を出して参加したこと自体が財産
になった。
〇広島大学附属高校3年 岡田 達樹 さん(イタリアに約1年間の交換留学)
自分のキャリアプランを立て、イタリアへの留学が必要だと思い、留学した。計画的に進めたことにより、
日本の学校も3年間で卒業することができた。
〇県立広島大学4年 鳥飼 いぶき さん(アメリカに約10か月の交換留学)
自分自身の趣味や得意なことを生かして留学先での生活を豊かにすることができた。
趣味の音楽やマンガが、友人作りの際のコミュニケーションツールのようになった。
〇県立広島大学4年 高橋 直樹 さん(フィンランドに約10か月の交換留学)
留学を経て行動力が身に付いた。帰国後は大学内で留学相談コミュニティを立ち上げた。
留学中は、「目標を持って計画的に頑張る」ということも大切だが、ほどほど(中庸)を
意識することも大切。
基調講演
講師:株式会社ひろぎんホールディングス執行役員サステナビリティ総括部長 木下 麻子 様
御自身の海外在住経験から、異なる文化に身を置けば、これまで常識と思っていた物事は簡単に
覆るということ、視野を広げて多様なキャリアを描いてほしいということ、挑戦する際には負の感情
(悲しみや怒り)もあると思うが、その感情も大切にしてほしいなどのメッセージをいただきました。
個別留学相談ブース (自由参加)
13の団体・事業者の方に御協力いただき、個別に留学に関する相談を行うことのできるブースや、
資料配布コーナーを設置しました。
参加者からの感想
・そもそもどのような留学があるのか分かっていなかったので、参考になりました。
・学校の姉妹校提携以外の留学方法についてほとんど何も知らなかったが、自治体や民間企業が案内しているプログラムがあること、奨学金の種類、必要な予算や英語力の目安などについてよく知ることができた。
・子どもにとって年が近い方々のお話は、より心に響くものがあったと思います。
・いろいろな国のケースを見ることができたため、国ごのに気候・言語・留学の目的となるアクティビティが異なることを実感できた。どの方も、単位互換をした、学校のプログラムで行った、など留学の制度まで教えてくださったためとても参考になった。自分も挑戦してみたいという刺激を大いに受けた。
・お話(基調講演)の中で特に印象的だったのが、留学というか海外生活が語学にとどまらず、マインドセットに大きく影響し、それが、就職して働く中にキーとし落とし込まれていて、周囲の方々にも評価されている(評価されるということは求められている)ということです。
広島県教育委員会では、今後も留学関連イベントを開催予定です。