広島県教育委員会では、異文化間協働活動推進事業の一環として、オーストラリア連邦クイーンズランド州教育省及び台湾桃園市政府教育局との教育交流協定に基づく交流事業を実施しています。
令和6年度はクイーンズランド州及び桃園市からの生徒受入、クイーンズランド州への生徒派遣を実施し、学校訪問や課外活動などの交流を通して、異文化理解を深めるとともに、実践的なコミュニケーション能力の育成を図りました。
研修期間:令和7年3月15日(土曜日)~3月23日(日曜日)【9日間】
令和6年度は県立高校生15名がクイーンズランド州ケアンズを訪問し、受入校であるケアンズステートハイスクール(Cairns State High School)での授業参加やアクティビティ参加など行うとともにホームステイを行い、海外の地でしか感じることのできない貴重な体験をしました。
月日 | 行程 |
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3月15日(土) | 広島出発、関西国際空港からケアンズに向け移動 |
3月16日(日) | ケアンズ到着、ホストファミリーと対面し、各家庭へ |
3月17日(月) | オリエンテーション(バディと対面)、ウェルカムセレモニー、水素自動車に関する授業や英語の授業に参加 |
3月18日(火) | (午前)ケアンズ水族館見学 (午後)英語の授業に参加 |
3月19日(水) | (終日)バディのクラスで授業に参加 |
3月20日(木) | (終日)ポートダグラス及びハートレイズクロコダイルアドベンチャーズ散策 |
3月21日(金) | (午前)バディのクラスで授業に参加 (午後)お別れランチセレモニー |
3月22日(土) | ケアンズから日本に向け出発 成田空港到着後周辺ホテル泊 |
3月23日(日) | 羽田空港から広島空港に移動~解散 |
★☆★参加した生徒の声☆★☆
・滞在中、よく「Have a go(トライすること)」という事を言われたが、本当にその通りで何事も挑戦してみることが大切だと気づきました。
・受入校では、オーストラリアの方だけではなく、ドイツやメキシコ、ロシアなど様々な国からの留学生と交流する機会があり、多様性を肌で実感することができました。
・異なる国で生活してみて、改めて日本の良さにも気づいたが、もっと他の国にも行ってみたいという好奇心が強くなりました。
・母語とは違う言語を学ぶことの楽しさを学びました。この経験を生かして、将来は、外国語を学ぶ楽しさを伝えられるような職業に就きたいと思いました。
また、広島に生まれ育った者として世界の人にもっと平和について伝えていきたいとも思いました。
・以前は自分の意見を伝えることに消極的だったが、今回の経験を通して、自分の意見を積極的に伝えることの大切さを実感しました。
交流期間:令和6年12月8日(日曜日)~12月13日(金曜日)【5日間】
令和6年度は、クイーンズランド州の生徒13名と桃園市の生徒12名を合同で受け入れて交流活動を実施しました。
滞在中は、県立高等学校での交流を行いそれぞれの生徒が異文化に触れるとともに、宮島や平和公園などの訪問を通じて、広島の文化への理解を深めました。
月日 | 行程 |
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12月8日(日) | オリエンテーション、茶道体験、尾道散策 |
12月9日(月) | オタフクソースお好み焼き体験・工場見学、教育長表敬訪問、歓迎式、折り鶴体験 |
12月10日(火) | 日本語講座、マツダミュージアム見学、平和公園、平和記念資料館見学 |
12月11日(水) | 筆の里工房、広島高校での交流 |
12月12日(木) | 宮島工業高校での交流、宮島散策(宮島工業の生徒によるガイド) |
12月13日(金) | 広島商業高校での交流 |
今後もクイーンズランド州及び桃園市との交流を実施する予定です。