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風しんの予防について

印刷用ページを表示する掲載日2019年4月12日

 例年と比較し,風しんの患者が大幅に増加しています。
 

 風しんは,妊娠初期にかかると,胎児に感染し,赤ちゃんが,難聴,白内障,先天性心疾患を特徴とする先天性風しん症候群を持って生まれてくる可能性が高くなります。
 
特に,妊婦の方を守る観点から,次に該当する方は,任意で風しんの予防接種を受けることをご検討ください。

  • 特に30代から50代の男性(昭和37年4月2日から昭和52年4月1日の間に生まれた方は定期接種の第5期をご覧ください。)
  • 妊婦の夫,子ども及びその他の同居家族
  • 10代後半から40代の女性(特に妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い者)
【注意】 次のいずれかに該当する場合は除く
・明らかに風しんにかかったことがある
・風しんの予防接種を受けたことがある
・風しんに対する抗体が陽性であると確認ができている
・妊娠している

 

 風しんとは

 風しん(三日ばしか)は,風しんウイルスに感染して起きる発疹性の病気で,軽い麻しん(はしか)の症状に似ています。春先から初夏に流行することが多く,2~3週間の潜伏期の後,発熱と共に発しんがみられ,3日程持続します。また,この時期に首や耳の後ろのリンパ節の腫れる症状が現れることも特徴です。感染しても症状の出ない場合もありますが,特に成人で発症した場合,高熱や発しんが長く続いたり,関節痛を認めるなど,小児より重症化することがあります。

先天性風しん症候群の児に見られる主な症状

先天性風しん症候群の児に見られる主な症状(厚生労働省HPより引用)

 風しんの予防接種について

定期予防接種

定期予防接種の対象の方は,積極的に予防接種を受けましょう。

 第1期 : 生後12月から生後24月に至るまで
 第2期 : 小学校就学前の1年間

※ 定期予防接種について詳しくは,お住まいの市町役場の予防接種担当窓口にお尋ねください。

予防接種スケジュール(国立感染症研究所作成)

お子さんの風しんワクチンは2回。

お子さんの風しんワクチンは2回。(厚生労働省)

第5期 : 昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性のうち,風しんに係る抗体検査を受けた結果,十分な量の風しん抗体価がないことが判明した者(風しんの追加的対策 平成34年3月まで)

風しんの追加的対策について(厚生労働省)

任意の予防接種 (定期予防接種の対象者以外の方)

  定期予防接種の対象者以外の方は,任意に自費で接種することとなります。
 (一部の市町では助成制度があります。詳細は,お住まいの市町役場の予防接種担当窓口にお尋ねください。)

※ 妊娠中は予防接種を受けることができません。また,予防接種後2~3か月は,妊娠を控えましょう。
※ 任意接種(MRワクチンなど)については,かかりつけ医などの医療機関にご相談ください。

風しんの予防接種で未来の赤ちゃんを守れます

風しんの予防接種で未来の赤ちゃんを守れます(厚生労働省)

風しんの抗体価検査について

  妊娠初期に風しんにかかると、胎児に感染し,赤ちゃんが難聴・白内障・先天性心疾患を特徴とする先天性風しん症候群を持ってうまれてくる可能性が高くなります。
 妊娠中の女性は予防接種が受けられないため,抗体を持たない又は抗体価の低い妊娠中の方は,可能な限り人混みを避け,不要不急の外出を控えるようにしてください。妊婦の周りにいる方は,風しんを発症しないよう予防に努めてください。
 なお,妊娠を希望される女性やその配偶者,低抗体価の妊婦の配偶者は,「風しん抗体検査」を受けることで,ご自身に風しんの発症や重症化を予防できる免疫があるか確認することができます。

 広島県では風しんの無料抗体検査を実施します

 職場での風しん対策ガイドライン(国立感染症研究所)

風しんQ&A(厚生労働省HPより)

Q1 なぜ、平成24・25年に20代以上の人を中心に流行したのですか? 

A1かつては小児のうちに風しんに感染し、自然に免疫を獲得するのが通常でした。しかし、風しんワクチンの接種率の上昇で自然に感染する人は少なくなってきています。
平成2年4月2日以降に生まれた人は2回、公費でワクチンを受ける機会がありましたが、昭和37年度から平成元年度に生まれた男性及び昭和54年度から平成元年度に生まれた女性は受けていても1回です。そして、昭和54年4月1日以前に生まれた男性は1回もその機会がなく、十分な免疫を持たない人達が蓄積していたものと考えられています。
さらに、風しんワクチンの接種率の上昇に伴って、風しんの患者数が減り、風しんウイルスにさらされる機会が減少しました。そのため、幼少時にワクチンを1回のみ接種していた人は免疫が強化されておらず、時間の経過とともに免疫が徐々に弱まって来ている人がいたことも原因の一つと考えられています。

Q2 妊娠しているのですが風しんの流行が心配です。どうしたらよいでしょうか?

A.2 妊娠初期(20週以前)に風しんにかかると、胎児に感染し、赤ちゃんが難聴・白内障・先天性心疾患を特徴とする先天性風しん症候群を持ってうまれてくる可能性が高くなります。妊娠前であれば未接種・未り患の場合、ワクチン接種を受けることを積極的に検討すべきですが、既に妊娠しているのであればワクチン接種を受けることが出来ませんので、風しんが発生している地域では可能な限り外出を避け、人ごみに近づかないようにするなどの注意が必要です。

Q3 現在妊娠しているのですが、妊婦健診での抗体検査の結果、抗体価が低いことがわかりました。今後どのようにすればよいでしょうか。

A.3 風しんが発生している地域では、不要不急の外出を避けていただき、やむを得ず外出をする際には可能な限り人ごみをさけていただくなど、風しんに感染しないよう注意してください。また出産後は、早期の段階で風しんの予防接種を受けることをおすすめしています。
また、風しんの抗体価が低い妊婦の同居家族については、風しんにかかったことがなく、2回の予防接種歴がない場合は、風しんの免疫の有無を確認するための抗体検査を受けてください。その結果、抗体価が低いことが判明した方については、妊婦とお腹の子どもを守る観点からも予防接種を受けることについてご検討ください。

Q.4 抗体検査を受けたいのですが、無料で受けられるのでしょうか。またどこで検査を受けられるでしょうか。

A.4 現在、妊娠を希望する女性と妊婦の同居家族を対象として、風しんの免疫の有無を確認するための抗体検査を無料で受けていただくことのできる事業を多くの自治体で行っています。自治体ごとに風しん対策の補助の有無や補助の額などのあり方が異なるため、抗体検査を希望される方は、事業で検査可能な医療機関を含めて、まずは居住地域の保健所にご相談ください。

広島県の風しんの無料抗体検査についてはこちら

Q.5 外国で風しんになると大変なのですか?

A.5 特に風しんの発生がない、あるいは非常に少ない国・地域では、滞在中に風しんを発症すると、感染の拡大防止のため、発症した本人の移動制限だけでなく、同行者の移動も厳しく制限されることがあります。

Q.6 海外渡航に際して、風しんについて注意すべきことはありますか?

A.6 南北アメリカ(輸入例とその関連)と多くの中東、ヨーロッパ諸国は、年間数例から2桁までの非常に少ない報告数にとどまっています。その一方で依然として多数の患者の報告があるのは、主にアジア及びアフリカ諸国です。
風しんにかかった(検査で診断された)ことがない方が海外渡航される時には、あらかじめ風しんの予防接種歴を確認し、風しんの予防接種を2回受けていない場合、又は接種歴が不明の場合には予防接種を検討することをおすすめしています。

関連リンク

風しんについて(厚生労働省ホームページ)
先天性風しん症候群に関するQ&A(国立感染症研究所ホームページ)
風しんQ&A(国立感染症研究所ホームページ)
県内の風しん発生状況
リーフレット「麻しんと風しん 大人も注意!」(広島県地域保健対策協議会作成)

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