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HIVとエイズとは

印刷用ページを表示する掲載日2016年2月22日

HIVとは

HIVとは,英語の「Human Immunodeficiency Virus」の頭文字をとったもので,ヒト免疫不全ウイルスのことです。

エイズとは

エイズ=AIDSは,英語で「Acquired Immunodeficiency Syndrome」の頭文字をとったものです。
日本語では後天性免疫不全症候群といい,

  • 生まれた後にかかる,
  • 免疫の働きが低下することにより生じる,
  • いろいろな症状の集まり

という意味です。

エイズは,HIVに感染することにより発症します。

Acquired(アクワイアド) 後天性 遺伝ではない(生まれつきでない)
Immune(イミュノ)

免疫

免疫(体を病気から守る抵抗力)の働きが低下
Deficiency(デフィシェンシー)

不全

Syndrome(シンドローム) 症候群 いろいろな症状が現れる

 

 

HIV感染とは

HIVに感染すると,人が体を病気から守る仕組みである免疫という機能の中心である白血球の一種(ヘルパーT細胞)が破壊され,免疫の働きが低下します。

通常,HIVに感染してから6~8週間経つと血液中にHIVに対する抗体が検出されます。

感染から数週間以内に「風邪に似た症状(急性HIV感染症)」が出る場合がありますが,この症状からはHIV感染の有無を診断することはできません。

そして,この症状は,通常2~4週間で自然に消失するとされており,その後は何年間も無症状の期間が続きます。

HIV感染の有無を確認するためには,検査を受けなければ確認ができません

また,HIV感染していれば,症状や感染している自覚がなくても,ほかの人を感染させてします可能性があります。

エイズ発症とは

HIVに感染してもすぐにエイズを発症するわけではありません。

無症状で数年が経過しますが,その間に免疫の働きが低下し,やがて「日和見感染症」と呼ばれる,本来であれば免疫の力で抑えることができるような病気にかかることがあります。

この日和見感染症など23の病気がエイズ発症の指標疾患と決められており,HIV感染者が23の病気のうちいずれかを発症した時点で「エイズ発症」と診断されます。 

23の指標疾患

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