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新型コロナウイルスワクチン接種後の副反応への対応について
新型コロナワクチンの副反応
- 新型コロナワクチンに限らず,接種後には,ワクチンが免疫を付ける反応を起こすことによって,副反応が生じる可能性があります。副反応としては,接種部位の痛み,発熱,頭痛などが起こる可能性があり,治療を要したり,障害が残るほどの副反応は,極めて稀ではあるものの,ゼロではありません。(予防接種による健康被害は救済制度の対象です。)
- 日本での接種では,新型コロナワクチン接種後15~30分,接種場所で経過を見て,万が一アナフィラキシーショックが起きても医療従事者が必要な対応を行います。
- 新型コロナワクチン接種後,自宅等に戻られて,発熱や痛み,頭痛などの症状が起きた時の対応などについては,厚生労働省が作成した動画やリーフレットをご覧ください。
・動画「新型コロナワクチン接種後の副反応への対応方法」
・リーフレット「新型コロナワクチン接種後の副反応への対応方法(ファイザー社,武田/モデルナ社のワクチンについて)」
- 新型コロナワクチン接種後の心筋炎・心膜炎については,厚生労働省作成のリーフレットをご覧ください。
・リーフレット「新型コロナワクチン接種後の心筋炎・心膜炎について」
- 接種後の副反応については,厚生労働省のQ&Aもご覧ください。
ワクチンについて,正しく知ったうえで判断しましょう
- 新型コロナワクチンは,発症予防効果などワクチン接種のメリットが,副反応といったデメリットより大きいことが国により確認・承認され,接種をお勧めしているものですが,県民の皆様が納得して判断いただけるよう,国内でこれまでに接種を受けた方に対する調査やワクチンの安全性の評価結果について情報提供します。
ワクチンの安全性の評価については,国において情報収集され,専門家による評価が行われています。
区 分 |
厚生労働省
ホームページ |
掲載内容 |
接種を受けた方への健康調査
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初回接種後の健康状況調査 |
4社のワクチンごとに,1・2回目接種後の諸症状の頻度などが報告されています。 |
追加接種(3回目接種)後の健康状況調査 |
3社のワクチンごとに,接種前後の抗体価の推移や接種後の諸症状の頻度などが報告されています。 |
追加接種(4回目接種以降)後の健康状況調査 |
3社のワクチンごとに,接種前後の抗体価の推移や接種後の諸症状の頻度などが報告されています。 |
オミクロン株対応2価ワクチンの追加接種後の健康状況調査 |
2社のワクチンごとに,接種前後の抗体価の推移や接種後の諸症状の頻度などが報告されています。 |
副反応疑い報告と審議会での評価 |
医療機関からの副反応疑い報告状況
※開いたページの中段「報告された事例と評価について」にある「資料はこちら」からご覧ください。
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医療機関から,接種後の副反応疑いとして報告された件数(重篤報告数,死亡報告数,性別,年齢別,症状別)が,まとめられています。ただし,副反応疑い報告は,ワクチンと関係があるか,偶発的なもの・他の原因によるものかが分からない事例も数多く報告されています。 |
副反応疑い報告(死亡例)について
※開いたページの中段「報告された事例と評価について」にある「死亡例の報告についての資料」からご覧ください。 |
死亡例の一覧(被接種者の年齢,基礎疾患,死因等,専門家による因果関係評価)や,死亡例に関する考え方がまとめられています。 |
副反応疑い報告(心筋炎・心膜炎)について
※開いたページの中段「報告された事例と評価について」にある「心筋炎・心膜炎についての資料」からご覧ください。 |
心筋炎・心膜炎としてワクチンメーカーから報告された事例の一覧(被接種者の年齢,基礎疾患,症状名,専門家による因果関係評価)や,心筋炎・心膜炎に関する考え方がまとめられています。 |
予防接種後健康状況調査 |
新型コロナワクチンの予防接種後健康状況調査(オンラインアンケート方式)について |
接種後に生じうる比較的頻度の高い健康状況の変化(発熱・接種部位の腫れなど)について,一般の方を対象にアンケート形式による調査が行われています。 |
接種を受けた後に副反応が起きた場合の健康被害救済制度
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一般的に,ワクチン接種では,副反応による健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が,極めて稀ではあるものの避けることができないことから,救済制度が設けられています。
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新型コロナワクチンの接種についても,健康被害が生じた場合には,予防接種法に基づく救済を受けることができます。
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申請に必要となる手続き等については,予防接種を受けられた時に住民票を登録していた市町にご相談ください。
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ワクチン接種後の副反応等に対応する医療体制について
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広島県では,新型コロナワクチン接種後,副反応を疑う症状を示した方への対応として,かかりつけ医など身近な医療機関では対応が困難な副反応の症状に対し,接種を受けた方が専門的な医療機関を円滑に受診できる体制を構築しています。
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総合診療科又は複数の分野の内科診療科を有する県内の24か所の専門的な医療機関の協力を得て,身近な医療機関から紹介された様々な症状に対して,迅速かつ総合的に対応します。
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また,接種現場でアナフィラキシー症状がみられた場合で,症状が改善しない又は入院設備がないの搬送先(以下「救急対応可能な医療機関」という。)を26か所確保しています。
協力を得る専門的な医療機関
≪専門的な医療機関≫
県内24か所
≪救急対応可能な医療機関≫
県内26か所
副反応等に対応する医療体制について
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(1) 新型コロナワクチン接種後の副反応を疑う症状が重い場合,長引く場合には,まず,接種医やかかりつけ医など身近な医療機関への受診・相談を御検討ください。
(県の電話相談窓口等にご相談があれば,看護師等が状況をお伺いし,必要に応じて,かかりつけ医等の受診をご案内いたします。)
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(2) かかりつけ医等で,専門的な対応が必要と判断された場合,診療した医師が専門的な医療機関を紹介します。
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(3) 紹介先の専門的な医療機関において,診療等を受けていただきます。
お問い合わせ先
広島県新型コロナウイルスワクチン接種相談窓口(コールセンター)
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