愛鳥週間ポスターの募集は,5月10日から16日までの愛鳥週間に合わせ,児童・生徒がポスターの作成を通じて,野生鳥類についての保護思想を高めることを目的に,毎年開催しています。
今回も「小学生の部」「中学生の部」「高校生の部」に分けて,令和4年8月から9月上旬までの期間,県内の学校から募集を行いました。
本年度は,小学生40点,中学生82点,高校生70点 ,特別支援学級生18点 応募総数210点 でした。
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安芸太田町立戸河内小学校 6年 濱田(はまだ) 柚稀(ゆずき) (講評:橋本(広島県中学校教育研究会美術部会)) 〇2羽のメジロが枝にとまって,羽繕いをしているような,耳打ちをしているようなほのぼのとした姿が,あたたかな色合いとタッチで描かれ,メジロに対する作者の愛情が上手に表現されている。 (講評:漆谷((公財)日本鳥類保護連盟広島県支部)) ○2羽のメジロが仲良く体を寄せ合っています。この年に生まれた幼鳥のイメージが伝わってきます。右の1羽が兄弟の耳元にささやいているのか,それとも羽繕いをしているのでしょうか。様々な想像が膨らむ作品です。 |
東広島市立中央中学校 1年 中村(なかむら) 秋翔(しゅうと) (講評:橋本(広島県中学校教育研究会美術部会)) ○稲穂の上を飛び回るツバメの姿をダイナミックな構図で描き,餌を探すツバメの鋭い眼も観る者の気持ちを掴んでいる。背景となる空も青く広がり,初夏を感じさせる入道雲の描き方も画面の広がりを見事に表現している。 (講評:漆谷((公財)日本鳥類保護連盟広島県支部)) ○ツバメは近年全国的に減少傾向にあることが分かってきました。入道雲が湧く夏空の中翼を大きく広げ田んぼの稲穂の上を飛びながら虫を探している姿が生き生きと表現されています。真に季節の風物詩の一つです。 |
如水館高等学校 2年 中串(なかぐし) 沙世(さよ) (講評:橋本(広島県中学校教育研究会美術部会)) ○スズメの雛3羽を横一列に配置し,1羽1羽の個性が分かるくらいに細かくかき分けている。雪の上でふっくらとした羽毛をまとい,佇んでいる姿が大変愛らしい。背景の赤い椿の花も画面を引き締め,華やかさを醸し出している。 (講評:漆谷((公財)日本鳥類保護連盟広島県支部)) ○スズメが3羽,それぞれ異なる向きに豊かな表情で描かれています。背景の椿の赤い花びらと積もった白い雪,冬の寒さと餌が不足する中,羽を膨らませながらあたたかい春をじっと待っている姿が感じられます。 |
【特別賞((公財)日本鳥類保護連盟広島県支部長賞)5点】
◆広島市立 中筋 小学校 6年 広田 美凜
◆広島大学付属 三原 中学校 3年 高原 詩桜里
◆広島県立 三次 中学校 3年 升屋 嘉人
◆如水館 高等学校 1年 佐竹 南穂
◆広島県立 沼南 高等学校 1年 石井 もも
※高原さんの「高」について,ホームページでの機種依存文字を避けるため使用,正しくは「入賞者名簿」をご覧ください。
【入選(広島県教育委員会賞)8点】
【佳作(公財)日本鳥類保護連盟広島県支部長賞)32点】
※特選作品3点・特別賞5点の合計8点を(公財)日本鳥類保護連盟が主催する,令和5年度愛鳥週間用ポスター原画募集(全国審査会)に出品しました。
令和4年9月12日に広島県庁内で審査会を行いました。
【審査員】
公益財団法人 日本鳥類保護連盟広島県支部 漆谷 光名
広島県中学校教育研究会美術部会 橋本 忍
広島県環境県民局自然環境課 鶴田 昌史
(1)広島県庁南館1階ギャラリー 令和5年4月4日から令和5年4月14日
(2)食彩館しょうばらゆめさくら 令和5年6月1日から令和5年6月19日
(3)広島県緑化センター 令和5年7月15日から令和5年8月9日
(4)広島県福山第3庁舎1階ロビー 令和5年8月18日から令和5年9月1日
(5)もみのき森林公園 令和5年9月9日から令和5年9月23日
(6)中央森林公園 令和5年9月30日から令和5年10月14日
※会場の都合により,特選,特別賞及び入選作品のみの展示となる場合があります。
●主催者等
主催:広島県,広島県教育委員会
後援:(公財)日本鳥類保護連盟広島県支部
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