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水質汚染事故発生状況

印刷用ページを表示する掲載日2023年11月22日

　令和４年４月から令和５年３月までの通報件数は１５０件で、前年度（令和３年度）の通報件数（１２４件）と比べやや増加しています。近年、水質汚染事故の通報件数は、年間１５０～２００件程度で推移しています。

≪水質汚染事故について≫

　河川や海域に油や有害物質などが流出すると、私たちの生活に欠かせない水道用水や農業用水が取水できなくなったり、漁業・産業・観光などに大きな被害を生じさせることがあります。場合によっては、正常な状態に戻すのに、大変な労力や時間、経費がかかることもあります。
　水質汚染事故の大半は不注意によって起こります。仕事やレジャーで海域・沿岸・河川に出向く際には、油や有害物質などの取り扱いには十分気をつけてください。
　また、万が一、河川や海域で油又は有害物質流出事故を発生させたり、発見した場合は、速やかに通報してください。速やかな通報により被害が少なくて済むことがあります。
　私たちの川と海は私たち一人ひとりの力で守りましょう。

○　通報先

　警察、消防、市町、管轄の県厚生環境事務所、県庁などです。
　各市役所・町役場の担当課、管轄の厚生環境事務所もしくは県庁の通報先は次のとおりです。
　休日・夜間でも対応しています。

　通報窓口一覧　 

水質汚染事故発生件数（R04.4～R05.3）

令和４年度

（単位：件）
 

R04
４月

５月

６月

７月

８月

９月

10月

11月

12月

R05
１月

２月

３月

R04
年度
計

 

油流出

4

8

10

10

8

12

7

3

3

4

6

2

77

化学物質など

7

10

6

1

9

5

3

1

3

2

4

0

51

小計

11

18

16

11

17

17

10

4

6

6

10

 2

128

水質汚染事故に至らなかったもの

5

0

1

2

0

1

3

2

2

2

2

 2

22

通報件数 

16

18

17

13

17

18

13

6

8

8

12

 4

150

※　「水質汚染事故に至らなかったもの」の件数には、河川・海域への油などの流出が防止できたものや、水量減少による魚などの死亡など自然由来のものを計数しています。

年度別水質汚染事故発生件数

水質汚染事故発生件数（経年変化）

平成18～令和4年度に発生した主な水質事故

発生年月 市町名 発生場所 発　生　状　況 備考
平成18年4月26日 三原市 善入寺川 塩化第二鉄を運搬中のタンクローリーが高速道路で交通事故を起こし、積荷の塩化第二鉄約10 kL流出。 　
平成18年9月12日 広島市 太田川 地下タンクにタンクローリーからＡ重油を給油した際、タンク容量を超え、通気管からＡ重油300～500 L流出。 　
平成18年9月22日 広島市 太田川 屋外貯油タンクの解体工事に伴い、残留していたＡ重油100～200L流出。一時取水を停止。 　
平成19年9月17日 広島市 広島湾 病院の屋上に設置されていた冷暖房用燃料タンクの配管に穴が開き、海上にA重油2,000 L流出。 海域事故
平成20年2月6日 三次市 小童川 ガソリン地下タンクが破損し、ガソリン5,500 Lが流出。汚染土壌の処理や監視井戸・河川水質の検査を実施。 　
平成20年6月18日 尾道市 浦崎町沖 ドックに上架しようとした19ｔタグボートが浸水により転覆し、沈没したためＡ重油が最大11KL流出。 　
平成21年1月27日 三次市 大谷川 暖房用ボイラーの燃料サービスタンクへの燃料供給スイッチの操作を誤り、Ａ重油400Lが流出。 　
平成22年8月28日 三原市 姥ヶ原川 高速道路で発生した車両同士の衝突事故により、積荷から苛性ソーダなどが流出。 　
平成22年10月8日 呉市 豊島沿岸 地下タンクの破損により、A重油が土壌に浸透し、岩場から海域へ流出。 海域事故
平成23年3月3日 大竹市 玖島川 バルブの閉め忘れにより、オイルタンクから灯油が最大840 L流出。 　
平成23年12月22日 広島市 根の谷川 原因不明でオイカワなど約3,000匹死亡。 　
平成25年6月13日 庄原市 比和川 プール清掃に使用した高濃度の次亜塩素酸を無処理で河川に排水し、多量の魚がへい死。 　
平成26年6月26日 竹原市 田万里川 堆肥化施設から加工途中の堆肥が流出。 　
平成27年5月23日 東広島市 番蔵川

ハウス暖房用ボイラーの重油貯蔵タンクの配管（地下埋設部分）が腐食し、付近の用水路へ重油が流出。一時取水を停止。

  
平成28年12月20日 竹原市 賀茂川 ビニールハウスのボイラータンクへ給油中にオーバーフローし、Ａ重油150Lが河川へ流出。  
平成29年4月16日 府中市 芦田川 ４ｔトラックの車両事故により、軽油が漏えいし、20Ｌが河川に、180Ｌが側溝に流出。  
平成30年5月29日 広島市 京橋川 ミキサー車が河川に転落し、コンクリート及び油が流出。  
平成30年7月9日 東広島市 沼田川 豪雨災害により、下水道管が寸断し、下水が河川に流出。  
令和元年9月12日 福山市 福山港（側溝） バルブの閉め忘れにより、タンクから希硫酸が約7,500L流出。  
令和２年９月４日 広島市 奥迫川

800Ｌタンクから軽油約100Ｌが土壌に浸透し、余剰分が水路を経由し、河川へ流出。

  
令和３年７月８日 尾道市 尾道水道 大雨により、事業場からエンジンオイル100Ｌ～200Ｌが海域へ流出。 海域事故
令和４年12月５日 三原市 糸崎港 漁船へ給油中に、Ａ重油200Ｌが海域に流出。 海域事故

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