広島は、地域ぐるみでビジネスを大応援!
ひろしまを学ぶ |
広島県にはどんなイメージがありますか?様々なトップスポーツチームが存在し、スポーツ観戦をする人の多さは、各調査においても全国トップクラス。応援文化が根付いていると思います。
でも実はスポーツだけではなく、ビジネスも全力応援中なんです!今回は、そんな「ビジネスも応援モードの広島県」という側面をお伝えしたいと思います。
目次
スタートアップ・エコシステム拠点都市に2回連続で選出
2025年6月、内閣府が発表した「第2期スタートアップ・エコシステム拠点形成計画」で、広島が「スタートアップ・エコシステム拠点都市」に選ばれました。
スタートアップ・エコシステム拠点都市とは?
スタートアップ・エコシステム拠点都市とは、内閣府が、世界に負けない日本型のスタートアップ・エコシステム拠点の形成をめざし、地方自治体と大学と民間組織で構成する協議会等に対して計画を募集、選定するものです。
第1期は2020年から行われ、第2期ではグローバル拠点都市として8都市、NEXTグローバル拠点都市として5都市の計13の拠点都市が選定されました。
選定されるメリットは?
広島は第1期から引き続き選定されました。第2期では、都市の産業・研究ポテンシャルを発揮し、海外エコシステムと連携して世界的ネットワークを形成する「グローバル拠点都市」の1つとして選ばれました。
選定されたことにより、グローバルに稼げるスタートアップ創出に向けた集中支援を受けることが可能になりました。
たとえば2026年10月に大阪で開催されるGlobal Startup Expo等、大規模な国際ビジネスイベントでの出展チャンスができ、広島県に拠点を置くスタートアップが国の支援事業で加点を受ける等の優遇も受けています。
広島のエコシステム支える産学金官言メンバー
広島はグローバル拠点都市として、どんな取組を進めていくのでしょうか?
広島地域イノベーション戦略推進会議
スタートアップ・エコシステム拠点都市の運営主体である「広島地域イノベーション戦略推進会議」は、広島県が事務局を務めており、2026年8月時点で産学金官言※の25の団体で構成されています。
それぞれの立場で新しい価値を創り出し、社会に挑戦する力を育てるアントレプレナーシップ教育やオープンイノベーションの促進、海外展開の支援、出資やマッチングなど、幅広く積極的にサポートしています。
※ 産 (企業)・学 (大学)・金 (金融機関)・官 (行政)・言 (メディア/言論) という5者連携を指す
「せとうチアーズ」結成!
実際にスタートアップと接しながら支援事業を企画・運営する現場レベルの担当者は、定期的に集まってはざっくばらんに情報交換をしています。
広島の人は昔から応援が得意ということで「瀬戸内」と「チア (応援)」を組み合わせて「せとうチアーズ」という名称に決まりました。
グローバルを目指すスタートアップだけではなく、地元経済を支えてきた既存企業や広島出身の起業家など、挑戦しやすい土壌づくりに力を入れています。
推しの起業家を「TSUNAGU広島2025」ステージへ!
構成メンバーのうち、株式会社中国新聞社、株式会社広島銀行、株式会社広島ベンチャーキャピタルが主催する大イベント「-TSUNAGU広島-」は、新規事業や最新技術に関心のある地元企業と国内外のスタートアップをマッチングしてオープンイノベーションを加速します。
2025年11月に開催された第2回「-TSUNAGU広島-2025」では、せとうチアーズメンバーによるステージ企画「つなぐSTARTUP PITCH」を実施しました。
株式会社広島ベンチャーキャピタルと広島県イノベーション推進チームがそれぞれ推薦したスタートアップから、広島でチャレンジする、または広島出身の起業家6人が登壇し、事業を発表しました。
せとうチアーズの一員である株式会社エル・ティー・エス、常石商事株式会社、J-WEST CFO COMMUNITYのメンバーが、地域へのインパクト、事業成長、イノベーションの3つの観点から厳正に審査をしました。最優秀に輝いたのは、事業の成長性等が評価された、株式会社SEAM (シーム) 代表取締役の石根友理恵さんでした。
最優秀賞に輝いた株式会社SEAMってどんな会社?
株式会社SEAMは「ココロを満たしカラダにやさしい」をテーマにした低アルコールやノンアルコール飲料事業を展開し、飲料の新しいジャンルを開拓しました。商品はファッション誌やライフスタイル誌でも多く取り上げられてきました。
本社は神奈川県にありますが、代表取締役の石根さんが広島出身ということで、広島県内のイベントに登場する機会も多いそうです。
広島から株式会社SEAMへ応援
株式会社SEAMは地域からも応援を受けてきました。
2022年には広島ベンチャーキャピタルが出資、2023年には、広島銀行とCreww (クルー) 株式会社が主催する「広島オープンアクセラレーター2023」で、福山市に本社を置くアシードビバレッジプラス株式会社との共創プロジェクトが採択され、2025年のコラボ商品の全国発売につながりました。
最近では2026年7月に、広島県が運営するイノベーション・ハブ・ひろしまCampsで開かれたイベントに石根さんが登壇し、老舗の藤井酒造株式会社と新旧お酒にまつわるトークを繰り広げました。
スタートアップは、事業売却や上場を一つのゴールとして目指すのですが、株式会社SEAMはめでたく2026年3月にM&Aを達成しています。
最優秀賞に選ばれた「-TSUNAGU広島-2025」への登壇時は、M&Aの交渉が佳境に差し掛かっている時期であったため、受賞は大きな励みとったそうです。
ビジネスも応援モードの広島県
今年も3回目となる「-TSUNAGU 広島-2026」が開催されます。今回は規模を拡大し10月13日は福山市のiti setouchi (イチ セトウチ) 会場、11月4、5日は広島市の広島グリーンアリーナ会場で、約150社のスタートアップが出展を予定しています。
広島グリーンアリーナ会場では、広島県イノベーション推進チームもブース出展し、一緒に地域のチャレンジを盛り上げていきます。
広島県はスポーツだけではなく、ビジネスでも応援モードが高まっています。地域の支援者が連携しながらスタートアップの創出・成長を後押しし、ビジネス面でもグローバルな都市へと進化させています。今後も広島県はビジネスにアツい地域として要注目です。
