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自動車税種別割の課税誤りについて

印刷用ページを表示する掲載日2024年2月2日

 ロータリー・エンジン車の自動車税種別割について、税率の適用に誤りがあり、条例と異なる額を課税していました。
 対象の自動車を所有されている納税者の皆様に対し、深くお詫びを申し上げます。

1.自動車税種別割の概要と今回の経緯

自動車税種別割の概要

 自動車税種別割は自動車の所有者に対して毎年度課される税金で、広島県税条例において、自動車の種別や総排気量などに応じて税額が定められています。

 このうち、ロータリー・エンジンを搭載した自家用の乗用車等(以下「ロータリー・エンジン車」といいます。)は総排気量に応じて税額が定まりますが、税制上、その排気量は、「車検証の総排気量に1.5を乗じた数値」とすることとされ、このことは条例で定めておく必要があります。

  • 車検証の総排気量=作動室の単室容積にローター数を乗じて得た容積
  • ロータリー・エンジン車の税制上の総排気量=車検証の総排気量×1.5

今回の経緯

  • 令和元年度の税制改正において、令和元年10月1日以後に初回新規登録を受けたロータリー・エンジン車について、税率を引き下げる条例改正を行いました。
  • この際、令和元年9月30日までに初回新規登録を受けたロータリー・エンジン車については、従来どおりの税率を適用するため、その総排気量を「車検証の総排気量に1.5を乗じた数値」とする旨を附則で規定する必要がありましたが、この規定が漏れていました。
  • しかしながら、実際は1.5を乗じた総排気量により課税を行っていたため、約4年半の期間、条例に根拠となる規定がないまま課税し、徴収している状態となっていました。

2.対象自動車等

 自家用(乗用車)のロータリー・エンジン車で、令和元年9月30日までに初回新規登録し、かつ令和元年10月1日以後に自動車税種別割が課税されたものが対象となります。

延べ対象台数、納税者数及び還付額
延べ対象台数 対象納税者数 還付総額
7,916台 2,518人 43,404千円

3.今後の対応

  • 令和6年3月中に全ての対象者へお詫びの文書と送金通知書等を発送する予定です。
    具体的な還付額の例は、下の「5.還付額の例」をご参照ください。
    【注意】還付の手続に関し、県から電話にて問合せを行うことはありません。
  • 令和6年度以降の課税を適正に実施するための条例改正案を、県議会2月定例会に上程します。

4.再発防止策

 今回の事態を重く受け止め、今後同様の事例が発生しないよう、改正内容が漏れなく全て反映されているか徹底した確認作業を行うとともに、再発防止に向けた組織的なチェック体制を強化します。

報道発表資料 (PDFファイル)(136KB)

5.還付額の例

●総排気量ごとの還付額(単年度分)の例

税額区分 年税額
(総排気量0.49L×2の場合)
例:コスモスポーツ等
年税額
(総排気量0.65L×2の場合)
例:RX-7、RX-8
年税額
(総排気量0.65L×3の場合)
例:ユーノスコスモ等
通常/重課(※) 重課 通常 重課 重課
誤った課税額(A) 39,600円 39,500円 45,400円 58,600円
本来の課税額(B) 33,900円 34,500円 39,600円 45,400円
還付額(A)-(B) 5,700円 5,000円 5,800円 13,200円

(※)重課とは:新車で新規に登録された日から13年を経過した自動車(環境負荷の大きい自動車)について、その翌年度から通常よりおおむね15%高い税率で課税されること。

●還付額の一例:2003年(平成15年)式の「RX-8」(※)を2019年(平成31年)9月以前に購入し、現在も保有している場合
​(※SE3P型、13B型エンジン搭載、総排気量0.65L×2、重課とします。)

課税年度 2019年度以前 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 合計
誤った課税額(A) 課税誤りはありません 45,400円 45,400円 45,400円 45,400円 181,600円
本来の課税額(B) 39,600円 39,600円 39,600円 39,600円 158,400円
還付額(A)-(B) 0 5,800円 5,800円 5,800円 5,800円 23,200円

 

●還付額の一例:2003年(平成15年)式の「RX-8」(※)を2019年(平成31年)10月以降(次の例では2020年8月)に購入し、2023年6月に抹消した場合
​(※SE3P型、13B型エンジン搭載、総排気量0.65L×2、重課とします。8月購入の場合は9月分から課税です。)

課税年度 2020年度(9月~3月分) 2021年度 2022年度 2023年度(4月~6月分) 合計
誤った課税額(A) 26,400円 45,400円 45,400円 11,300円 128,500円
本来の課税額(B) 23,100円 39,600円 39,600円 9,900円 112,200円
還付額(A)-(B) 3,300円 5,800円 5,800円 1,400円 16,300円

 

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