令和7年2月20日(木曜日)午後3時30分から午後5時15分まで
江田島警察署
協議会委員 5名
警察署長以下 6名
各署の事例発表の中で、委員から「警察と協働して防犯や詐欺被害防止の啓発活動を行いたい。」旨の提言を受け、年金支給日にあわせて市のマスコットキャラクターを一日署長に任命し、大型商業施設のATMコーナーにおいて、警察、市、連絡協議会合同の防犯イベントを管内の園児と一緒に実施した、という事例がありました。
令和6年中の刑法犯の認知件数について、発生傾向などの分析結果について説明しました。
本年発生した特殊詐欺被害についての被害状況や手口を前年と比較して説明しました。
県下の発生状況や最近多発する詐欺の手口や、被害防止のための広報啓発活動について説明しました。
「不安に感じる犯罪の抑止」など重点項目に対する主な取組内容について説明しました。
多様な主体と協働・連携した施策や警察が主体となった施策についての目標や取組内容について説明しました。
令和6年中の主な検挙事例について説明の上、検挙件数や検挙人員を前年同比、傾向などの分析結果を説明しました。
令和6年中の人傷・物損事故の発生状況や前年同比について説明の上、発生傾向や発生場所等の分析結果、主な事故原因、特徴について説明を行う等、令和6年中の交通情勢の総評を行いました。
【質疑】
住居侵入について、令和6年度中は増加しているが、管内でどのような事例が増加したのか。
【回答】
住居侵入については、空き家への侵入、盗撮目的、空き巣、下着を盗むための侵入などの事例がありました。
【質疑】
子供・女性に対する犯罪が増加しているが、管内ではどのような事例が増加したのか。
【回答】
令和5年中は高齢者への声掛け、外国人からの声掛け事案などがあり、令和6年中は、パチンコ店内での盗撮、バス内で飴玉をもらったという事案、下宿先や風呂場におけるのぞき事案などが発生しています。
【質疑】
商店での万引きの傾向はどのようになっていますか。
【回答】
令和5年中は8件、令和6年は3件発生しています。
ドラッグストアなどに設置された防犯カメラの性能向上により検挙率が上がっていることや、店舗内で制服を見せる活動を継続的に行うことが発生抑止に繋がっていると思います。
【質疑】
一人暮らしの高齢者の方の避難等に関して、安否確認や避難の手助けをする目的で返事がない場合に他人の方の家に入ってもいいのか、それとも警察に連絡すれば対応してもらえるのか。
【回答】
基本的には、住居不可侵というのがあるので入ることができないが、居住者が身動きできない場合、室内から同意が得られれば入れるケースもある。
安否確認のために通報してもらえれば、警察官が確認をします。
安否確認などで警察に通報する際には、救助や救命の観点から併せて119番通報もお願いします。
【要望】
自宅の周りに空き家が増えているので、犯罪に巻き込まれた時に近所の人に知らせにくいのが不安。
【回答】
空き家は、治安の悪化にも繋がることから、何かあれば110番通報をお願いします。
【質疑】
検挙活動の中に児童虐待事件というのがあるが、この種事案はどのようにして認知するのか。
【回答】
事案対応時や色々な機関からの情報提供等から認知する場合があります。
【質疑】
速度取締りの場所はどのようにして決めているのか、基本的に同じような場所でしか行っていないように思うが理由があるのか。
【回答】
場所を固定して行う定置式の速度取締りについて、場所は交通事故情勢、道路環境、住民からの要望等を勘案して決めています。
ただし、標識等によって、速度規制が通行人に明らかであるか、測定する位置や違反車両を止める位置が安全な場所かなどを検討しなければならないため、どこでも実施できる訳ではありません。
定期的に場所の見直しも検討しております。
定置式の速度取締りができないような場所でも白バイが警戒しています。
【要望】
柿浦のコミュニティセンターの前に横断歩道があれば夜間の通行が安心だと思うので、横断歩道の設置を検討してもらいたい。
【回答】
質問のあった場所の横断歩道の設置については、地域住民や関係機関と既に検討済みであり、バス停付近には、バス停車時に歩行者が視認できないという理由で、横断歩道は設置できないという結論となっています。
バス停から離れた場所に設置することはできると思うので、住民からの要望があれば設置に関する検討を進めることができます。
【質疑】
鹿川は割と人口が多いのになぜ駐在所がないのか。
【回答】
交番・駐在所の配置数や設置個所は、地域の人口、世帯数、面積、行政区画及び事件・事故の発生状況等の治安情勢を勘案して決定することとなっており、情勢の変化に応じて適正で合理的となるように見直しを行っています。
鹿川駐在所は平成14年4月まで、鹿川小学校の東方にあったと承知しておりますが、全県下で交番・駐在所の管轄区域の見直しが行われた結果、廃止となり、現在鹿川地区は、大柿交番・中町駐在所・沖駐在所が管轄しております。
駐在所はなくなったが、鹿川地区の住民の意見、要望等を的確に把握し、警察活動に反映させるため、中町地区とは別に、鹿川地区の住民を中心とした中町駐在所連絡協議会を設置しています。
本協議会については、「警察活動をより理解するため、鑑識活動等を経験したい。」旨の委員の意向により、当署生活安全刑事課捜査係長協力の下、鑑識活動体験を実施した。