このページの本文へ
ページの先頭です。

【令和4年6月9日掲載】少雨、渇水に伴う農作物等の被害防止対策

印刷用ページを表示する掲載日2022年6月9日

【共通事項】
 農業用水の確保のため、関係機関との調整を図り、計画的な配水が行われるよう措置する。

 

 【水稲】
 農業用水の供給に影響が生じる可能性がある場合には、事前に利水調整に関して地域内の話し合いを進め、不足が見込まれる場合には、番水や用排水の反復利用等を行い、農業用水の有効活用に努める。

 

【大豆】
 播種後の乾燥による発芽不良を防ぐため、砕土、整地、播種時の覆土・鎮圧は丁寧に行う。
 干ばつが生じやすい地域では、土壌の保水性を改善するため、深耕、堆肥の施用等の適正な栽培管理に努める。特に、開花期以降に干ばつが生じた場合は、落花・落莢が多くなり着莢率が低下するほか、不稔莢の増加、着粒重の減少等を招くため、状況に応じた適切なかん水を行う。


【野菜】
1 全般
 (1) 干ばつ傾向にある地域においては、用水の確保や土壌の保水力を高めるとともに、マルチ等により土壌面からの蒸発防止に努める。また、根を深く張らせるために、深耕、有機物の投入等に努める。
 (2) ハダニ類、アブラムシ類等、干ばつ時に発生が多くなる傾向の病害虫については、その発生動向に十分注意し、適期防除に努める。


2 特に葉茎菜類
 乾燥によるチップバーンを防止するため、薬剤防除時にカルシウム剤を混用する。


3 特に果菜類
 (1) 不良果の摘果、若どりを行い、着果負荷の軽減を図るとともに、適切な施肥により樹勢維持に努める。
 (2) 老化葉、黄色葉を中心に摘葉を実施し、水分の蒸発抑制に努める。
 (3) カルシウム欠乏、鉄欠乏、ホウ素欠乏等の生理障害対策として、必要に応じて葉面散布を行う。

 

【果樹】
1 干ばつ傾向にある地域においては、用水の確保に努め、敷わら、敷草等により土壌水分の蒸発を極力抑制しつつ、適宜かん水を実施する。
2 草生園においては、干ばつ期の草刈りを実施し、防水透湿性シートによるマルチ栽培を行っている園地においては、かん水チューブによるドリップかん水を行う等により、地表面への直接かん水に努める。
3 なお、かん水に当たっては、かん水設備の漏水、目詰まり等に留意し、適切にかん水が行われるよう事前に点検を行う。
4 干ばつ時に発生しやすいハダニ類については、発生動向に十分注意し、適期防除に努める。

 

【花き】
1 干ばつ傾向にある地域の露地栽培の花きについては、用水の確保や土壌の保水力を高めるとともに、マルチ等により土壌面からの蒸発防止に努める。また、根を深く張らせるために、深耕、有機物の投入等に努める。
2 ハダニ類、アブラムシ類等、干ばつ時に発生が多くなる傾向の病害虫については、その発生動向に十分注意し、適期防除に努める。

 

【飼料作物】
1 干ばつの影響を受けやすい土壌については、土壌の保水力を向上させるため有機質の積極的な施用に努める。
2 草地については、過放牧、過度の低刈りや短い間隔での刈取りを避け、貯蔵養分の消耗を軽減するなど草勢の維持に努める。また、夏枯れ等により草勢の低下が見られた場合には、必要に応じ追播等的確な維持管理作業を行う。
3 青刈りとうもろこし、ソルガム等については、収穫期が近い場合にはコストに配慮しつつかん水に努め、かん水が困難又は草勢の回復が困難と見込まれる場合は、早期に収穫を行い品質低下の防止に努める。

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

おすすめコンテンツ

みなさんの声を聞かせてください

満足度 この記事の内容に満足はできましたか? 
容易度 この記事は容易に見つけられましたか? 

県の農業技術指導所

指導所名をクリックすると各所のホームページに移ります。

 

県の関係機関

機関名をクリックすると,各機関のホームページに移ります。

県立農業技術大学校

農業技術センター

畜産技術センター

 

便利情報

バナーをクリックすると,情報が掲載されているホームページに移ります。

月別の異常気象などに伴う農作物等被害対策

ひろしま病害虫情報

研修受入情報白色

稲・麦・大豆栽培基準

広島県の農林水産業

2025

GAPの導入推進について

鳥獣害対策について

広島県指導農業士会

広島和牛News

ひろしま農業応援ガイド

広島県産応援登録制度

ひろしま地産地消ファンクラブ

広島和牛の情報ページ

広島県防災Web