夏休みはこども50円バス!自由研究にもオススメの「乗リエンテーリング」
この夏、広島県内のバスの小学生運賃が50円に!そのほかフェリーや鉄道もおトクにご利用いただけます。今年の夏休みは、公共交通機関を利用して県内のスポットを巡る「乗リエンテーリング」に挑戦しませんか?
親子で楽しくお出かけしながら、社会の仕組みを学ぶチャンスに!夏休みの自由研究に役立つだけでなく、未来の公共交通を守る一歩にもつながります!
目次
「こども50円バス」×「乗りエンテーリング」とは?
今年の夏休みをもっと楽しくする、「宝のチケット」はもう使いましたか?広島県内の全小学生が学校から持ち帰った「こども50円バス」「乗リエンテーリング」パンフレットが今、大注目です!
2026 (令和8) 年7月18日~8月31日の期間中、小学生は対象の路線バスがどこまで乗っても1乗車「50円」に。親子での買い物やレジャーはもちろん、せっかくバスでお出かけするなら、県内スポットを巡って謎解きやご当地ミッションに挑戦する「乗リエンテーリング」にも参加してみましょう!
家族の楽しい思い出をつくりながら、子供の自立心も育む絶好のチャンスです。
県内87カ所が舞台!謎解きとご当地ミッション
「乗リエンテーリング」パンフレットを開くと、広島県全域に散らばるワクワクするような「ミッションMAP」が広がっています。バスや船舶、電車など公共交通機関を利用して、県内87カ所のスポットを巡り、ミッションや謎解きをゲーム感覚で楽しく挑戦できます。
クリアすれば、その場でシールをもらえ、パンフレットの「ミッション解答用紙」にぺたり。シールを3枚以上貼り、お出掛けの思い出や発見をつづった「乗リポート」 (体験記) をセットにして、自由研究として提出できます!
※ミッション挑戦、シール獲得は保護者同伴を必須にしています。
船や鉄道においても夏の企画が充実
夏休みのお出掛けを盛り上げるのは、バスだけではありません。広島県内のさまざまな交通機関の事業者が、魅力的な企画商品を提供しています。
例えばアストラムラインでは、乗車型謎解きゲーム「アス謎」を楽しまれる小学生を対象に、1日乗り放題の乗車券「夏のこども1Dayパス」を特別価格50円で発売。さらに、瀬戸内の島々を結ぶ旅客船各社による7月20日の「海の日小学生乗船無料キャンペーン」や、広島県内を広く旅行する方向けのJR、バス、船舶がセットになった乗り放題きっぷ「広島ワイドパス」、広島電鉄の「1日乗車券」などもあります。
多彩な乗り物を上手に組み合わせて、この夏は家族で広島を巡る大冒険に出かけてみませんか?
バスが抱える課題に立ち向かう!担当者にインタビュー
乗リエンテーリングを主導しているのは広島県。「こども50円バス」は、広島市・バス会社8社が立ち上げた「一般社団法人バス協調・共創プラットフォームひろしま」が企画しました。
行政と事業者が手を取り合った、初めての挑戦です。そこに込められた狙いと公共交通の現状を担当者に聞きました。
一般社団法人バス協調・共創プラットフォームひろしま
「こども50円バス」の狙いは?
私たちは、公共交通が抱える、事業者単独では解決できない大きな課題に、官民が一丸となって挑んでいます。その取組のひとつが、「こども50円バス」です。バスを身近に感じてもらい、ご家族で楽しくお出掛けするきっかけにしていただきたいと考えています。
なぜこの企画を考案しましたか。
バスの利用者は、人口減少や少子高齢化に加え、コロナ禍による影響で利用者が大幅に減少しています。5類移行後、少しずつ回復傾向にはありますが、ドライバーをはじめとした人手不足が重なり、これまでの運行便数を維持することが困難な厳しい局面を迎えています。
このままでは、マイカーを持たない人や運転できない人の移動手段が失われてしまいます。だからこそ、今までにないたくさんのワクワクする企画を通じて、多くの方にバスに触れ、参加してもらうこと。それこそが、岐路に立つ大切な「地域の足」をみんなで未来へつなぐ、大きな一歩になると信じています。
バスの魅力とは?
車窓から流れる景色を眺め、自分たちの街の魅力を再発見できるのは、バス旅ならではの醍醐味です。また、自分でハンドルを握らなくても、プロの運転手さんが目的地まで安全に連れて行ってくれる安心感や、心地よいおもてなしのサービスもあります。
この夏はぜひ親子や友達とバス旅に出掛け、たくさんの思い出を作ってください。皆さんのお出掛けそのものが、広島の未来のバスを守る温かい応援になります!
広島県地域政策局公共交通政策課
「乗リエンテーリング」の目的は。
地域社会の「動脈」である公共交通を守ることです。短期的には夏休みの機会を捉えて公共交通の利用者を増やしたいこと、中長期的には、子供時代に公共交通を利用し、楽しむ経験を積むことで将来の利用者につなげることの2つの狙いがあります。
このため、公共交通を単なる移動手段にさせず、見方を変えて、移動すること自体に楽しさや学びなどの目的と価値を持たせる「乗リエンテーリング」を企画しました。
子供にとって、どのような学びになりますか?
事前に自分でダイヤを調べ、整理券を取って運賃を支払う。この一連の体験すべてが、社会の仕組みに触れる「生きた社会勉強」だと考えています。また、車窓から見える街並みなど、自分で見て、感じた体験と授業で学んだ知識が結び付くことで、子供の学ぶ意欲や興味を刺激し、「家に帰ってさらに調べてみよう」という主体的な探究心につながります。
この夏にたくさんの体験と特別な思い出を作る中で、社会性と人生が豊かになるような感性を育んでもらいたいです。
今後、広島県が力を入れていくことは。
このまま利用者が減り続ければ、公共交通ネットワークの維持が難しくなり、ひいては地域経済の衰退を招きかねません。県では、基幹交通の維持にとどまらず、多様な関係者と一緒に「地域に必要な交通手段は何か」を一緒に考え、トライ&エラーを繰り返す取組を行っています。
例えば「公共ライドシェア」の実証実験のように、生活交通が十分とはいえない地域で、地域住民の力を借りながら「毛細血管」にあたる交通手段を取り入れ、お困りごとを解決する仕組みを検証しています。今後も、基幹交通の維持と新たな移動手段の構築を両輪で進め、行政や事業者、住民の皆さまと一丸となって持続可能な交通ネットワークを築いていきたいです。
乗って応援 守ろう「地域の足」
いつもの道、当たり前のように街を走るバスや電車。そんな広島の公共交通が、いま岐路に立っています。
この夏、親子で一緒に乗り物に乗ってみませんか?その体験は、子供の自立と成長を促す「生きた学び」になります。そして、車窓からの景色を会話しながら眺める時間は、かけがえのない思い出になるはずです。
皆さんが、バスや電車でお出掛けを楽しむことが、広島の公共交通の未来を守る一歩となります。子供が学校からパンフレットを持ち帰ったら、ぜひ家族みんなで夏の計画を立ててみてくださいね!
