もうすぐ完成!「広島はつかいち大橋」
中四国屈指の、急勾配の橋「広島はつかいち大橋」。現在この橋の隣に全く同じ名前の「広島はつかいち大橋」が工事中であることをみなさんはご存じでしたか?
この橋ができるとどんな良いことがあるのか・・・。今回は、新しくできる「広島はつかいち大橋」について紹介します!
知っとる?「広島はつかいち大橋」
みなさんは、「臨港道路廿日市草津線の4車線化整備事業」 (延長約2.9km) と言われて、どの辺りのことか分かりますか?ピンと来ないかもしれません。でも、広島市佐伯区と廿日市市の間の大橋なら、通ったことがある方が多いのではないでしょうか?急な坂の橋、って聞くと「あ~」と思い出すかもしれません。
十数年前、「ベタ踏みだろ~?」が印象的な、某自動車メーカーのCMで有名となった島根県内の橋※1 に匹敵する縦断勾配※2 6.0%の広島はつかいち大橋は、臨港道路廿日市草津線の4車線化整備事業の一部です。
現在工事中の広島はつかいち大橋を含め、道路を4車線化 (片側2車線)するために、今ある橋の海側にもう1本橋を架けています。ズバリ、橋の名前は「広島はつかいち大橋」。今ある橋と同じ名前です・・・今回の記事では、工事中の「広島はつかいち大橋」を”2本目”と表現します。
※1 島根県松江市と鳥取県境港市との間に架かる、縦断勾配6.1%の江島大橋
※2 道路の長さ方向の傾き
なぜこの事業が必要なの?
臨港道路廿日市草津線を含む広島南道路は広島県、広島市、国土交通省、広島高速道路公社が一体となって整備を進めています。なぜこんな大がかりな工事が行われているのでしょうか?
さらなる発展を目指して
2017年2月、臨港道路廿日市草津線のうち新八幡川橋を含む約1.6kmの区間が4車線化し、ある程度の交通渋滞が緩和されました。 (これを「Ⅰ期」工事としています。2013~2016年度。)
しかしながら五日市港周辺には多くの港湾関連企業や大型物流施設が建設され、将来的にも企業立地の増加が見込まれます。実際、広島発祥のスナック菓子メーカーさんの工場が2025年1月から新たに操業しているのは、みなさんご存じのことでしょう。
製造業・物流施設が多く建設されることは街の活性化につながる一方で、交通量が大幅に増加し、さらなる交通混雑の悪化が懸念されます。
交通混雑の悪化は救急車両等の経路確保やスムーズな物流が困難になるなど、さまざまな面で影響を及ぼします。安心して暮らせる街、企業が活発に活動できる街には交通ネットワークの整備は必要不可欠です。
橋が完成したら
こうした事情から、「広島はつかいち大橋」を含む約1.3kmの区間の臨港道路廿日市草津線の4車線化整備事業のⅡ期工事に取り組んでいます。完成は、2026年3月末の予定です。
新たに架かる2本目の「広島はつかいち大橋」は、縦断勾配5.4%で、現在の橋よりも少しだけ勾配は緩やかです。工事が完了すれば、工事中の海側の橋は広島市中心部方面から廿日市市方面に向かう下り2車線に、現在の橋は反対に向かう上り2車線になります。
ということで、現在の橋での車の対面通行は来年3月までかもしれないので、まだ通ったことのない方は今のうちにドライブしておくのもいいかも。
この事業が完了すれば、広島港の広域的な物流の効率化や企業活動の活性化、大規模災害時の物流機能の維持や緊急輸送経路の確保が図られます。みなさんの安心・安全な暮らしと街の活性化には、交通インフラの整備も大きく貢献しているんです。
工事の様子
現在のⅡ期工事の進捗状況は約96%。供用開始※3 予定まで残り4か月あまり (2025年11月時点) と、最終段階に進んでいます。
※3 公共施設が一般に利用できるようになること
実は幻の見学会が・・・
2024年7月26日には、2本目の「広島はつかいち大橋」の橋桁を大きなクレーンを備えた船で架設する瞬間を近隣の住民の方など県民のみなさんに現場見学に来ていただきました。
2025年10月4日にも、完成間近の2本目の「広島はつかいち大橋」で小学生から高校生までの親子のみなさんを対象にした工事見学会が予定されていたのですが、残念ながら雨で中止となってしまいました。橋上にクレヨンでお絵描きするなど楽しい企画も用意されていたのですが・・・。 工事の工程が決まっているため、別の日に実施することが難しいとのこと。本当に残念です
みんなの財産であるインフラ
この橋を利用する方もあまり利用されない方もこの記事をご覧になって、少し「広島はつかいち大橋」に興味を持っていただけたでしょうか?
広島県がマネジメント (管理・運営) するインフラは多岐にわたり、管理施設数は増加しています。「広島はつかいち大橋」のように新たに整備するものもあれば、現存する施設についても定期点検などで施設の状況を把握し必要な修繕等も計画的に行っています。
今回ご紹介した「広島はつかいち大橋」はもちろん、これらのインフラを利用する多くの方が便利に、安全に、快適に、より良く利用できるよう行政 (国、県、市町) はもちろん、さまざまな関係者一同が一丸となって建設・工事や管理・運営を行っています。
みなさんの大切な財産である、インフラ。広島県はこれからもみなさんが快適に利用できるよう管理・運営に取組んでいきます。
