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特殊詐欺に注意!被害額が急増しています

ひろしまで暮らす |

「特殊詐欺」誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。ニュースや新聞等で耳にしたことはあるけれど、「自分には関係ないから」と具体的な内容を知らない方も多いのでは。

広島県では特殊詐欺が急増しており、今年に入って5ヶ月で8億円を超える被害額が発生しています (2025年5月末現在) 。自分だけは大丈夫と思われている方も、自分の大切な方が被害に遭わないためにも、特殊詐欺の手口や対策について知り、今日から改めて注意・対策していきませんか。

そもそも特殊詐欺とは?

電話をかける黒スーツの男

「特殊詐欺」とは、犯人が電話やインターネットなどの通信手段を利用して、直接会うことなく、現金やキャッシュカードなどをだまし取る犯罪のことです。

特殊詐欺の手口には様々な種類があり、その数は大きく分けて10種類あります。中でも「オレオレ詐欺」と「架空料金請求詐欺」での被害が大半を占めています。

オレオレ詐欺

子供や孫などの家族、警察官、弁護士などを装い、事件や事故、トラブルに対する示談金などの名目で金銭をだまし取る手口です。最近では、警察官を名乗る「オレオレ詐欺」が急増しており、末尾が「0110」や実際の警察署の電話番号で着信があるケースも見受けられます。

預貯金詐欺

警察官や検事、役所の職員などを装い、「あなたの銀行口座や携帯電話が犯罪に利用されている。キャッシュカードの交換が必要」などと言われ、暗証番号を聞き出しキャッシュカード等をだまし取る手口です。

架空料金請求詐欺

有料サイトについて「未払いの料金がある」「有料サイトの料金が延滞しているので、延滞金を振り込んでください」とメールやショートメッセージ (SMS) で送付したり、インターネットサイトを閲覧中に「ウイルスに感染しました」と表示させて、修理代等を要求し、電子マネーを購入させる手口です。

他の手口についてはこちら

+から始まる電話番号って?

スマートフォンを見つめる女性

電話番号の頭に「+ (プラス) 」がついて電話を受けたことはありませんか?

+から始まる電話番号は主に国際電話です。+以降の数字は国番号 (国コード) と呼ばれるもので、日本の国番号は「+81」です。それ以外の+で始まる電話番号は日本以外の電話番号です。

最近、こうした+で始まる国際電話番号を利用した詐欺電話が増えています。

電話に応じてしまうと自動応答電話やオペレーターにつながり、「有料サイトの料金が未納になっている」や「携帯電話が悪用されているので、警察につなぐ」などと詐欺の手口に誘導され、言葉巧みにお金をだまし取られるケースが増えています。

着信履歴にかけなおすと国際電話料金が発生し、電話に出るだけでも料金が発生する場合もあります。身に覚えのない電話番号からの着信には出ない、電話をかけ直さないように注意しましょう。

国際電話番号からの着信への対策

着信画面のスマートフォン

身に覚えのない電話番号からの着信には出ない、電話をかけ直さないは原則ですが、最近では固定電話を多く使う高齢者の被害だけでなく、スマートフォンの普及により若者等幅広い世代に被害が増加しています。

今回は代表的な4つの対策方法についてご紹介します。

1. 国際電話不取扱受付センターへの申し込み (固定電話)
海外からの着信を止める手続きができます。電話で国際電話不取扱受付センターに連絡の後、専用の申込用紙に記入し、専用の封筒で郵送します。
※国際電話不取扱受付センター
0120-210-364 (平日9:00-17:00/通話料無料)
2. 優良防犯電話機の導入 (固定電話)
電話帳に登録されていない電話番号から着信があった場合、着信音が鳴る前に相手にメッセージで警告してくれたり、通話内容を自動で録音する電話機を導入します。 (一部の自治体では購入の補助があります)
3. ナンバー・ディスプレイ及びナンバー・リクエスト利用の推進 (固定電話)
かけてきた相手の電話番号が表示されます。 (ナンバー・ディスプレイ)
電話番号を通知しないでかけてきた相手に、番号を通知してかけなおすよう音声で伝えます。 (ナンバー・リクエスト)
70歳以上の契約者または70歳以上の方と同居している契約者のナンバー・ディスプレイ及びナンバー・リクエストの利用料等が無料になります。
4. スマートフォン用の防犯アプリ等の活用 (携帯電話)
各キャリアの提供するサービスや、全国防犯協会連合会が推奨するスマートフォン用の防犯アプリ等を活用する。 (利用料がかかるものもあります)

警察官がSNSで連絡することはありません!

犯罪情報官

特殊詐欺にも様々な種類がありますが、警察官をかたる手口が急増しており、中には犯人が実在する警察署や警察本部の電話番号を表示させて電話をかける手口があります。

今回、広島県警察減らそう犯罪情報官の直原 順一 (じきはらじゅんいち) さんに、特殊詐欺の最新手口や対策方法について聞きました。

最近流行っている手口は?

警察官を名乗って電話をかけてきて、

  • 捕まえた犯人があなたのキャッシュカードを持っていた。
  • SNSのビデオ通話で取調べをする。
  • 口座のお金が犯罪に使われていないか確認するので個人口座に振込して。

などと言って、お金をだましとるオレオレ詐欺です。中には実在する警察署や警察本部の電話番号を表示させて電話をかけてくるなど、手口が巧妙です。

手を交差する情報官

対策方法はありますか?

警察を名乗る電話がかかってきたら、どうしても慌ててしまうと思いますが、皆さんに覚えておいていただきたいのは、

  • 警察はSNSやビデオ通話で連絡することはない
  • 警察は警察手帳や逮捕状など画像を送ることはない
  • 警察は捜査等の名目で金銭を要求しない

ということです。あやしい電話はすぐに切って、最寄りの警察署または「#9110」 (警察相談専用電話) に連絡してください。

特殊詐欺の手口や対策を知って被害を防ぎましょう

人差し指を立てる情報官

特殊詐欺の手口は巧妙です。詐欺の犯人は、言葉巧みにこちらの心を揺さぶってきます。「犯人と話をしない」「犯人から電話がかかってこないようにする」ということがとても大事です。

「自分だけは大丈夫」と油断せず、手口や対策を知って被害を防ぎましょう。