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原爆の子の像

77年目の夏、広島から世界へ。平和を考える1日に

ひろしまを学ぶ |

今年は被爆、そして終戦から77年を迎えます。8月6日は被爆者の方々やご家族、ご遺族、広島に暮らす人々だけでなく、核兵器廃絶や国際平和を願う人々にとっても特別な日です。

平和に関心を持つと言うと難しいことのように聞こえるかもしれませんが、そんなことはありません。ここ広島から平和の輪を広げていくための取組を今年も行っていますので、家族みんなで平和について考える夏休みにしませんか?

未来へのおりづるキャンペーン

折り鶴をカメラに収める様子

大量破壊兵器による破滅的な攻撃や事故を防ぐことを目的としている非営利団体、核脅威イニシアティブ (Nuclear Threat Initiative) と協働して、被爆77年を迎える広島・長崎から平和への祈りの輪を広げるため、SNSを利用したキャンペーンを実施します。

今年のテーマは、「あなたの描く核兵器のない未来はどのような世界ですか」に決定。世界が核兵器による破壊の脅威にさらされることのない、より平和な未来を創っていくことは可能なのだという力強いメッセージを込めています。

キャンペーン参加方法

キャンペーン参加のフロー図

キャンペーンへの参加方法はとてもシンプルです。TwitterやInstagram、TikTokなどのSNSで「#cranesforourfuture」のハッシュタグを付けて投稿してください。日本語に訳すと「未来へのおりづる」という意味です。期間は8月5日から9日まで、日本だけでなくアメリカでもキャンペーンが展開されています。

TikTokオリジナルステッカー

未来へのおりづるキャンペーンキャンペーンバナー

なお、TikTokでは未来へのおりづるキャンペーン用に、TikTokオリジナルステッカーも用意しています。平和で豊かな世界を実現するためにおりづるを折って平和のメッセージとともにSNSに投稿し、平和の祈りを世界中に広げましょう。

この共通の「#cranesforourfuture」というハッシュタグと平和への想いが世界中に溢れますように。

平和記念式典を広島からTikTokでライブ配信

TikTokでライブ配信告知バナー

8月6日に令和4年平和記念式典 (広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式) が開催されます。

この式典の様子を広島県公式TikTokアカウントからライブ配信します。未来を担う若い世代を含む幅広い世代に利用されているTikTokでの配信が平和について関心を持っていただくためのきっかけになればという思いで、令和2年度から毎年8月6日に配信しているものです。

タイムテーブル (予定)

式典のタイムテーブルはこちらです。配信開始は7時55分予定です。

  • 8:00 開式・原爆死没者名簿奉納
  • 8:03 式辞
  • 8:08 献花
  • 8:15 黙とう・平和の鐘
  • 8:16 平和宣言・放鳩
  • 8:24 平和への誓い
  • 8:29 あいさつ
  • 8:46 ひろしま平和の歌

平和記念式典の開催を通して平和の尊さを感じ、核のない世界に向けて覚悟を新たにすることができます。今年の夏は身近なTikTokで式典を視聴し今を見つめてみませんか?

夏休みに触れたい平和コンテンツ

本を読む女性

夏休みを過ごすお子さんや学生さん、そしてお盆休みなどで時間がとれそうな方は、平和について考えることができる本やマンガ、映画に触れてみるのはいかがでしょうか。悲惨な過去を知り、現状に考えを巡らせ、未来を創造するきっかけとしていきたいですね。

平和を考える絵本

80万冊以上の図書を所蔵する「広島県立図書館」の方に改めて戦争や原爆の悲惨さを知り、平和の尊さを考えるきっかけとなる、おすすめの絵本5作品を教えていただいています。

マンガで知る戦争と平和

15万5000冊以上ものまんがを所蔵する「広島市まんが図書館司書」の方々におすすめの4作品を教えていただきました。

平和を考える映画

年間200本以上の映画を上映している広島市中区の映画館「八丁座」「サロンシネマ」を運営する序破急の方々に、「今観ておきたい平和を考える映画」をテーマに、おすすめの作品を紹介していただいています。

77年目の夏。私たちにできることを。

平和の折り鶴

新型コロナウイルスによるパンデミックや、高まる核兵器使用の脅威。不安が高まる国際情勢や気候変動、災害の甚大化など、私たちは多くの課題に直面しています。私たち一人ひとりに何ができるでしょうか?広島は原子爆弾による破壊を経験したからこそ、その悲惨さと平和の大切さを伝えるため行動していく使命があります。

一人ひとりは小さな存在ですが、協力することで大きな力となります。77年前亡くなられた方々を悼み、私たちみんなでより平和な未来を一緒に創っていくため、平和に思いを馳せ身近なことからアクションを始めていきませんか?