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夕暮れの原爆ドーム

広島県の2020年を振り返って~新型コロナ対策、DX、被爆75年~

ひろしまを学ぶ |

今年も残すところあとわずか。皆さんはどんな1年を過ごされましたか。多くの方が“我慢”の1年となったのではないでしょうか。そんな今年を振り返って漢字1文字で表すとしたら…?湯崎知事は「散」を選びました。

分散という新しい考え方

広島駅ラッシュの様子

今年は新型コロナ対策に全力で取り組んだ1年でした。広島県では、1月29日に特別警戒本部を設置。以降、県民の皆さんの命と暮らしを守るため、検査数の増加や医療体制の整備、事業継続に向けた支援などに取り組んできました。コロナ禍で、社会全体で密を避けることが求められ、また東京一極集中などの課題が改めて浮き彫りに。人が過度に集まることは避ける「分散」という言葉が広まりました。

デジタルトランスフォーメーションの推進

広島県 イノベーションイメージ

新型コロナによって、我々の生活には大きな変化がおきました。新しい日常という言葉も登場し、オンライン授業やテレワークが一気に普及するなど、デジタル技術の活用が大きく進みました。広島県でも、これまでデジタル技術を活用して、インフラの整備や維持管理、防災・減災に子育て、農水産、観光など、様々な分野で社会や企業の課題解決に取り組んできました。さらに今年は「広島県DX推進コミュニティ」を立ち上げ、行政だけでなく企業や金融機関、教育機関と連携しながら、あらゆる分野で県民の皆さんの生活をより豊かにしていくためにより一層力を入れて取り組んでいます。

被爆75年

平和公園 式典前日

被爆・終戦75年となる今年の平和記念式典はコロナ禍で規模を縮小して開催され、広島県の TikTok や広島市のライブ配信などにより、オンラインで平和を祈る8月6日となりました。また、核兵器禁止条約の批准国が50か国に達し、いよいよ条約を発行する見通しとなり、核兵器のない平和な世界を実現する大きな一歩を踏み出します。広島県も、核兵器廃絶と国際平和の実現に向けて引き続き取り組んでいきます。

2021年に向けて

大崎上島の夕日

2021年は、新型コロナの感染拡大の影響で、例年よりも静かな幕開けとなりそうです。広島県は、一日でも早く、社会経済活動を回復させ、皆さんに安心して生活していただくために、引き続き感染拡大防止に全力を尽くします。 また、2021年は、10月に策定した総合計画「安心▷誇り▷挑戦 ひろしまビジョン」を基にした新たな10年が始まります。皆さん一人ひとりの挑戦を後押しし、時間や場所にとらわれず、どこにいても自由度と満足度の高い暮らし方や働き方ができるよう、皆さんと一緒に新たな広島県づくりを進めていきます。

終わりに

今年8月に立ち上げた「徹底解剖!ひろしまラボ」。早くも約5か月が経ちましたが、多くの方に記事を読んでいただき、誠にありがとうございました。2021年はさらにパワーアップして、広島県の取り組みや県内の旬な情報を、より楽しく、よりわかりやすくお伝えしていきたいと思います。2021年も「徹底解剖!ひろしまラボ」をよろしくお願いいたします!