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研究員ブログ「ななつかのひとりごと」(過去の記事)

印刷用ページを表示する掲載日2026年6月11日

三日月を背景に立つ牛


【過去の記事】
令和7年度 令和6年度 令和5年度 令和4年度 令和3年度 令和2年度 平成31年度 平成30年度 平成29年度

令和7年度(2025年4月~2025年12月)

・ポプラの植樹(2025年12月18日)
・牛の受精卵移植師の誕生(2025年10月2日)
・宮崎県家畜改良事業団の種雄牛視察(2025年9月17日)
・種雄牛展示会を開催しました(2025年7月29日)
・暑熱対策の取組紹介(2025年7月16日)
・ドローンによる農薬散布(2025年7月8日)
・労働安全研修(2025年6月20日)
・油木高校生の研修(2025年6月12日)
・写生大会の特別賞受賞作品(2025年5月30日)
・NOSAI新規採用獣医師の研修(2025年5月14日)
・庄原実業高校生の採卵見学(2025年5月12日)
・七塚原写生大会と除幕式の開催​(2025年5月5日)
・地域のシンボル「赤い屋根のサイロ」(2025年5月1日)
・和牛子牛の誕生(2025年4月11日)

ポプラの植樹(2025年12月18日)

七塚原高原のポプラ並木へ、22本のポプラの苗木を植樹しました。
​植樹した苗木は、令和5年の春にセンター長が植え、大事に育てた苗木です。
実は以前にも、もっと幼い苗木をポプラ並木へ植えたことがありましたが、鹿の食害により育ちませんでした。そのことをふまえて、今回は、苗木を食害から守るために囲いの中で2年半年間育てました。苗木たちは七塚原高原へ植えられる今日という日を、首(幹)を長くして待っていました。
​七塚原高原のポプラたちは長い歳月をかけ、幹を太く、逞しくし、空へ伸びていきました。3年生の苗木たちも、周りの木々と同じように立派に育ち、この地域のシンボルとなってくれることでしょう。
もしこの七塚原高原へ訪れることがありましたら、どうぞこの幼いポプラたちの成長をご一緒に見守ってください。

行程1
行程2
行程3

牛の受精卵移植師の誕生(2025年10月2日)

家畜体内受精卵移植師の修業試験に臨まれた受講生5名が、見事全員合格されました!おめでとうございます!
8月から約1か月間、講習会を通じて牛の受精卵移植に関する知識と技術を学ばれました。お疲れ様でした。
牛の受精卵移植師として、今後ますますのご活躍を期待しています。

実習のようす移植実習のようす
▲家畜体内受精卵移植師養成講習会の実習風景

宮崎県家畜改良事業団の種雄牛視察(2025年9月17日)

(一社)宮崎県家畜改良事業団が、広島県有種雄牛を見に来られました。
「宮崎牛」で有名な宮崎県では、広島県よりも多くの種雄牛を飼育しており、種雄牛だけで約60頭飼育しています。今回の視察では、主に種雄牛のことについて意見交換を行いました。
このような交流が、両県において畜産業のさらなる発展につながることを心から願っています。

視察のようす

種雄牛展示会を開催しました(2025年7月29日)

2024年に初めて開催した種雄牛展示会(2024年10月8日の記事参照)を、今年も開催しました。
内容は、講演と種雄牛の展示説明です。
講演では、広島牛の歴史、ブランド化の取組、種雄牛の紹介、の3つの演題で話をしました。種雄牛展示は、基幹種雄牛、血統再構築、待機種雄牛の3つに分かれて当センターの研究員が説明し、その後、自由に見学する時間を設けました。
 
本展示会には、90名近くの方がご来場くださいました。
多くの方が県有種雄牛に関心を寄せていただいておりますことを、大変に嬉しく思います。
また、展示会後には、「歴史を知れて面白かった」「種雄牛を見て触れることができてよかった」という感想をいただき、広島の和牛に対する理解を深めていただけたと感じました。
今後もこのような交流の機会を提供できるよう努めてまいりますので、引き続きよろしくお願いします。

講演のようす
​種雄牛展示説明のようす

暑熱対策の取組紹介(2025年7月16日)

7月も半分が過ぎ、庄原市では連日30℃を超える猛暑が続いています。
人間もこの暑さに参りますが、牛は人よりも暑さに弱い生き物です。そのため、牛舎の暑熱対策は非常に重要になります。
一般的には暑くなる前に対策することが多いのですが、遅ればせながら暑熱対策に取り組んだので、その内容を紹介します。
 
本日は、牛舎の屋根にドロマイト石灰を塗布し、屋根を白くしました。白色は太陽光を反射するため、牛舎屋根からの熱を抑える効果が期待できます。
そのほかにも、屋根へのスプリンクラー設置による散水、サンシェードによる直射日光の遮光、牛舎上部の壁撤去による換気効率向上など、様々な暑熱対策を実施しました。
 
これからも、牛たちが快適に過ごせるよう、様々な対策を講じていきたいと思います。

ドロマイト石灰塗布の前後比較
暑熱対策の実施

ドローンによる農薬散布(2025年7月8日)

当センターでは19haの圃場を持っており、業者へ飼料作りをお願いしています。本日は、雑草防除のための農薬散布を行うにあたって、農業用ドローンが活躍してくれました。
 
暑い日差しの中、ドローンは空高く舞い上がり、牧草地全体にまんべんなく農薬を吹きかけていきました。障害物があれば自動で回避し、作業終了後は自動で元の場所に戻りました。それまでの間、私たちはドローンが安全に作業を終えるのを見守っていました。
 
この日は真夏日でしたが、ドローンのおかげで牧草地の管理を安全かつ効率的に行うことができました。
人も牧草も、今年の暑い夏を無事に乗り越え、元気な状態で収穫の時季を迎えたいですね。

ドローン
▲重さ50kgまでの農薬を持ち上げられるドローン
ドローン農薬散布
▲自動操縦で農薬を散布しているようす

労働安全研修(2025年6月20日)

家畜や農機具を扱う職員を対象に、農研機構から講師をお招きし、労働安全研修を受講しました。
農作業での事故防止を目的に、安全対策について学び、職員同士で意見交換を行いました。
日々の作業を安全に行えるように声を掛け合い、よりよい職場環境づくりに励んでまいりたいと思います。
ワークショップの様子
▲職場の労働安全について活発に意見を出し合いました。

油木高校生の研修(2025年6月12日)

油木高等学校3年生が、牛の発酵飼料(サイレージ)の品質評価について学ぶために当センターを訪れました。
発酵飼料の品質評価には、見た目や香り、触感という官能評価と、pHや成分などの化学分析による評価があることを職員が説明しました。
午前中は発酵TMRを作製する様子を見学され、飼料の匂いを嗅いだり、触って温度(発酵熱)を確認したり、感覚を使って学ばれていました。午後は、化学分析に用いる試料の作り方を学ばれ、分析機器(pHメーター、高速液体クロマトグラフィー)の見学をされました。始終、和気あいあいとした雰囲気で研修を受けられていました。
高校では、学習成果発表会に向けてこれから取り組まれるとのことです。今回の研修が成果発表の一助になりますと幸いです。

研修のようす

写生大会の特別賞受賞作品(2025年5月30日)

第58回 春の七塚原写生大会(参照:2025年5月5日の記事)で特別賞を受賞された20作品を掲載します。
サイロやポプラ並木などの風景が美しく、動物たちが生き生きと描かれており、素敵な作品ばかりです。
 
No.6の畜産技術センター長賞を受賞した作品は、1年間ほど当センターの正面入口に飾られます。爽やかな青空と広々とした緑を背景に、1頭の存在感ある牛が描かれたこの作品は、訪れた来客を清々しい気持ちにさせてくれることでしょう。

青空と広い緑を背景に1頭の牛がいる作品
▲No.6の畜産技術センター長賞を受賞した作品
特別賞受賞作品の1番から10番まで特別賞受賞作品の11番から20番まで
▲画像をクリックすると、特別賞受賞作品一覧 (PDFファイル)(888KB)が開きます。

NOSAI新規採用獣医師の研修(2025年5月14日)

本日はNOSAI新採獣医師が研修に来られました。
午前はセンター内牛舎の見学、午後は講義というスケジュールでした。
牛舎見学では、採卵や検定牛(種雄牛候補の若い雄牛)の精液採取、搾乳ロボットによる搾乳、肥育牛、牧草地を見て回り、午後は当センターの概要や各研究部の業務内容について受講されました。
 
研修生から、「教科書でしか知らなかった精液採取を直接見ることができてよかった」と感想をいただきました。県内で種雄牛を飼養している施設は当センター以外にないため、精液採取については特に関心を持って学ばれていたと感じました。
研修生にとって、この研修が今後の業務に生かされ、ご活躍されることをお祈りしています。

研修中のようす

庄原実業高校生の採卵見学(2025年5月12日)

今日は県立庄原実業高校生たちが、高校で育てている優秀めす牛「みゆき」の経膣採卵を見に来られました。
 
広島県では毎年、県内畜産関係者と協力して種雄牛作りに取り組んでいます。その取組の中で、畜産農家から血統や能力などの条件が合う優秀なめす牛を借りることがあります。
今回は庄原実業高校のご協力により、優秀めす牛「みゆき」をお借りして種雄牛作りに取り組むことができました。ありがとうございました。
立派な種雄牛を作り、広島県の畜産を一緒に盛り上げていきたいですね。

見学の様子
▲採卵や種雄牛作りについて、熱心に聞いていました。​

七塚原写生大会と除幕式の開催(2025年5月5日)​

今月5日、「第58回 春の七塚原写生大会」が開催され、150人もの参加者でにぎわいました。
参加者はそれぞれ、センター内の好きな場所で絵を描きました。きれいになったサイロを描く子供たちや、動物たちを描く親子など、多くの方にこの七塚原の魅力を発見していただけたのではないでしょうか。楽しい時間を過ごしていただけたのでしたら嬉しいです。
写生大会の入賞作品は近日中にホームページへ掲載する予定です。どうぞお楽しみにしてください。
 
写生大会と同日に、クラウドファンディングの支援者が記載されたプレートの「除幕式」が行われました。このクラウドファンディングにより、地域シンボルであるサイロが復活しました(参照:2025年5月1日の記事)。
 
五月晴れの中、この2つのイベントを無事に開催できたことを嬉しく思い、関わってくださった皆様、訪れてくださった参加者、クラウドファンディングにご支援くださった皆様に、感謝申し上げます。
写生大会のようす​
除幕式のようす

地域のシンボル「赤い屋根のサイロ」(2025年5月1日)

「庄原市」の道路標識には、桜・牛・ポプラ並木・赤い屋根のサイロ(牧草を発酵・貯蔵する施設)が描かれており、125年の歴史を持つ当センターを連想させます。
このたび、七塚原の特色ある風景を未来へつなげていくため、しょうばら・学びのまちづくり委員会主催のクラウドファンディングにより、老朽化したサイロの補修、塗装が行われました。
これからも地域の方々とともに、皆さまから愛され続ける風景を守り、地域の魅力創出、発信に貢献していきたいと思います。
 
5月5日は、第58回目となる「春の七塚原 写生大会」が開催されます(参加費無料・雨天決行)。ぜひこの機会に当センターを訪れ、七塚原の豊かな自然風景、愛らしい動物(牛、羊)たち、そして庄原市のシンボルの1つである「赤い屋根のサイロ」をご覧ください。
写生大会のお問い合わせは、庄原市東自治振興センター(大会事務局)へお願いします。

庄原市の道路標識
▲当センター近くにある庄原市の道路標識
ポプラ並木から見える赤い屋根のサイロサイロ​
▲ポプラ並木から赤い屋根のサイロが見えます
サイロのおはなし​
▲サイロの近くの壁に説明があるのでチェックしてみてください

和牛子牛の誕生(2025年4月11日)

桜が満開を迎えたころ、和牛子牛が生まれました。お母さん牛は出産経験のある牛です。無事に出産を終え、母子ともに元気な様子に、職員一同 安心しました。

母牛と子牛の元気な様子​

令和6年度(2024年4月~2025年3月)

・七塚原記念館の改修工事完了(2025年3月31日)
・桑木県議会議員引率のもと広島大学1年生がセンター訪問​(2025年3月28日)
・牛の積み下ろし台と逃走防止柵が完成しました(2025年2月26日)
・祝!西条農業高校、第8回和牛甲子園で最優秀賞!(2025年2月13日)
・県立庄原実業高校 採卵見学(2025年2月12日)
・令和6年度第1回肉用牛選抜委員会を開催しました(2025年1月28日)
・広島県酪農業協同組合から感謝状をいただきました(2024年12月16日)
・慰霊祭(2024年11月22日)
・県立広島大学 地域資源開発学科1年生によるセンター見学(2024年10月31日)
・種雄牛展示会2024(2024年10月8日)
・スマート農業技術を活用した持続可能な地域資源循環型農業セミナー(2024年9月10日)
・西条農業高校 畜産科3年生「広島和牛の取組状況等講義」(2024年8月26日)
・獣医学生による行政体験研修(2024年8月20日)
・県立広島大学 健康科学コース3年生によるセンター見学(2024年8月9日)
・家畜人工授精に関する講習会(2024年8月8日)
・展示圃場における獣害対策(2024年8月5日)
・搾乳ロボット更新(2024年7月25日)
・農業用ドローンを活用した農薬散布(2024年7月8日)
・庄原実業高校若雄調教見学(2024年7月3日)
・NOSAI広島家畜診療所新規採用獣医師研修(2024年6月13日)

七塚原記念館の改修工事完了(2025年3月31日)

広島県道442号線(県立広島大学庄原キャンパスとつながる道)から当センターを見ると、時代を感じさせる木造洋館があります。その建物が「七塚原記念館」です。

1909年に建設され、66年間にわたって事務所として使用されました。その後、建物の保存を望む声があり、1977年に地域住民の協力により「七塚原記念館」に改称し、現在の形を維持しています。

この度、老朽化した外壁の改修工事が行われ、壁の一部や窓枠などがきれいな木材になり、ブリキ屋根の塗装や雨どいが新しくなりました。

記念館の中には、明治時代以降の牧畜農に関する資料や民具が保管されています。
建物の老朽化にともない内部の一般公開はしていませんが、貴重な資料を保管している記念館を、これからも少しずつ修繕していき、大切に守っていきます。

改修工事を終えた七塚原記念館

七塚原記念館のきれいになった外壁きれいに塗装されたトタン屋根建物内部の補修箇所

桑木県議会議員引率のもと広島大学1年生がセンター訪問​(2025年3月28日)

桑木県議会議員と広島大学1年生の2名が当センターへ見学に訪れ、研究員から牛舎設備や研究内容などの説明を受けました。

県が飼養している種雄牛の紹介や、最新の搾乳機械(搾乳ロボット)、当センターが研究開発したそしゃくセンサー(牛のあごの動きを検知する機器)を間近でご覧になり、広島県の取組やスマート畜産に関する理解を深めていただけたと感じています。

今後とも県民の方々へ広く情報発信していきたいと思います。

種雄牛造成について研究員が説明している様子咀嚼センサーについて研究員が説明している様子

搾乳ロボットについて研究員が説明している様子県議会議員と広島大学の学生と研究員の集合写真

牛の積み下ろし台と逃走防止柵が完成しました(2025年2月26日)

このたび、当センターの採卵牛舎前に、牛の積み下ろし台と逃走防止のための柵を設置しました。

​採卵牛舎には、日々、体外受精卵生産のために供卵牛が搬入されます。

しかし、牛の性質によっては、その際に暴れることがあり、非常に危険な瞬間です。

これまでは逃走防止策として、その都度ネットを張って対応していましたが、

この工事の完成により、その必要性もなくなり、より人と牛にとって安全な施設環境が整いました。

採卵牛舎前に新たに設置した逃走防止柵牛の積み下ろし台

祝!西条農業高校、第8回和牛甲子園で最優秀賞!(2025年2月13日)

​1月に東京で開催された「第8回和牛甲子園」において、西条農業高校が大きな快挙を成し遂げました!

西条農業高校は、取組評価部門で優良賞、枝肉評価部門で優秀賞、そして総合評価部門では最優秀賞を受賞しました!

この素晴らしい結果により、出場した代表の生徒たちが優勝報告に訪れ、喜びと感謝の気持ちを伝えてくれました。

昨年8月、西条農業高校の生徒たちは当センターで、調教のポイントや広島和牛の血統と特徴など学びました。

その経験が今回の成果に少しでも役立ったなら、私たちも非常に嬉しく思います。

彼らの努力と情熱が実を結び、このような素晴らしい成果を収めたことを心からお祝い申し上げます。

西条農業高校の高校牛児の皆さん、本当におめでとうございます!

センター長と西条農業高校の教員と生徒らの集合写真

県立庄原実業高校 採卵見学(2025年2月12日)

県立庄原実業高校の1年生が採卵見学のため、センターを訪れました。

庄原実業所有の黒毛和種雌牛1頭から経膣採卵により卵を採取する様子を見学しました。

経膣採卵した未成熟卵子は、体外受精前に培養液内でおよそ1日培養します。

そして培養液内で精子と卵子を合わせ、約6時間共培養します。

体外受精後の胚は培養器内で6~8日間培養し、正常に発育した胚は移植の時まで凍結保存しておきます。

本日の採卵では卵がたくさん取れたようなので、移植可能胚の数も期待ができそうです。

採卵見学中の様子 超音波画像で確認しながら採卵作業をしている様子 

 

令和6年度第1回肉用牛選抜委員会を開催しました(2025年1月28日)

本日は、令和7年度から後代検定の調整交配を開始する種雄牛の選抜を行いました。

後代検定とは、種雄牛の産肉能力を確認するために、産子の枝肉成績を調査する検定です。

選抜委員会では、候補牛の体型、直接検定での発育成績、ゲノム育種価などをもとに、総合的な評価を行います。

今回、5頭の候補牛の中から選抜されたのは、「神石波(沖茂金波×おく2965)と「沖福宝(沖茂金波×たかつたはる2)」でした。

今後、4年かけて後代検定を実施し、優秀な成績を収めた種雄牛が、基幹種雄牛として選抜されます。

立派な種雄牛の誕生が待ち遠しいですね。

直接検定中の様子(種雄牛舎)

選抜された2頭

広島県酪農業協同組合から感謝状をいただきました(2024年12月16日)

本日は、広島県酪農業協同組合から感謝状をいただいたことをご報告させていただきます。

この度、広島県酪農業協同組合の設立30周年記念にあたり、当センターで行ってきた飼料用稲「たちすずか」の研究開発と普及拡大の取組みが評価されました。

当センター職員一同、広島県の酪農業を支え、発展させるために、これからも一層努力してまいります。

今後とも、ご支援とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

改めまして、広島県酪農業協同組合の皆様、そして日頃よりご協力いただいている酪農家の皆様に、心より感謝申し上げます。

広酪西中さまとセンター長が盾をもっている様子
▲広酪代表理事専務西中様と河野センター長

感謝状の盾
▲さっそくセンター本館の正面玄関に飾らせていただきました!

慰霊祭(2024年11月22日)

センター中庭の畜魂碑前にて慰霊祭を行いました。

毎年恒例となっているこの慰霊祭は、私たちの研究活動のために命を捧げてくれた牛たちに対する感謝と慰霊の気持ちを込めて行われます。

今年も多くの職員が参加し、職員一人一人が畜魂碑に花を手向け、静かに手を合わせました。

職員一同改めて、命の尊厳を深く感じ、日頃から愛情を持って接していくことを誓いました。

この気持ちを胸に、今後も畜産技術センターの研究活動に専念してまいります。

畜魂碑前で職員が整列している様子

職員が花を手向けている様子

県立広島大学 地域資源開発学科1年生によるセンター見学(2024年10月31日)

県立広島大学の地域資源開発学科1年生が、学外講義の一環として当センターを訪れました。

学生たちは当センターで使用している搾乳ロボットや種雄牛を見学し、最新の畜産技術や種雄牛造成などについて学びました。

まず、当センターの飼養技術研究部の研究員が、今年更新したばかりの最新の搾乳ロボットの仕組みや運用方法について詳しく説明しました。

学生たちはロボットが自動的に搾乳を行う様子を興味深く観察していました。

続いて、当センター育種繁殖研究部の研究員による、種雄牛造成についての説明がありました。

学生たちは実際に間近に種雄牛を見学することで、その大きさや力強さに驚いている様子でした。

見学後、学生たちからは「種雄牛を実際に間近に見ることができて貴重な体験でした。」、

「搾乳ロボットで1頭1頭の乳量データなども管理されているとは知りませんでした。」といった感想が聞かれました。

今回の訪問が、地域産業や畜産への理解など、今後の学びに役に立つことを期待しています。

集合写真

飼養技術研究部の研究員による搾乳ロボットの説明

種雄牛の説明をしている様子

種雄牛展示会2024(2024年10月8日)

今回は、当センターで初めて開催した「種雄牛展示会2024」の様子をレポートします。

当日はあいにくの雨模様でしたが、展示会には多くの生産者の皆様がご参加くださり、大変賑わいました。

講演では、以下の講演が行われました。

・広島県の和牛改良とブランド化の展開について(県畜産課職員)

・種雄牛(候補牛)の紹介(当センター研究員)

・北海道全共に向けた県のテーマや取り組み方針等について(全農広島県本部)

種雄牛の見学では、種雄牛舎に移動し、基幹種雄牛4頭、待機種雄牛3頭、血統再構築で活用される種雄牛2頭それぞれの体型や特徴を詳細にご紹介しました。

特に、県のNo.1種雄牛「花勝百合」は、子牛市場成績や枝肉成績で良好な結果を出しており、全国的にも注目されています。

参加者の皆様は、実際に種雄牛を見ることでその魅力を肌で感じていただきました。

展示会後、参加者の皆様からは「実際に見ないと種雄牛の魅力は分からないので、良い機会になった。」といった感想をいただきました。

また、「血統再構築にも協力していきたい。」とのお声もいただきました。

今回の展示説明会を通じて、広島和牛の魅力や今後の可能性について多くの方々に知っていただけたことを嬉しく思います。

今後も、当センターは皆様と共に、広島和牛の改良とブランド力向上に努めてまいります。引き続きのご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。

来年度も、さらに充実した内容で種雄牛展示会を開催したいと考えております。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

講演の様子

種雄牛を見学されている様子

種雄牛の説明をしている様子

血統再構築で活用される種雄牛を説明している様子

スマート農業技術を活用した持続可能な地域資源循環型農業セミナー(2024年9月10日)

当センターにて、「庄原市におけるスマート農業技術を活用した持続可能な地域資源循環型農業」~青刈りとうもろこし生産の実証展示会~を開催しました。この実証展示に合わせて、獣害対策セミナーも同時に行いました。

この実証展示会は、庄原市地域資源循環スマート農業実証コンソーシアムの主催であり、当センターもコンソーシアムの一員となっています。

展示会では、最新のスマート農業技術を活用した青刈りとうもろこしの栽培作業の自動化が紹介されました。

具体的には、オートトラクター+フォレージハーベスターによる収穫、コンビラップによる調製(調製とは、収穫した作物を保存や加工に適した状態にする工程)、そして自動飛行ドローンによる農薬散布が実演されました。

当センターからは、展示圃場において実施しているワイヤーメッシュ柵と電柵を組み合わせた複合的な獣害対策の取り組みについての説明を行いました。

また、広島県鳥獣対策等地域支援機構(tegosテゴス)による獣害の現状と課題に関する講演や、電柵資材メーカーである株式会社テザックからシカやイノシシなどの野生動物による農作物被害を防ぐ最新の対策方法の紹介も行われました。

この展示会には、当初の予想を上回る70名以上の方々が参加し、大盛況のうちに終了しました。

参加者や関係者のご協力により、無事に成功を収めることができました。

獣害対策について講演中の様子
▲獣害対策についての講演

細断型コンビラップによる調製の説明の様子
​▲細断型コンビラップによる調製の説明

​オートトラクターによるとうもろこし刈り取りの様子
▲オートトラクターとフォレージハーベスタによる収穫

展示圃場で行っている獣害対策の説明
▲展示圃場で行っている獣害対策の説明

西条農業高校 畜産科3年生「広島和牛の取組状況等講義」(2024年8月26日)

西条農業高校畜産科の3年生が広島和牛の取組状況を学ぶために当センターを訪問しました。

まずは座学で、広島和牛の血統や特徴について学びました。

生徒たちは熱心にメモを取りながら真剣な表情で、職員の説明を受けていました。

次に、若雄牛の調教を見学しました。

種雄牛担当のベテラン職員からは、「我が子のように接することが大事」とのアドバイスがありました。

叱るときは叱り、褒めるときは褒めることの重要性を強調していました。

また、生徒から調教に関する質問が飛ぶと、職員は「調教は毎日行うことが大切で、牛の様子を見ながら声の調子や綱打ちの力加減を調整する必要がある」と答えていました。

この日のハイライトは、西条農業高校で産まれた若雄「神竜粋吹」との再会でした。

出産から立ち会った生徒は涙を見せ、神竜粋吹も穏やかな目をして再会を喜んでいるようでした。

これから和牛甲子園に出場予定の彼らが、今回の見学で得た知識と経験を活かして、素晴らしい結果を出してくれることを期待しています。

座学を受講中の生徒たちの様子
▲座学を受講中の生徒たち

調教の様子を見学している様子
▲調教の見学

神竜粋吹との再会
▲大きくなった神竜粋吹と再会

穏やかそうな神竜粋吹の様子
▲穏やかな様子の神竜粋吹

獣医学生による行政体験研修(2024年8月20日)

当センターにて、獣医学を専攻する学生3名を対象に、行政体験研修(インターンシップ)を実施しました。

広島県庁も獣医師職員を募集しており、獣医師は畜産分野、公衆衛生分野、動物愛護分野など幅広い分野で活躍しています。

当センターも畜産試験研究分野の獣医師職員が、日々研究業務に従事しています。

研修生はそうした畜産研究の業務内容について理解を深めるとともに、現場業務の体験を行いました。

​将来の就職先として、広島県庁を選んでもらえることを期待しています!

集合写真(正面玄関前)

顕微鏡を使った卵子の観察の様子
▲牛の卵子を検索中

牛の卵子採取の業務体験
▲卵子の品質判定の業務体験

受精卵培養中のモニタ画面確認の様子
▲培養中の牛の受精卵のタイムラプス画像を見学

県立広島大学 健康科学コース3年生によるセンター見学(2024年8月9日)

県立広島大学の健康科学コース3年生36名が、学外講義として当センターを訪れました。

搾乳ロボットや採卵の様子などの見学を通して、当センターの業務内容や広島県の施策などについて説明しました。

学生たちは、ロボットがどのようにして搾乳を行っているかを興味深く観察していました。

また、採卵のデモンストレーションでは、超音波画像診断装置や専用プローブを使った生体卵巣からの卵子採取の様子も見学しました。

学生たちは、研究員がどのようにして卵子を採取するのか、その工程を間近で見ることができました。

見学の中で、牛受精卵移植に取り組む意義や、広島県の施策の一つである「広島血統和牛増産事業」についても説明し、当センターの役割や業務内容など理解を深めてもらうことができました。

搾乳ロボット説明風景
▲搾乳ロボットの見学の様子

採卵の様子
▲経腟採卵のデモンストレーション

集合写真(ポプラ並木前)​

家畜人工授精に関する講習会(2024年8月8日)

7月8日から8月8日までの1か月間、20名の講習生を迎え、家畜人工授精に関する講習会を開催しました。

家畜の育種や飼養管理、関係法規などの座学では、講習生はノートを取りながら真剣に耳を傾けていました。

講習が進むにつれてホルスタインと和牛を使った人工授精の実習も行われました。

初めての作業に緊張した様子も見られましたが、次第に慣れていく様子が印象的でした。

講習生たちからは「実際に手を動かしながら学べたので、とても勉強になりました。」との声も聞かれました。

猛暑の中での開催でしたが、大きな事故やトラブルもなく無事に講習を終えることができました。

今回の講習を通じて、家畜人工授精の知識や技術を学んだ講習生が、無事試験に合格し、今後の現場で活躍されることを心から願っています。

人工授精に用いる器具の説明風景

ホルスタインを用いた実習風景

講師による説明風景

和牛を用いた実習風景

展示圃場における獣害対策(2024年8月5日)

当センター管理の11区、12区の展示圃場において、ワイヤーメッシュ柵と電気柵を組み合わせた複合的な獣害対策を実施しています。

今回の対策は、展示圃場で行われているため、みなさまもお気軽に現地でご覧いただければと思います。

また、9月10日(火曜日)には、この展示圃場にてスマート農業実証展示・獣害対策セミナーを開催します。

ご興味のある方は、畜産技術センター技術支援部までお問合せください。

これからトウモロコシの収穫時期が近づくにつれ、獣害のリスクも高まってきます。

今後も圃場の様子については注視していきたいと思います。

また、獣害対策に関する情報については、下記リンクの広島県農林水産局農業技術課のホームページもご参照ください。

・侵入防止技術について

・ワイヤーメッシュ柵の適切な設置と維持管理

・電気柵の適切な設置と維持管理

11
​▲11区、12区の展示圃場の様子

柵の内外両方の草刈りがされている様子
▲定期的な柵の内外の草刈りもしっかりと!

ワイヤーメッシュ柵の連結部拡大写真
▲ワイヤーメッシュの連結部は格子1マス分重ねて設置しています

展示圃場の地図
▲11区、12区が展示圃場となっています

搾乳ロボット更新(2024年7月25日)

今月当センターの搾乳ロボットを更新しました。

待ちに待ったその初稼働の様子を、今回はご紹介します。

搾乳ロボット全体像(制御室側から見た様子)

搾乳ロボット(牛側から見た様子)
▲2か月ぶりの搾乳ロボットに少し緊張気味の牛。

搾乳カップを装着した搾乳中の様子

ロボットは牛の乳頭を清潔に洗浄した後、特殊なセンサーを使って乳頭の位置を特定し、搾乳カップを装着します。

そして、搾乳が始まります。

この過程で、ロボットは乳量や乳質をモニタリングし、データを収集します。

搾乳状況を確認するモニター画面
​▲このモニター画面の写真は、搾乳の進行状況や乳量などをリアルタイムで確認できる様子を示しています。

搾乳終了の様子。
▲搾乳が終わると、ロボットは搾乳カップを取り外し、乳頭を消毒します。 

搾乳の順番待ちをしている牛の様子
▲搾乳が終わると後ろで順番待ちをしている牛にバトンタッチです。

搾乳ロボットは24時間稼働なので、これからは牛の好きなタイミングで搾乳できます。

早く牛たちがロボットに慣れてたくさん搾乳できることを期待します。

「実際に搾乳の様子を見てみたい!」と思われた方は搾乳ロボットの見学も行っておりますので、

お気軽に畜産技術センター技術支援部までお問合せください。

農業用ドローンを活用した農薬散布(2024年7月8日)

当センター第11区と第12区の圃場にて、農業用ドローンによる農薬散布を行いました。

 折りたたまれたドローン本体の写真
▲折りたたまれたドローンの姿。

手元のコントローラー画面
▲事前に圃場の地形を3Dマッピングしているので、散布に必要な農薬量や最適経路など自動で計算してくれます。

農薬散布中のドローンの姿
▲自動操縦による農薬散布中の様子。農作物からの高さや粒子の大きさなども設定できます。

散布が終了し、離陸ポイントに帰還するドローンの様子
▲あっという間に散布を終えると、自動で離陸地点と同じ場所に帰還しました。

農業用ドローンの活用により、農薬や肥料の使用量を最適化できるため、資材費の削減が可能となります。

また、広範囲の作業を短時間で行うことができ、労働時間の削減と生産性の向上が期待できます。

今後もさらなる技術進化が期待される中、農業用ドローンの活用はますます重要な役割を果たすでしょう。

庄原実業高校牛調教研修(2024年7月3日)

庄原実業高校の生物生産学科2年生10名と3年生2名が来所し、秋の共進会出場に向けて調教研修を行いました。

職員は調教の心構えや注意事項などを説明し、若雄3頭を使って、シツ(前進)、バ(停止)、アセ(左旋回)などの掛け声や、綱の打ち方を実演しました。

その後、繋留場にロープを結んで、生徒達はベテラン職員の指導を受けながら綱打ちの練習を行いました。

実際にやってみると、その難しさを実感されているようでした。

生徒達はベテラン職員から「調教は短時間でも毎日行うことが大切。」とアドバイスを受けていました。

また、指導中は生徒から職員に対して調教に関する質問を投げかける場面もあり、とても意欲的な様子でした。

今回学んだことを是非今後の共進会への取り組みに活かしていってもらえると幸いです。

調教の心構えやその技術など説明している様子

調教の実演をしている様子

生徒が綱打ちの指導を受けている様子

NOSAI広島家畜診療所新規採用獣医師研修(2024年6月13日)

当センターでNOSAI広島家畜診療所の新規採用獣医師研修を開催しました。

今年は4名の新採獣医師の方に、畜産技術センターの業務内容や研究部の紹介を行いました。

皆さん熱心に説明を受けられており、時折、鋭い質問も飛び交うなどとても有意義な研修になったのではないでしょうか。

今後の皆様のご活躍をお祈りしています。

座学を受講中の研修生

種雄牛舎前を見学している様子

乳用牛舎内を見学されている様子

羊を見学している様子​

令和5年度(2023年4月~2024年3月)

・藁を綯う(2024年3月25日)
​・ホルスタイン審査研修(2023年8月4日)
・現地検討会開催(2023年6月5日)
・お灸デモンストレーション(2023年5月24日)
​
・綿毛ロード(2023年5月15日)
・写生大会(2023年5月5日)
​・七塚記念館 仮修復(2023年4月25日)​
・放牧開始!(2023年4月14日)

藁を綯う(2024年3月25日)

しめ縄などに使用されている藁を綯(な)ってつくられる縄は、藁の本数や綯い方によって太さや強度が変わり、昔から様々な用途に活用されてきました。人の手でつくる場合には、一定の技術を要する作業になりますが、当センターでは半自動で縄を作成する機械を置いています。これは、2つの投入口から藁を入れるだけで、機械が自動的に摺り合わせて、1本の縄を作り出します。簡単にできそうな気がしますが、投入する藁の量やタイミングによって、精粗に大きな差が生じるため、長く綺麗な縄を作ろうと思うと、コツがいる作業となります。

藁を綯う機械
藁縄の束  1本の藁縄​

ホルスタイン審査研修(2023年8月4日)

日本ホルスタイン登録協会主催の中国四国地区登録委員研修会が畜産技術センターで開催されました。
畜産技術センターでの開催は実に12年ぶりです。
朝9時の時点で気温30℃、朝からとても暑くて、参加者や牛の健康が心配でしたが、
センターにあるケヤキの大木が天然の日傘を提供してくれたおかげで、
中国四国各地から研修に参加された40名の皆さんも、研修に協力してくれた3頭の牛たちも
元気に無事研修を終えることができました。

研修風景 研修風景2​

現地検討会開催(2023年6月5日)

畜産技術センターで農林水産省委託プロジェクト研究 「畜産からの Ghg 排出削減のための技術開発」
畜産 Ghg 削減コンソーシアムの現地検討会が開催されました。
当日は、各参画機関から研究の進捗報告を行い、結果の共有と今後の実施計画について議論されました。
その後は、牛舎に移動し新しく作製されたメタン測定装置のデモンストレーションが行われ、
参加者は装置の使用方法、ガスを捕集するためのフードの設置方法や
エサの比較試験の様子を熱心に見学されていました。

会議風景 

牛舎見学1 牛舎見学2​

お灸デモンストレーション(2023年5月24日)

畜産技術センターの牛でお灸のデモンストレーションが行われました。
背中にある5つのツボにみそを塗り、その上に円錐状に固めたもぐさを乗せて点火。
もぐさは煙を出しゆっくりと燃えながら、ツボに熱を伝えていきました。
牛が暴れることはなく排尿排泄がみられるなど、終始落ち着いた様子でデモンストレーションは終了しました。

うしのお灸 うしのお灸​

綿毛ロード(2023年5月15日)

畜産技術センターの敷地内にある全長400mのポプラ並木。
毎年,春に花が咲き5月上旬ころ,白い綿毛(種)が出来,雪のように降り積もります。
今年も連休前から降り始め,今日は一気に並木道の路面を埋め尽くしました。

綿毛1 わたげ1​

七塚原写生大会(2023年5月5日)

畜産技術センターの敷地内で第56回七塚原写生大会が開催されました。
昨年までの3年間は新型コロナ感染症対策のため中止されていましたので,
久しぶりの大会となりました。
当日は朝から小雨模様でしたが,しばらくすると雨も止み,
参加者の皆さんは,それぞれお気に入りの景色を描いていました。
開会式 こいのぼり 牛を描く少年​

七塚記念館 仮修復(2023年4月25日)

畜産技術センターの敷地内にある七塚記念館(旧事務所)は築123年の木造洋館。地元の人たちからも愛される歴史ある建物ですが,老朽化が進んで外壁の一部が朽ちて穴が開いていました。建物の中まで雨風が吹き込むので,ボード材を使って応急処置を施しました。
ある雨上がりの日,水たまりに映る 少し若返った”逆さ記念館”の姿がありました…

修復前の記念館 仮修復後​

放牧開始!(2023年4月14日)

春本番を迎えて,草木の芽もぐんぐん伸び,放牧シーズンになりました。七塚でも,4月11日に和牛の放牧を始めました。長い冬を畜舎で過ごした牛たちは,新緑の放牧地に駆け出し,さっそく地面に生えた草をおいしそうに食べていました。
七塚にはいくつかの放牧地がありますが,その中に笹主体というより,全面を笹が占有した放牧地があります。笹の種類は不明ですが,草丈10センチ前後の小さな笹で,地下茎を伸ばしながら陣地を拡大し,ついに全面を覆っています。ちなみに,牛は笹が大好きです。この笹は春から晩秋まで再生するので,野芝と同じように牧養力は安定しているようです。傾斜地のエロージョン防止や放牧期間の長さの点においては,笹は野芝より優れているかもしれません。


ほうぼくの写真 ささのしゃしん​

令和4年度(2022年4月~2023年3月)

・持続可能な「ポプラ並木」を(2023年2月24日)
・搾乳ロボット(2023年2月2日)
・哺乳バケツホルダー(2023年1月4日)
・優等賞を受賞しました!(2022年10月18日)
・和牛のオリンピックへ!(2022年10月6日)
・家畜取扱研修(2022年6月6日)

持続可能な「ポプラ並木」を(2023年2月24日)

七塚の風景と言えば,「ポプラ並木」ですよね。センターの敷地内なので,運が良ければ牛の調教風景が見られます。
ポプラは生長が早く,センター本館寄りの大木(樹高約25m)の樹齢は40年ほどです。木質がやわらかいため,大木でも強風で倒れるなどして,並木に欠けた部分ができてしまいました。
そこで,センターに隣接する県立広島大学庄原キャンパスに協力いただき,「ポプラ並木」の保全に取り組んでいます。昨年6月に,大学で育てていただいた苗木を並木の欠けた部分に移植しました。苗木は,シカの食害や積雪に耐えながら生長しています。
今回は,並木で一番の大木(昭和50年代に撮影された写真に写っていたので樹齢は70年以上?)から,学生さんと一緒に次のクローン苗にするための枝をとりました。バケツの中の枝(※写真)は木の下に落ちていた枝からとったものですが,芽が膨らんで春の準備が始まっています。今回採取した枝から育てる苗木は,今年の秋にポプラ並木へ里帰りする予定です。​
ポプラの枝採取と挿し木用の枝​

搾乳ロボット(2023年2月2日)

センターでは,約40頭の乳牛を飼養しています。ですが,職員が搾乳する姿はあまり見られません。
なぜかというと,「搾乳ロボット」が全自動で搾乳しているから。
牛たちは,寝床と通路があるフリーストール牛舎で自由に動き回り,好きな時にロボットにきて乳を搾られます。はじめはロボットが苦手な牛も,搾乳ロボットに入れば,大好きなトウモロコシなど濃厚飼料を食べることができるので,自らロボットに来るようになります。
酪農の労働時間の50%以上が搾乳作業と言われています。搾乳ロボットのお陰で,飼料の調製や牛の健康管理,牛舎の環境整備など搾乳以外の作業に時間をかけることができます。
24時間動いてくれる,牛にも人にも優しい設備です。​
搾乳ロボット​

哺乳バケツホルダー(2023年1月4日)

今年はうさぎ年!センターではジャケットを着た子牛達がぴょんぴょんと元気に跳ねています。
子牛が生まれて3日目までは,哺乳瓶で職員が哺乳しますが,その後は哺乳バケツを使います。この時活躍するのが,職員手作りの哺乳バケツホルダーです。
​ミルクを飲む間,子牛がバケツをひっくり返す心配がないので,職員は他の牛へのエサやり等,別の作業をすることができます。子牛が哺乳ロボットでミルクを飲むようになる生後1週間までのほんの数日ですが,大助かりしている道具のひとつです。
哺乳バケツホルダー

​​​優等賞を受賞しました!(2022年10月18日)

全国和牛能力共進会(和牛のオリンピック)が10月10日に閉幕しました。
当センターの出品牛である「仁義烏(じんよしくろ)」は,2日間で2回の第1区(若雄)審査をうけた結果,19道県から出品された21頭のうち11位。優等賞を受賞しました。広島県から会場となる鹿児島県霧島市まで約半日かけて移動した後でしたが,数か月にわたる調教の甲斐もあって,「仁義烏」は終始落ち着いて審査を受けていました。持ち前の発育,体深を最大限にアピールできたと思います。
肉質を審査する第7区(脂肪の質評価群)では,当センターの基幹種雄牛である「芳乃照」が優等賞3席(第7区で3位)を受賞する快挙を成し遂げました。
5年後に北海道で開催される次回の共進会に向け,広島県産和牛振興の取組みを継続します!
全国和牛能力共進会​

和牛のオリンピックへ!(2022年10月6日)

10月6日から10日までの5日間,5年に1度開催される「和牛のオリンピック」とも呼ばれる「全国和牛能力共進会」が鹿児島県で開催されます。牛の月齢や雄雌などで9つの出品区に分かれて,改良の成果が審査されます。当センターからは,1区(若雄)に,種雄牛候補である18カ月の若雄牛「仁義烏(じんよしくろ)」を出品します。先日,鹿児島に向けて出発する姿を職員が見送りました。
「仁義烏(じんよしくろ)」は,発育が良く,深さ(背から腹の幅)のある牛です。出品の数カ月前から調教の回数を増やし,堂々と歩く姿が見られるようになりました。
次回のブログで,良い結果報告ができるといいなと思っています!​
若雄写真​

家畜取扱研修(2022年6月6日)

県畜産事務所の新人職員等を対象とした家畜取扱研修が開催されました。
まずは,牛をつなぐロープの結び方。「男結び」を練習します。
続いて,牛との接し方。人間も牛も怪我をしない(させない)よう,牛の習性を学びます。
・牛に近づくときは,「ばーよ,ばーよ」と声をかけると牛が落ち着きます。
・牛は臆病なので,驚かさないよう,人間の存在を伝えるために体を触りながら近づきましょう。
・後ろ脚の近くは蹴られる危険が,頭の横は角が人間の目に入る危険があるため注意しましょう。
・牛は後ろに逃げる習性があるので,後ろから頭絡(頭につけている綱)をつかんで捕まえます。
実習に協力したのは,センターの供卵牛(黒毛和種の雌牛)です。
先輩職員の指示に従い,細心の注意をはらって「保定(男結び)」や「採血」をおこなっていました。
家畜取扱研修​

令和3年度(2021年4月~2022年3月)

・牛の爪切り(2022年1月20日)
・子牛の引越し(2021年12月21日)
​​・​飼料稲が豊作!(2021年10月28日)
・種雄牛「花勝美」全国へ!(2021年7月9日)
・新基幹種雄牛「花勝百合」「花勝美」(2021年6月17日)
・飼料稲の田植え(2021年6月1日)

牛の爪切り(2022年1月20日)

センターでは定期的に牛の爪切り(削蹄:さくてい)をしています。牛の爪(蹄:ひづめ)が伸びてしまうと,正しい角度で足をつけなくて歩くのが難しくなり,牛にとってストレスになります。ストレスは,牛の健康に様々な影響を及ぼします。蹄の伸びた部分を削ることで,歩きやすさを改善し,病気や怪我を予防しているのです。
削蹄を行うとき,お腹をベルトで持ち上げるので,牛は空中に浮かんだような格好になります。グラインダーといわれる機械で削られた爪は円の中の写真のように紙吹雪のような(?)形をしています。
削蹄が終わった後の牛たちは,いつもより軽快に歩いて畜舎へ戻っていくように見えました。
削蹄​

子牛の引越し(2021年12月21日)

当センターでは,和牛は90日,乳牛は60日で離乳させ,離乳後は育成牛舎で飼育しています。
今日は離乳した和牛雌子牛の引越しの日。子牛達のいる賑やかな牛舎から育成牛舎まで約200mを職員3人で移動させました。なかなか進まない子牛を,後ろから押してやりながら進みます。格子状の溝の蓋という難所もなんとか乗り越え,新しい個室の部屋へと移ることができました。はじめはソワソワと歩き回っていましたが,少し経つと落ち着いてエサを食べていました。育成牛舎の隣に放牧地があり,雌子牛が妊娠するまでは,昼間に放牧します。
子牛の引越し​

飼料稲が豊作!(2021年10月28日)

飼料稲「たちすずか」が収穫を迎えました。草丈は高いもので約170cmと,近年まれにみる豊作でした。 収穫後は,密封して乳酸発酵させたWCS(ホールクロップサイレージ)にします。例年は10aあたり11ロールできるところ,今年は14ロールもできました。これは,肥料の給与時期や量が適切だったお陰だと,管理してくださっている地域の方々に感謝しています!
たちすずか 収穫
「たちすずか」には,穂が小さいという特徴があります(※円の中の写真参照)。

種雄牛「花勝美」全国へ!(2021年7月9日)

種雄牛「花勝美」を(一社)家畜改良事業団へ貸し出すのを前に,六月末,センターでささやかな壮行会をしました。「花勝美」の母牛所有者である渡辺さんをお招きし,母牛についてのお話をうかがいました。「花勝美」の母牛は,現在も元気に活躍中だそうです。会の最後に,「花勝美」の記念撮影をしてみんなでエールを送りました。元気で活躍しますように!!
「花勝美」は6月29日に,職員の拍手で見送られ当センターを出発しました。翌日に,家畜改良事業団盛岡種雄牛センターから無事に到着したと連絡をいただき職員一同ホッと一安心。直線距離で900km離れた東北の地にいる「花勝美」ですが,人懐こい性格なので新しい環境にはすぐ慣れるはず。今後の活躍に注目です!

花勝美全国へ

新基幹種雄牛「花勝百合」「花勝美」(2021年6月17日)

広島県では, 2020年度新たに「花勝百合」(写真:左)と「花勝美」(写真:右)を基幹種雄牛として選抜しました。この2頭は同じ両親(父「美津百合」,母「はなひら」)をもつ兄弟牛です。
兄の「花勝美」は一般社団法人家畜改良事業団(以下「事業団」)でも選抜され,気高(けたか)系種雄牛では事業団トップとなる脂肪交雑能力を発揮しました。今月末に当センターから事業団へ異動し,全国に精液が流通することとなります。
弟の「花勝百合」は産子21頭の枝肉が全てA4以上と脂肪交雑能力が歴代トップの後代検定成績で,交配雌牛の系統(気高,栄光,土井,糸,波)を問わず安定した成績を残しました。
全国・広島県内それぞれの舞台で,2頭の活躍を期待しています。(育種繁殖研究部S)
花勝美と花勝百合​

飼料稲の田植え(2021年6月1日)

今年は,梅雨の晴れ間を狙っての田植えとなりました。
写真の苗は「たちすずか」という,穂を小さく改良した飼料用の品種です。
籾(モミ),葉,茎,全てが牛のエサになります。なぜ,穂を小さく改良したかと言うと・・・
籾ガラが硬くて,中のお米が消化されずに排泄されてしまうから(せっかくの栄養がもったいない!)。
「たちすずか」では,穂が小さい分,茎や葉の栄養価が高くなります。
収穫後,密封して乳酸発酵させたWcs(ホールクロップサイレージ)は,
保存性がよく,乳牛も和牛もしっかり食べてくれます。
飼料稲​

令和2年度(2020年4月~2021年3月)

・子牛の寒さ対策(2021年2月16日)
・飼養家畜の慰霊祭(2020年11月12日)
・秋の和牛たち🐂(2020年10月17日)
​
・飼料稲の収穫(2020年10月)
・シャワーの下で涼しいモー♪(2020年7月8日)

子牛の寒さ対策(2021年2月16日)

今年は丑年!センターでは続々と子牛が生まれています。
子牛は皮下脂肪が少ないので,寒さに弱いんです。
(皮下脂肪は断熱性が高いので,防寒着の役割をします)
ジャケットを着せ,吊り下げ式ヒーターと三角屋根の寝床をつくり,子牛を寒さから守っています。
飛び跳ねたり走り回ったり,寒さに負けず,元気いっぱいの子牛たちです。

子牛

飼養家畜の慰霊祭(2020年11月12日)

当センターでは,年に一度,試験研究に協力してくれた家畜の慰霊祭をしています。
畜魂碑の前で行った式では,職員一人一人が思いを込めて献花をしました。
私たちが試験研究できるのは家畜たちのお陰だと改めて感謝し,慰霊と鎮魂の思いに包まれた式になりました。

慰霊祭

秋の和牛たち🐂(2020年10月17日)

秋は,牛たちにとっても過ごしやすい季節。微笑ましい様子が見られます。
和牛3頭
↑秋空の下,のんびり反芻する供卵牛たち
※反芻:一度飲み込んだ食物を口の中に戻し、かみなおして再び飲み込むことで食べ物を消化させる行動
※供卵牛:受精卵をつくるための卵子を提供してくれる雌牛

和牛子牛
↑生後2週間の和牛の男の子
柵を飛び越えて隣のスペースにまでミルクを探しに行く元気な子です。大きくなったら種雄牛になるかな…
※種雄牛:肉付きが良いなど優れた特長をもつ雄牛

飼料稲の収穫(2020年10月)

暑さが和らぎ秋の気配を感じます。

飼料稲が収穫期を迎え,研究員達が刈り取りをしました。
研究に使用する分のみの短時間の刈り取り作業でしたが,
今年も収穫できたことに感謝しつつ,予想通りの収穫量に
ホッとして作業を終えました。
今回刈り取らなかった分は,機械で刈り取り後,
当センターで飼育している牛の餌になります。
稲刈り
◎飼料稲は,『水田の活用』『輸入牧草と同等の栄養価』
『地元産の飼料を使うことができる』などの特色があります。
食用米の稲に比べると,草丈が高く,稲穂が短いという特徴があります。

シャワーの下で涼しいモー♪(2020年7月8日)

暑い時期になりました。
シャワーの下の牛
乳牛(ホルスタイン)は,暑さに弱いんです。
ホルスタインの出身地(原産地)は,気候が冷涼なところです。
そのうえ,ミルクを出すために,毎日,たくさんのエサを食べます。
胃の中には,数えきれないほどの微生物がいて,その微生物が,牧草を栄養(ミルクの材料)に変えてくれます。
無数の微生物が,胃の中で働いて熱(発酵熱)を出すので,乳牛は熱中症になりやすいんです。

暑さが苦手な乳牛たちのため,考えたのが,このテント!
上部にスプリンクラーが付いています。
シャワーを浴びてとても気持ちよさそうな牛たちでした♪

平成31年度(2019年4月~2020年3月)

・もう「収穫の春」?!(2020年3月下旬)​
​・受精卵移植(ET)研修会(2019年12月4日)
​
・台風接近中(2019年8月)

もう「収穫の春」?!(2020年3月下旬)

暖かな冬でしたね。例年より1か月以上も早く,牧草の収穫作業が始まりました。
◎収穫中の牧草はライムギです。
 ライムギの穂には,「野毛(のげ:猫のヒゲのようなもの)」がたくさん付きます。
 牧草に野毛が混ざっていると,口の中がチクチク痛むのでしょう。
 牛が牧草を食べなくなります。
 だから,ライムギは穂が出る前に刈り取るようにしています。

「春の嵐」で,ポプラの大木がボキッと折れてしまいました。
ひと月早い牧草収穫と折れたポプラ

桜(ソメイヨシノ)が咲き始めましたよ。七塚原高原で「お花見」,いかがですか?
ふくらんだ桜のつぼみ1輪開花
菜の花,はなもも,モミジ,八重桜,ユリノキ・・・花の季節の始まります。

受精卵移植(ET)研修会(2019年12月4日)

10月31日に畜産課主催の受精卵移植技術研修会が畜産技術センターで開催され,
県内の受精卵移植師や獣医師,計9名の参加がありました。
研究員が移植手技の注意・意識すべきポイントについて解説した後,実習牛を用い,
参加者のみなさんが実際に受精卵移植にチャレンジされました。和気あいあいとした
雰囲気の中,参加者同士,活発に意見が交わされていました。
参加者からは,「実習が多く有意義であった。移植をさせてもらい自信がついた。」
「ふだん,自分がしている手技や手順について他の人の意見を聞き,見直しや再確認が
できてよかった。」などの感想が聞かれました。
    受精卵移植にチャレンジする参加者     閉会時の集合写真​

台風接近中(2019年8月)

大型の台風が接近中です(15日9時)。今日の昼過ぎから夕方にかけて,広島県に最接近,通過すると予測されています。
強風による被害(倒木)が発生しています!危険なので,七塚のシンボル「ポプラ並木」の通行はご遠慮ください。

強風でなびくポプラ並木とトウモロコシ 倒れたポプラ​

平成30年度(2018年4月~2019年3月)

・ベテラン乳牛の引退(2019年2月26日)
​
・CNコーダ(炭素・窒素測定装置)の更新(2019年1月31日)
・フィステル装着手術(2018年10月1日)
​・トウモロコシの食べごろは?(2018年8月)
・ミニ水田生育旺盛(2018年8月)
・難産子牛も元気に(2018年7月5日)
・雨の日も放牧(2018年7月5日)
・ミニ水田(2018年6月)
・イタリアンライグラス収穫(2018年5月)
・トウモロコシ播種(2018年5月)

ベテラン乳牛の引退(2019年2月26日)

当センターには,試験研究のために,乳牛と和牛合わせて100頭以上の牛を飼育しています。
その中で最高齢の牛は,マラソンドミノサターン(R24号)です。2004年生まれなので,14才です。乳牛は一般的に6才程度で引退するので,かなり長寿です。R24号は,足腰が強く,病気にかかりにくく,温順な性格です。
温順な性格のため,小学生の搾乳体験では大活躍し,みなから愛されていました。
しかし,産業動物であるため,いつまでも飼育しておくことはできません。乳量が減ったので,残念ながら引退しなければならなくなりました。生涯乳量は,110,000kgにもなりました。
これまで試験研究や教育のために,大きな貢献をしてくれました。
私たちの命は動物の犠牲の上に成り立っている,生き物への感謝の気持ちは忘れてはいけない,と改めて思いました。
R24号​

CNコーダ(炭素・窒素測定装置)の更新(2019年1月31日)

当センターには,外部の方でも有料で使用できる分析機器があります。
CNコーダは,堆肥や土壌,飼料に含まれる炭素と窒素量を測定する機械です。炭素と窒素の測定は,堆肥の成分や,飼料の栄養価を評価するために必要です。
従来使用していた機器は老朽化が激しかったため,今年度新しい機器に更新しました。新しい機器は従来機器と比較して,ランニングコストが安価で,分析後の処理が簡便です。詳しくは,設備利用機器のページをご覧ください。ご利用の際は,当センターにお問い合わせください。
CNコーダ​

フィステル装着手術(2018年10月1日)

牛は4つの胃を持っています。食べた草を吐き戻し噛み直して再び飲み込むという反芻という動作により,食べた草を効率的に消化することができます。第一胃には微生物が生息し草を分解してくれます。第二胃は反芻,第三胃は養分の吸収などを行います。第四胃は人間と同じ機能を持っており,胃酸を分泌します。
牛にとって最も重要な胃は,微生物による草の分解を行う第一胃です。容積は150~200リットルにもなります。
この第一胃の中で何が起こっているのか,どのように草が分解されるかを知ることは,生産性を上げるために重要です。これを知るためには,第一胃にフィステルというカテーテルのような物を装着する必要があります。
当センターにはフィステル装着牛が3頭いますが,高齢になってきたため,新たにフィステルを装着する手術を行いました。部分麻酔をし,第一胃に穴を開け,傷口を縫合し,フィステルを装着しました。約3時間で手術は無事に終了しました。フィステルを装着しても日常生活に問題はなく,以前と同じように飼料を食べることができます。
フィステル麻酔 フィステル装着

トウモロコシの食べごろは?(2018年8月)

飼料用トウモロコシが収穫適期に達したため,収穫を8月下旬に行いました。コーンハーベスタが故障中のため,
西日本農業研究センターの汎用型微細断飼料収穫機(切断長11mm)で収穫しました。
ロールベーラで梱包,フィルムで密封し,サイレージ(貯蔵飼料)になります。
平均収量は,およそ2,200kg/10aでした。イノシシ対策のために電気柵を設置しましたが,イノシシが侵入した圃場があったため例年より収量が少なくなりました。イノシシ被害に遭った圃場を除いた収量は,2,700kg/10aと平年並みでした。
私たち人間は,トウモロコシを焼いたり茹でたり,スープにしたりして食べる時,実が柔らかい乳熟から糊熟期の実を用います。
しかし,サイレージにするためには水分が少ない方がよく,また栄養収量を最大にするために,
黄熟期(実が粉っぽくなる頃)に収穫します。
トウモロコシ黄熟期 トウモロコシ収穫

ミニ水田生育旺盛(2018年8月)

5月末にミニ水田に移植した飼料稲は,分げつ(株分かれ)も進み順調に生育しています。7月上旬には中干し(地表の乾燥)を2日間行いました。
この時期,コシヒカリは既に出穂していますが,この飼料稲(写真左からつきすずか,たちすずか)は晩生品種(成熟が遅い)のためまだ出穂していません。極短穂型品種(穂が少なく茎葉に多くの栄養を蓄積)なので,穂肥(籾を充実させるための肥料)は施用しませんでした。極短穂型品種でも穂肥が多過ぎると籾が多く付き,消化性が悪くなってしまいます。
 出穂は9月初めごろ,収穫期は10月を見込んでいます。

ミニ水田生育旺盛 
 左から 飼料稲「つきすずか」,飼料稲「たちすずか」,飼料米「中生新千本」

難産子牛も元気に(2018年7月5日)

子牛は生まれた後,約1週間は哺乳瓶とバケツで哺乳し,その後は省力化のため,乳牛は約1か月半,和牛は約3か月間,哺乳ロボットで哺乳します。

初めの数回はロボットまで誘導しなければなりませんが,その後は自分から飲みに行くようになります。 
左の写真の子牛は,母牛の子宮捻転のため難産でした。捻転を整復後,産道拡張剤により産道を広げ,慎重にけん引しました。母子ともに無事に出産を終えることができました。
子牛の哺乳 哺乳ロボット 

雨の日も放牧(2018年7月5日)

和牛雌牛は,放牧地の草の生育が盛んな春から夏にかけて,放牧をします。
今年は4月から開始し,10月ごろまで行います。昼も夜も雨の日も牧草地で過ごします。
飼料は基本的には牧草地の牧草のみです。ノシバをメインに,イタリアンライグラス,
スズメノカタビラ,カヤツリグサなどが生えています。
1週間ごとに牧区を移動させ,牧草の再生を促します。
 放牧 放牧 雨 

ミニ水田(2018年6月)

県内の水田では今年も飼料稲,飼料米が栽培されています。 
当センター玄関横に,バケツで作ったミニ水田を設置しました。
バケツに畑の土を入れ,入水,代かき(塊を手でほぐす)をしてミニ水田を作りました。
5月末に移植し,緩効性肥料(一発剤)を施用しました。しかし,葉色が落ちてきたため,
窒素不足だと判断し,硫安を施用しました。
現在は,分げつが進み順調に生育しています。
センターに来られる際は,稲の生育もチェックしてみてください。
飼料稲 飼料米  
左から 飼料稲「つきすずか」,飼料稲「たちすずか」,飼料米「中生新千本」

イタリアンライグラス収穫(2018年5月)

春を迎え牧草の収穫,種まきの季節となりました。
今年は例年より暖かかったため,出穂が早く,4月下旬に穂を出し始めました。
モアで刈り取り,2日程度予乾し水分を半分以下まで低下させます。
ロールベーラで梱包,フィルムで密封(8層巻き)し,貯蔵 飼料=サイレージになります。
サイレージは順番に開封し,1年間飼料として使います。
5月上旬~6月中旬まで一番草の収穫を行います。
一番草の収穫量は,倒伏のため例年より少なく,17haで約200tを見込んでいます。
イタリアンライグラス収穫 イタリアンライグラスロール

トウモロコシ播種(2018年5月)

イタリアンライグラスの収穫後,二番草を収穫しない圃場には,トウモロコシを栽培します。
堆肥2t/10aを散布し,プラウ耕,砕土, 整地を行い,播種,鎮圧します。化学肥料は硫安30kg/10aです。
播種量は,7,000粒/10aです。
5月中旬から5月末まで播種を行いました。播種後10日ほどで出芽しました。
トウモロコシ播種 トウモロコシ出芽​

平成29年度(2017年4月~2018年3月)

・マンサク開花(2018年2月)
・秋咲く桜(2017年10月)​
​・センターの歴史(2017年8月16日)
・若雄牛の調教(2017年5月15日)

マンサク開花(2018年2月)

ブログ19p

秋咲く桜(2017年10月)

ブログ18p​

センターの歴史(2017年8月16日)

ブログ14p ブログ15p

ブログ16p ブログ17p

若雄牛の調教(2017年5月15日)

ブログ12p ブログ13p​

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